ロードコースは一般的に『サーキット』と呼ばれます。四輪や二輪のモータースポーツを開催するために世界各地に数多く存在します。
日本を代表するサーキットとしては、『鈴鹿サーキット』や『富士スピードウェイ』が有名です。
ロードコースの特徴
ロードコースは様々な形状のコーナーとストレートを組み合わせて構成されています。コースの幅もサーキットによって異なります。
地形や高低差を活用したレイアウトを特徴としたサーキットもあります。そのため、サーキットのレイアウトは固有のもので他に同じレイアウトをしたサーキットは存在しません。
F1日本グランプリを開催している鈴鹿サーキットのような本格的で大規模なサーキットから、スポーツ走行をメインとした小さなサーキットまで、様々な規模のサーキットが存在します。
サーキットは公道ではないため、運転免許を保有する必要は無く、制限速度もありません。ただし、サーキットが発効するライセンスを取得したり、定められた走行ルールを遵守して走行をする必要があります。
サーキットで定められている走行ルールは参加者が安全に走行するために、自動車で公道を走行するときのルールよりも厳しくなっているのが一般的です。
また、レースに参戦するには、日本自動車連盟『JAF』が発効するドライバーライセンスと共に有効な普通自動車免許が必要になり、各レースごとに定められたルールを守る必要があります。
サーキットの公認
日本自動車連盟『JAF』や国際自動車連盟『FIA』が公認するレースを開催するためには、サーキットもJAFやFIAの審査を受け、公認を取得する必要があります。
JAFの公認が無いサーキットでレースを開催することが認められていません。
日本にはJAFが公認している15箇所のサーキットが存在します。特に、日本を代表するサーキットと言えば、SUPER GTやスーパーフォーミュラを開催している『鈴鹿サーキット』、『富士スピードウェイ』、『スポーツランドSUGO』、『ツインリンクもてぎ』、『岡山国際サーキット』、『オートポリス』の6サーキットと言えます。
グレード1
F1を開催するためにはFIAが定める『グレード1』という公認を取得する必要があります。
ガードレールの設置方法や開口部の形状、タイヤバリアの配置などの安全性を担保するための設備および、ピットやコントロールタワーの設備など、認証に必要な厳しい条件を満足する必要があります。
日本でグレード1を取得しているサーキットは過去にF1を開催したことがある『鈴鹿サーキット』と『富士スピードウェイ』の2箇所だけです。