2024年 F1 第22戦 ラスベガスGP 開催概要

 

エルマノス ロドリゲス サーキット

 

サーキット データ

コース全長 4.304km

 

コースレコード 1’17.774

バルテリ ボッタス
メルセデス
(2021年)

 

 

エルマノス ロドリゲス サーキット
コースレイアウト

 

 

エルマノス ロドリゲス サーキットの特徴

エルマノス ロドリゲス サーキットはメキシコの中心都市であるメキシコシティに位置し、F1メキシコグランプリの開催地となっています。

サーキットの名称はF1創成期に活躍したメキシコ人レーサーの『ロドリゲス兄弟』をスペイン語に訳した『エルマノス ロドリゲス』に由来します。

1965年のF1メキシコグランプリではホンダがF1初勝利を挙げました。ホンダと共にタイヤサプライヤーのグッドイヤーにとってもF1初勝利となりました。

エルマノス ロドリゲス サーキットは標高が約2300mの高地にあることから、F1マシンにとって通常のサーキットと環境が大きく異なります。

空気が薄いため、空気抵抗が小さくなります。そのため、ストレートスピードが伸び、約1kmのメインストレートでは、最高速度は360km/hに達します。

ただし、ダウンフォースの量が減少するため、他のサーキットと比較してマシンのグリップが落ちることから、コーナリングが難しいサーキットとなります。

パワーユニットにとっては、空気が薄いため、エンジンに流入する空気の量が減少します。そのため、より多くの空気をパワーユニットに取り入れ、高出力を引き出すために、ターボチャージャーやMGU-Hの性能が重要となります。

エルマノス ロドリゲス サーキットでのF1メキシコグランプリの開催は1992年の開催をもって一旦休止していましたが、2015年にメキシコグランプリ復活に向けてサーキットの改修が行われました。

サーキットの改修には数多くの近代的なサーキットの建設や改修を手掛けたヘルマン・ティルケ氏が担当しました。

2015年の改修では、野球場のスタンドを再利用したインフィールドセクションが追加されました。このセクションは『スタジアムセクション』と呼ばれ、エルマノス ロドリゲス サーキットの特徴となっています。

2015年にF1メキシコグランプリが復活し、アメリカグランプリと共に北米でのF1開催に重要なサーキットとなっています。

 

 

F1 メキシコ グランプリ
歴代ウィナー

開催年 ドライバー チーム タイム
2022 マックス フェルスタッペン レッドブル 1:38’36.729
2021 マックス フェルスタッペン レッドブル ホンダ 1:38’39.086
2019 ルイス ハミルトン メルセデス 1:36’48.904
2018 マックス フェルスタッペン レッドブル タグホイヤー 1:38’28.851
2017 マックス フェルスタッペン レッドブル タグホイヤー 1:36’26.552
2016 ルイス ハミルトン メルセデス 1:40’31.402
2015 ニコ ロズベルグ メルセデス 1:42’35.038
1992 ナイジェル マンセル ウイリアムズ ルノー 1:31’53.587
1991 リカルド パトレーゼ ウイリアムズ ルノー 1:29’52.205
1990 アラン プロスト フェラーリ 1:32’35.783
1989 アイルトン セナ マクラーレン ホンダ 1:35’21.431
1988 アラン プロスト マクラーレン ホンダ 1:30’15.737
1987 ナイジェル マンセル ウイリアムズ ホンダ 1:26’24.207
1986 ゲルハルト ベルガー ベネトン BMW 1:33’18.700
1970 ジャッキー イクス フェラーリ 1:53’28.360
1969 デニス ハルム マクラーレン フォード 1:54’08.800
1968 グラハム ヒル ロータス フォード 1:56’43.950
1967 ジム クラーク ロータス フォード 1:59’28.700
1966 ジョン サーティース クーパー マセラティ 2:06’35.340
1965 リッチー ギンサー ホンダ 2:08’32.100
1964 ダン ガーニー ブラバム クライマックス 2:09’50.320
1963 ジム クラーク ロータス クライマックス 2:09’52.100

 

 

F1 メキシコ グランプリ
歴代ポールポジション

開催年 ドライバー チーム タイム
2022 マックス フェルスタッペン レッドブル 1’17.775
2021 バルテリ ボッタス メルセデス 1’15.875
2019 マックス フェルスタッペン レッドブル ホンダ 1’14.758
2018 ダニエル リカルド レッドブル タグホイヤー 1’14.759
2017 セバスチャン ベッテル フェラーリ 1’16.488
2016 ルイス ハミルトン メルセデス 1’18.704
2015 ニコ ロズベルグ メルセデス 1’19.480
1992 ナイジェル マンセル ウイリアムズ ルノー 1’16.346
1991 リカルド パトレーゼ ウイリアムズ ルノー 1’16.696
1990 ゲルハルト ベルガー マクラーレン ホンダ 1’17.227
1989 アイルトン セナ マクラーレン ホンダ 1’17.876
1988 アイルトン セナ マクラーレン ホンダ 1’17.468
1987 ナイジェル マンセル ウイリアムズ ホンダ 1’18.383
1986 アイルトン セナ ロータス ルノー 1’16.990
1970 クレイ レガッツォーニ フェラーリ 1’41.860
1969 ジャック ブラバム ブラバム クライマックス 1’42.900
1968 ジョー シフェール ロータス フォード 1’45.220
1967 ジム クラーク ロータス フォード 1’47.560
1966 ジョン サーティース クーパー マセラティ 1’53.180
1965 ジム クラーク ロータス クライマックス 1’56.170
1964 ジム クラーク ロータス クライマックス 1’57.240
1963 ジム クラーク ロータス クライマックス 1’58.800

 

 

MAP

 

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