2024年 F1 第8戦 モナコGP 開催概要

 

FIA Formula 3 Championship

2023年

 

FIA Formula 3 Championshipとは

FIA Formula 3 ChampionshipはF1ドライバーになるためには参戦必須となっているFIA Formula 2 Championshipへの登竜門となるシリーズです。各地域のFIA Formula 4 Championshipやジュニアフォーミュラレースシリーズのチャンピオンや上位ドライバーが参戦します。

Formula 1がF1と呼ばれるようにFormula 3もF3と呼ばれます。

FIA F3 Championshipは世界中の若手ドライバーが数多く参戦し、F1がヨーロッパなどで開催される時には、FIA F2 Championshipと共にサポートレースとして併催されています。

 

出典:fiaformula3.com

 

2019年以前は日本を含む世界の各地域でF3選手権が開催されていました。また、FIA F2 Championshipの前身であるGP2シリーズの下位カテゴリーとして2010年から2018年まで『GP3シリーズ』が開催されていました。

FIAがF1を頂点としたフォーミュラカーシリーズの再編を行うため、GP3シリーズはFIA F3 Championshipとして2019年に新たにスタートしました。FIA F3 ChampionshipはFIA F2 Championshipの下位カテゴリーに位置付けられ、それまでに開催されていた各地域のF3選手権は2019年をもって終了することになりました。

各地域で開催されていたF3選手権はフォーミュラリージョナルとしてFIA F3 Championshipと各地域で開催されているFIA F4 Championshipの間に位置付けられるカテゴリーとして残っています。日本で開催されていた全日本F3選手権は『全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権』へ引き継がれています。

 

 

FIA Formula 3 Championship
ロゴマーク

 

©FIA Formula 3 Championship

 

マシンは『ダラーラ F3 2019』のワンメイク

FIA F3 Championshipで使用されるマシンはイタリアのレーシングカーコンストラクターであるダラーラがFIA F3 Championshipのために専用開発した『ダラーラ F3 2019』が採用されています。

エンジンはメカクローム製の3.4L V6 自然吸気エンジンで全車イコールコンディションのワンメイクレースとなっています。

タイヤはF1と同様に『ピレリ』が供給します。

 

ダラーラ F3 2019

2019年にそれまでのGP3からFIA F3 Championshipへ変わるとともに、マシンもGP3で採用されていた『ダラーラ GP3/16』から『ダラーラ F3 2019』へ変更されました。

ダラーラ F3 2019はダラーラ GP3/16をベースにフロントサスペンション周りに修正が加えられ、HALOを装備するなど、安全性が向上しています。

F1と同様にレース中のオーバーテイクのチャンスを増加させるため、DRS(Drag Reduction Systems)が採用されています。

車両名称 ダラーラ F3 2019
モノコック ダラーラ製 カーボンモノコック
トランスミッション ヒューランド製 6速 縦型シーケンシャル ギアボックス
電装系 マレリ製 電気/油圧式パドルシフト
ECU-GCUデータロガー
高速データ収集システム (テレメトリー非装備)

 

 

メカクローム 3.4L V6 自然吸気エンジン

ダラーラ F3 2019にはメカクローム製の3.4L V6 自然吸気(NA)エンジンが搭載されます。エンジンの最大出力は380馬力(@8,000rpm)に達します。このエンジンはGP3シリーズでも採用されていましたが、引き続きFIA F3 Championshipでも継続して採用されています。

 

パフォーマンス
(ダラーラ F3 2019との組み合わせ)

0-100 km/h 加速 3.0秒
最高速度 300 km/h
最大ブレーキ制動力 -1.9 G
最大 横G ±2.6 G

 

 

FIA Formula 3 Championship
2023年ドライバーラインナップ

No. ドライバー チーム
1 ポール アロン プレマ レーシング
2 ディーノ ベガノヴィッチ
3 ザック オーサリバン
4 レオナルド フォルナロリ トライデント
5 ガブリエル ボルトレト
6 オリバー ゲーテ
7 ケイレン フレデリック ART グランプリ
8 グレゴワール ソーシー
9 ニコラ ツォロフ
10 フランコ コラピント MP モータースポーツ
11 マリ ボヤ
12 ジョニー エドガー
14 セバスチャン モントーヤ ハイテック パルス-エイト
15 ガブリエレ ミニ
16 ルーク ブラウニング
17 カイオ コレット ファン アメルスフォールト レーシング
18 ラファエル ヴィラゴメス
19 トミー スミス
20 オリバー グレイ ローディン カーリン
21 ハンター イェーニー
22 アイド コーエン
23 ジョゼップ マリア マルティ カンポス レーシング
24 クリスチャン マンセル
25 ヒュー バーター
26 ニキータ ベドリン イエンツァー モータースポーツ
27 テイラー バーナード
28 アレハンドロ ガルシア
29 ソフィア フローシュ PHM レーシング バイ チャロウズ
30 ロベルト ファリア
31 ピョートル ウィスニッキ

 

 

FIA Formula 3 Championship
2023年 開催スケジュール

FIA F3 Championshipはこれまでのシーズンと同様にF1のサポートレースとして、1大会2レースのフォーマットで開催されます。

FIA F3は主にヨーロッパで開催されますが、2023年シーズンは初めてオーストラリア・メルボルンでの開催されます。

 

ラウンド 日程 開催地
第1戦 3/31〜4/2 オーストラリア
第2戦 5/19〜5/21 エミリア・ロマーニャ
第3戦 5/25〜5/28 モナコ
第4戦 6/2~6/4 スペイン
第5戦 6/30〜7/2 オーストリア
第6戦 7/7~7/9 イギリス
第7戦 7/21~7/23 ハンガリー
第8戦 7/28~7/30 ベルギー
第9戦 9/1~9/3 イタリア

 

【参考】2022年 開催スケジュール

ラウンド 日程 開催地
第1戦 3/18〜3/20 バーレーン
第2戦 4/22〜4/24 エミリア・ロマーニャ
第3戦 5/20〜5/22 スペイン
第4戦 7/1〜7/3 イギリス
第5戦 7/8〜7/10 オーストリア
第6戦 7/29~7/31 ハンガリー
第7戦 8/26~8/28 ベルギー
第8戦 9/2~9/4 オランダ
第9戦 9/9~9/11 イタリア

 

 

ライセンス

FIA F3 Championshipへ参戦するにはFIAが発行する国際Aもしくは国際Bライセンスを保有している必要があります。

 

スーパーライセンスポイント

FIA F3 Championshipのシリーズ10位までのドライバーには、F1ドライバーになるために必要なスーパーライセンスポイントが与えられます。過去3年においてスーパーライセンスポイントを40ポイント以上を獲得することでスーパーライセンスを取得できる資格が与えられます。

 

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
30 25 20 15 12 9 7 5 3 2

 

 

 

走行セッション

FIA F3 Championshipでは金曜日の午前に『フリー走行』、午後に『公式予選』が開催されます。

土曜日は『スプリントレース』、日曜日は『フューチャーレース』と呼ばれるレースが開催される1大会2レースのフォーマットとなっています。

 

金曜日 午前
フリー走行
( 45分 )

 

金曜日 午後
公式予選
( 30分 )

 

土曜日
スプリントレース
( 40分 + 1周 )

 

日曜日
フューチャーレース
( 45分 + 1周 )

 

 

フリー走行

FIA F3 Championshipでは公式予選の前に45分間のフリー走行(Practice Session)が開催されます。

F1と併催されない場合はフリー走行や公式予選のスケジュールを変更できることが認められています。

 

 

公式予選

FIA F3 Championshipの公式予選は金曜日のフリー走行の後に開催されます。30分間の走行時間の間にタイムアタックを行い、タイムが速いドライバーの順に順位が決定されます。

公式予選の順位に基づき、土曜日に開催されるスプリントレースと日曜日に開催されるフューチャーレースのスターティンググリッドが決定されます。

また、ポールポジションを獲得したドライバーにはシリーズポイントが2ポイント与えられます。

ポールポジションドライバーのタイムの107%が公式予選通過基準タイムとなります。

 

モナコでは2グループで開催

モナコでは公式予選はAグループとBグループの2グループに分けて開催されます。カーナンバーが奇数か偶数かでグループが分けられ、どちらのグループに属するのかは車検日に抽選によって決定されます。

各グループの走行時間は16分間と定められており、Aグループが前半の16分間、Bグループが後半の16分間で走行します。

全体を通して最も速いタイムを記録したドライバーがポールポジションとなります。2番手グリッドはポールポジションを獲得したドライバーのいないグループのトップタイムを記録したドライバーとなり、3番手グリッドはポールポジションを獲得したドライバーのいるグループの2番手タイムを記録したドライバーといったように決定されます。

 

 

スプリントレース

FIA F3 Championshipでは決勝レースは『スプリントレース』と『フューチャーレース』の2回開催されます。

スプリントレースは土曜日に開催され、レースの周回数は開催前に発表されます。

スプリントレースの最大時間は40分間+1周と定められているため、それまでに完了した周回数に関わらず、レース時間が40分を経過した次の周がファイナルラップ(最終週)となります。

スプリントレースで上位10位のドライバーにポイントが与えられます。

 

リバースグリッドによりグリッド順を決定

スプリントレースのグリッド順は公式予選の順位に応じて決定します。公式予選で上位12位のドライバーのグリッドはリバースグリッドとなります。

公式予選で1位だったドライバーはレース1では12位スタートとなり、2位だったドライバーは11位スタートとなります。公式予選で13位以下だったドライバーはレース1ではその順位でのスタートとなります。

 

公式予選の順位 レース1のグリッド
1位 12位
2位 11位
3位 10位
4位 9位
5位 8位
6位 7位
7位 6位
8位 5位
9位 4位
10位 3位
11位 2位
12位 1位
13位 13位
14位 14位

 

 

フューチャーレース

FIA F3 Championshipのフューチャーレースは日曜日に開催され、レースの周回数は開催前に発表されます。

フューチャーレースの最大時間は45分間+1周と定められているため、それまでに完了した周回数に関わらず、レース時間が45分を経過した次の周がファイナルラップ(最終週)となります。

フューチャーレースのスターティンググリッドは公式予選の順位に基づき決定されます。スプリントレースと異なり、リバースグリッドは採用されません。

フューチャーレースで上位10位のドライバーにポイントが与えられます。

 

 

セーフティカー / バーチャルセーフティカー(VSC)

FIA F3 Championshipではレース中、コース上に危険な状況が発生した場合は、『セーフティカー (SC)』や『バーチャル・セーフティカー (VSC)』が導入されます。

セーフティカーの運用ルールは基本的に国際モータースポーツ競技規則付則H項に準拠します。また、バーチャル・セーフティカーの運用ルールはF1での運用ルールを踏襲します。

 

 

 

タイヤ

FIA F3 ChampionshipのタイヤはF1と同様にピレリのワンメイクです。

 

 

FIA F3 Championshipでは週末を通して使用できるタイヤはドライタイヤ4セットと2セットのウェットタイヤと定められています。

4セットのドライタイヤのうち、3セットは新品のタイヤが供給されますが、1セットは前回のレースイベントやテストから持ち越して使用する場合があります。

この持ち越されたドライタイヤは公式予選の開始までにタイヤサプライヤーへ返却する必要があります。

 

 

ポイント

FIA F3 Championshipではスプリントレースとフューチャーレースの2回のレースが開催されますが、順位に応じて与えられるポイントはスプリントレースとフューチャーレースで異なります。フューチャーレースで与えられるポイントはスプリントレースで与えられるポイントよりも多く設定されています。

また、ポールポジションを獲得したドライバー、それぞれのレースでファステストラップを記録したドライバーにもポイントが与えられます。

シーズンを通して最も多いポイントを獲得したドライバーがシリーズチャンピオンとなります。

 

スプリントレース

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
10 9 8 7 6 4 3 2

 

フューチャーレース

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
25 18 15 12 10 8 6 4 2 1

 

ポールポジションに2ポイント

FIA F3 Championshipでは公式予選でポールポジションを獲得したドライバーに2ポイントが与えられます。

 

ファステストラップドライバーに1ポイント

FIA F3 Championshipではスプリントレースとフューチャーレースのそれぞれのレースでファステストラップを記録したドライバーに1ポイントが与えられます。

ファステストラップでポイントを獲得するには、レース距離の50%以上を走行し、レースを10位以内で完走する必要があります。

ポールポジションを獲得し、スプリントレースとフューチャーレースのそれぞれでファステストラップを記録して優勝した場合、39ポイントを獲得することができます。

 

 

レースが途中で中止・終了となった場合

悪天候のためレースをスタートすることができなかったり、レースの途中でレッドフラッグが振られてレースが中断となり、再開されることなくレースが終了となる場合もあります。

このように、レースが規定の周回数を終える前に終了した場合、ドライバーやチームに与えられるポイントが通常と異なる場合があります。

2022年シーズンから、F1と同様にレースが途中で中止となった場合に与えられるポイントが変更となりました。

 

先頭車両が2周回を完了する前に中止・終了となった場合

レースは成立したと認められず、ポイントは与えられません。

 

SC、VSCの介入無しで先頭車両が2周回を完了する前に中止・終了となった場合

セーフティカー(SC)やバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入され、セーフティカーやバーチャル・セーフティカーが介入されていない状態で先頭車両が2周回を完了していない場合は、レースは成立したと認められず、ポイントは与えられません。

 

先頭車両が2周回を完了し、レース距離の25%未満で中止・終了となった場合

レースは成立したと認められますが、与えられるポイントは以下のとおりになります。

 

スプリントレース

1位 2位 3位
3 2 1

 

フューチャーレース

1位 2位 3位 4位 5位
6 4 3 2 1

 

先頭車両がレース距離の25%を完了したが、レース距離の50%未満で中止・終了となった場合

レースは成立したと認められますが、与えられるポイントは以下のとおりになります。

 

スプリントレース

1位 2位 3位 4位 5位
5 4 3 2 1

 

フューチャーレース

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位
13 10 8 6 5 4 3 2 1

 

先頭車両がレース距離の50%を完了したが、レース距離の75%未満で中止・終了となった場合

レースは成立したと認められますが、与えられるポイントは以下のとおりになります。

 

スプリントレース

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位
8 7 6 5 4 3 2 1

 

フューチャーレース

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
19 14 12 10 8 6 4 3 2 1

 

先頭車両がレース距離の75%以上を完了した後で中止・終了となった場合

レースは成立したと認められ、通常のポイントが与えられます。

 

 

歴代チャンピオン

シリーズ ドライバー チーム
2019 ロバート シュワルツマン プレマ レーシング
2020 オスカー ピアストリ プレマ レーシング
2021 デニス ハウガー プレマ レーシング
2022 ビクター マーティンズ ART グランプリ

 

 

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