オートポリスは1990年に設立された九州唯一の本格的なサーキットで阿蘇山の北西にある大分県日田市上津江町に位置します。
開業当初は国内のモータースポーツブームにより、F1の開催を計画していましたが、バブル景気の崩壊により実現には至りませんでした。
2005年にオートポリスは川崎重工業に買収され、二輪車のテストコースとして使用されると共に、以前と同様にモータースポーツイベントを開催してきました。
四輪ではSUPER GTやスーパーフォーミュラ、二輪では全日本ロードレースを開催するなど、日本の主要なサーキットのひとつとなっています。
オートポリスの特徴
SUPER GTやスーパーフォーミュラのような国内の主要レースを開催しているサーキットにおいて、オートポリスは唯一、ピットロードの進行方向に対して左側にピットが位置しています。そのため、レース中に給油を行うシリーズにおいては給油リッドの位置が通常と異なります。
オートポリス開業当初の1991年には『スポーツカー世界選手権 SWC イン オートポリス』を開催し、グループCカーによるレースが行われました。
オートポリスは阿蘇山の北側に位置し標高も高いことから、天候が変わりやすく濃霧が発生することもあります。そのため、2018年のスーパーフォーミュラが雨のため中止になるなど、天候の影響を受けやすいサーキットでもあります。
熊本地震の被災
2016年4月に発生した熊本地震ではオートポリスも被災しました。サーキットの路面に多数の亀裂やうねりが発生し、ピットビルも壁面の一部が崩落するなどの被害が発生しました。
オートポリスでの開催を予定していたSUPER GTやスーパーフォーミュラは開催中止となってしまいましたが、ロードコースの路面張り替えやピットビルの修復が行われ、2016年10月に復旧し営業が再開されました。
オートポリスのコースレイアウト
コース全長
4.674km (JAF/MFJ公認)
コースレコード
1分24秒140
野尻 智紀
SUPER FORMULA (2020年)
過去のレース結果
AUTOBACS SUPER GT SERIES
全日本スーパーフォーミュラ選手権
スーパー耐久シリーズ
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP
FIA F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP
オートポリスの所在地
〒877-0312 大分県日田市上津江町上野田1112−8
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