2024年 F1 第6戦 マイアミGP 開催概要

 

2023年 スーパー耐久レギュレーションの主な変更内容

2023年

 

スーパー耐久の2022年シーズンからのスポーティングレギュレーションの主な変更点を紹介します。

2023年シーズンのスーパー耐久のスポーティングレギュレーションでは、ジェントルマンドライバーに代わるAドライバー登録規定の運用や各クラスの車両規定の小変更、ウエイトハンデの積載方法の変更など、小さな変更が加えられています。

 

 

Aドライバー登録規定

2023年シーズンから『プラチナドライバー』、『ジェントルマンドライバー』、『エキスパートドライバー』の分類が撤廃され、代わりにAドライバー登録規定が定められました。

Aドライバーに登録できるドライバーは、満60歳以上のドライバー、もしくは満40歳以上のアマチュアドライバーに限られます。これらに該当しないドライバーであっても、STO、STELに認められればAドライバーとして登録することができますが、何らかのハンディキャップが課せられることが条件となっています。

ST-Qクラスにおいては、Aドライバー登録規定が適用されません。

 

満60歳以上のすべてのドライバー

参加する前年の12月31日の時点で満60歳以上のすべてのドライバーはAドライバーとして登録することができます。

 

満40歳以上のSTO、STELが認めたアマチュアドライバー

参加する前年の12月31日の時点で満40歳以上のSTO『スーパー耐久機構』、STEL『スーパー耐久 エントラント リーグ』が認めたアマチュアドライバーであれば、Aドライバーとして登録することができます。

 

上記以外のドライバー

上記の条件に該当しないドライバーであっても、STO、STELが認めたドライバーであれば、Aドライバーとして登録することができます。

ただし、登録が認められる場合には、レース中にピットストップ等の何らかのハンディキャップが課せられることが条件となっています。

 

 

Aドライバーに関するルール

Aドライバーだけが守らなければならない以下のようなルールが定められました。B・C・Dドライバーについてはこれらのルールは適用されません。

 

  • AドライバーはTBN(未定)の登録は認められません。
  • Aドライバーは公式予選と決勝への出走が義務付けられます。
  • Aドライバーは決勝で最低義務周回数(時間)が定められます

 

 

 

ST-2クラス、ST-3クラス、ST-4クラス、ST-5クラスの車両規定の小変更

2023年シーズンのレギュレーション変更においてST-2クラス、ST-3クラス、ST-4クラス、ST-5クラスのエンジン排気量の条件に微修正が加えられました。

 

ST-2クラス
2022年シーズン
2401cc〜3500ccまでの後輪駆動車両

2023年シーズン
2400cc〜3500ccまでの後輪駆動車両

 

ST-3クラス
2022年シーズン
2401cc〜3500ccまでの4輪駆動車両、及び前輪駆動車両

2023年シーズン
2400cc〜3500ccまでの4輪駆動車両、及び前輪駆動車両

 

ST-4クラス
2022年シーズン
1500cc〜2400ccまでの2輪駆動車両

2023年シーズン
1500cc〜2500ccまでの車両

 

ST-5クラス
2022年シーズン
1500cc以下の車両

2023年シーズン
1500cc未満の車両

 

 

 

フルコースイエロー(FCY)の運用手順の変更

スーパー耐久やSUPER GTではFCYの導入手順として、これまで、最初にすべてのオブザベーションポストで『FCYボード』が提示され、コース全域で追い越し禁止となり、その後、『イエローフラッグの振動』が追加され、コース全域で速度制限となる運用が行われていました。

2023年シーズンからSUPER GTでは、FCYボードとイエローフラッグの提示手順が逆となる運用を行うことを明らかにしています。スーパー耐久においても、スポーティングレギュレーションには記載されていませんが、2023年シーズンのSUPER GT同様の変更が行われ、2023年第1戦鈴鹿サーキット大会から運用されています。

FCY導入が決定すると、最初にすべてのオブザベーションポストで『イエローフラッグの振動』が行われ、コース全域で追い越し禁止となります、その後、『FCYボード』が追加され、コース全域で速度制限となります。

 

①イエローフラッグの提示
(追い越し禁止)

②FCYボード + イエローフラッグ
(制限速度50km/h + 追い越し禁止)

 

 

 

ウエイトハンデのルールが変更

2023年のスーパー耐久では、各レースにおける1位、2位、3位の車両に対して、次戦から下記の表に従ったウエイトを積載しなければならず、レースごとに加算されていきます。

ウエイトハンデは最大積載量が設定されていますが、第6戦まで継続して積載しなければなりません。
第7戦(最終戦)ではウエイトハンデが2/3になります。

 

当初のレース距離が3時間、または、300km以上の競技会

クラス 1位 2位 3位
ST-X、ST-1 25 kg 20 kg 15 kg
ST-Z 20 kg 15 kg 10 kg
ST-TCR、ST-2、ST-3 20 kg 15 kg 10 kg
ST-4 15 kg 10 kg 5 kg
ST-5 15 kg 10 kg 0 kg

 

当初のレース距離が5時間、または、700km以上の競技会

クラス 1位 2位 3位
ST-X、ST-1 30 kg 20 kg 15 kg
ST-Z 25 kg 20 kg 15 kg
ST-TCR、ST-2、ST-3 25 kg 20 kg 15 kg
ST-4 20 kg 15 kg 10 kg
ST-5 15 kg 10 kg 5 kg

 

当初のレース距離が12時間、または、1400km以上の競技会

クラス 1位 2位 3位
ST-X、ST-1 40 kg 30 kg 25 kg
ST-Z 35 kg 25 kg 20 kg
ST-TCR、ST-2、ST-3 35 kg 25 kg 20 kg
ST-4 25 kg 20 kg 10 kg
ST-5 20 kg 15 kg 10 kg

 

 

 

最終戦で与えられるポイントは1.5倍

2023年シーズンから、シリーズ最終戦において与えられるポイントが1.2倍、もしくは1.5倍となることになりました。

2023年シーズンのスーパー耐久は最終戦が4時間レースで開催されるため、最終戦(第7戦)に与えられるポイントは通常ポイントの1.5倍になります。

 

最終戦のレース距離が5時間または700km未満の場合

通常ポイントの1.5倍のポイントが与えられます。

 

最終戦のレース距離が5時間または700km以上の場合

通常ポイントの1.2倍のポイントが与えられます。

 

2023年シーズン最終戦(4時間レース)の場合

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
30 22.5 18 15 12 9 6 4.5 3 1.5

 

 

 

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