2022年 SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ レース結果

 

2022年 F1の『レーススタート』の手順

2022年

 

F1では決勝の開始時刻になると、レーススタートに先駆けてフォーメーションラップが行われます。その後、すべての車両がグリッドに着き、シグナルの合図でスタンディングスタート方式によってレースがスタートします。

F1を観戦したことがある方は、レースのスタート手順をおおよそ理解していると思います。本記事では、F1におけるレコノサンスラップからレーススタートまでの手順を解説します。

 

 

レーススタートに向けてのタイムスケジュール

モータースポーツでは、決勝のスタート時間とは『フォーメーションラップの開始時間』のことを指します。

そのため、F1においてもフォーメーションラップの開始時間を起点として以下のタイムスケジュールでスタート進行が行われます。

 

フォーメーションラップ
開始
内容
40分前 レコノサンスラップ開始
(ピットロード出口オープン)
グリッド上のチームスタッフは42名まで
32分前 警告音
(ピットロード出口閉鎖2分前)
30分前 レコノサンスラップ終了
(ピットロード出口クローズ)
10分前 ドライバー、競技役員、チームスタッフ以外は
全員グリッドから退去
5分前 全ての車両はタイヤの装着を完了
3分前 グリッド上のチームスタッフは16名まで
1分前 エンジン始動
チームスタッフは全員グリッドから退去開始
15秒前 チームスタッフは全員グリッドから退去完了
この後グリーンライトが点灯されフォーメーションラップ開始

 

 

スターティンググリッド

レコノサンスラップに先立ち、レースのスタート順となるスターティンググリッドが発表されます。スターティンググリッドはフォーメーションラップ開始の4時間前までに発表されます。

スターティンググリッドは基本的に公式予選の結果に基づいて決定します。ただし、グリッド降格のペナルティを考慮する必要があるため、必ずしも公式予選の結果順にレースがスタートするとは限りません。

グリッド降格のペナルティとは、公式予選中のフラッグ無視や妨害行為などを行ったドライバーに対して科せられる場合があります。また、前戦のレース中の接触などの違反行為に対して、グリッド降格のペナルティが科せられる場合もあります。

また、レギュレーションで定められた数を超えてパワーユニットやギアボックスを交換する場合にもグリッド降格のペナルティが科せられます。

これらのグリッド降格のペナルティが反映され、最終的にスターティンググリッドが決定します。

 

 

レコノサンスラップ

フォーメーションラップ開始時刻の40分前になると、ピットロード出口のシグナルが赤から緑に変わり、コースオープンとなります。各車両は自身のピットからコースインし、コースを1周走行した後にメインストレートにある自身のグリッドに着きます。

F1では、このピットからコースインをしてグリッドに着く周回を『レコノサンスラップ』と呼びます。

レコノサンスラップではコースインした後もすぐにグリッドに着く必要はありません。コースを1周した後にピットインすることが認められています。レコノサンスラップの時間内であれば何周も走行することができます。

ピットロード出口がオープンとなった時点から各チームのクルーは42名までグリッドへ入ることが認められます。

レコノサンスラップが始まってから8分が経過した時点で警告音が鳴ることになっています。これは、ピットロード出口がクローズとなる2分前であることを意味しています。

フォーメーションラップ開始時刻の30分前になるとピットロード出口のシグナルが赤に変わり、コースインすることができなくなります。時間内にコースインできなかった車両はピットスタートとなります。

 

 

ピットスタート

レコノサンスラップの間にコースインできなかった車両はピットスタートとなります。ピットスタートの車両はフォーメーションラップに参加することができません。

フォーメーションラップが終わり、シグナルの合図によってレースがスタートします。スタートした車両がピットロード出口付近を通過した後、ピットロード出口のシグナルが緑に変わります。この時点から、ピットスタートの車両はレースに加わることができます。

 

 

スタート進行

レコノサンスラップが終わり、すべての車両がグリッドに着きます。その後、フォーメーションラップに向けて、カウントダウンが行われます。

グリッド上では、チームのメカニックやエンジニアがマシンの最終チェックを行います。フォーメーションラップの開始前にはセレモニーとして開催国の国歌斉唱が行われることになっています。

 

フォーメーションラップ開始 10分前
(関係者以外はグリッドから退去)

フォーメーションラップ開始時刻の10分前になると、ドライバー、競技役員、チームの技術スタッフを除いた全員がグリッドから退去しなければなりません。

 

フォーメーションラップ開始 5分前
(タイヤ装着完了)

フォーメーションラップ開始時刻の5分前までに各車両はタイヤを装着しなければなりません。タイヤウォーマーも取り外す必要があります。

フォーメーションラップ開始時刻の5分前を過ぎてからタイヤを装着した場合はペナルティが科せられます。

2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGPではアストンマーティンのセバスチャン・ベッテル選手の車両のリアタイヤがフォーメーションラップ開始5分前までに装着されていなかったとして、ベッテル選手に対して、10秒間のストップ&ゴー・タイムペナルティが科せられました。

 

フォーメーションラップ開始 3分前
(チームスタッフは16名まで)

フォーメーションラップ開始時刻の3分前になるとグリッド上のチームスタッフは16名以下に制限されます。

 

フォーメーションラップ開始 1分前
(エンジン始動)

フォーメーションラップ開始時刻の1分前になるとすべての車両はエンジンを始動し、チームスタッフはグリッド上から退去を開始します。

 

フォーメーションラップ開始 15秒前
(チームクルーは退去完了)

チームスタッフの退去はフォーメーションラップ開始時刻の15秒前までに完了しなければなりません。

15秒前の合図のあと、グリーンシグナルが点灯してフォーメーションラップを開始します。

 

出典:youtube.com

 

 

フォーメーションラップ開始直前で雨が降り出した場合

フォーメーションラップ開始時刻の5分前を過ぎてから雨が降り始め、レースディレクターがタイヤ交換を行う機会を与えるべきだと判断すると、スタート手順が10分前からやり直される場合があります。

 

 

フォーメーションラップ

フォーメーションラップに向けてのカウントダウンがゼロになり、グリッド前方にあるスタートシグナルにグリーンライトが点灯したら先頭の車両からフォーメーションラップを開始します。

フォーメーションラップではタイヤやブレーキを温めたり、マシンの最終チェックを行います。

フォーメーションラップ中は他のマシンを追い越すことが禁止されています。ただし、トラブルなどによってスピードを出すことができずにスロー走行しているマシンを追い越すことは認められています。

フォーメーションラップ中は、前後の間隔が開きすぎないように走行し、コースを1周走行した後、すべての車両は自身のグリッドに停止します。

グリッドに正しく停止したかどうかはグリッドマーシャルによってチェックされます。すべての車両が正しくグリッドに停止すると、グリッド後方でグリーンフラッグが振られます。

 

フォーメーションラップをスタートできない場合

フォーメーションラップ開始となった後、エンジンストールや車両のトラブルなどによりフォーメーションラップをスタートできなかった場合はマーシャルによってピットレーンに押し戻されます。

その後、走行が可能であればピットロードからのピットスタートによってレースへ出走することが認められます。

 

フォーメーションラップ中に順位を保つことができない場合

フォーメーションラップ中、スピンをしてしまったりマシントラブルなどによって、グリッドの順位を保つことができなかった場合、遅れてしまったドライバーは他のマシンを追い越して元の位置に戻ることができます。

ただし、ピットロード入口付近に位置する第1セーフティカーラインに到達するまでに元のグリッド位置に戻ることができなければ、ピットインしてピットロードからのピットスタートとなります。

 

出典:youtube.com

 

スタンディングスタート

F1のレースはスタンディングスタート方式でスタートします。シグナルはシリーズを通して共通の5ユニット式のシグナルで行われます。

 

 

1秒ごとに1つずつレッドシグナルが点灯し、5つのレッドシグナルがすべて点灯した後、全てのレッドシグナルが同時に消灯され、レースがスタートします。

全てのレッドシグナルが点灯してからレーススタートとなる消灯までの時間は0.2秒から3.0秒と定められており、レーススターターのタイミングで変化します。

レッドシグナルが消灯する前に動いた車両はジャンプスタートと判断され、ペナルティが科せられます。

 

出典:youtube.com

 

 

エクストラフォーメーションラップ

フォーメーションラップでコースを1周走行し、グリッドに戻ってきた後、エンジンストールやトラブルなどによってスタートできなくなったマシンが発生した場合、ドライバーは手を振るなどの合図により、グリッドマーシャルに知らせます。

グリッドマーシャルはイエローフラッグを振ることによってレーススターターに異常を知らせます。レースディレクターがスタートの中止を決定すると、イエローのシグナルが点滅します。

その後、レースディレクターがエクストラフォーメーションラップによって、スタートをやり直すことを決定すると、グリーンのライトが点灯し、『EXTRA FORMATION LAP』のボードが提示されます。

エクストラフォーメーションラップとなった場合はすぐにフォーメーションラップがやり直しとなり、先頭のマシンから再度フォーメーションラップをスタートします。

エクストラフォーメーションラップの原因となったマシンはピットに戻され、チームのクルーによってマシンの修復を試みることができます。その後、修復できた場合はピットスタートによってレースに再び加わることができます。

また、エクストラフォーメーションラップが行われるたびにレースの周回数は1周減算となります。

 

出典:youtube.com

 

スタートディレイ

通常、フォーメーションラップのやり直しはエクストラフォーメーションラップで行われますが、コース上に車両がストップしてしまい、車両撤去に時間がかかるなどして、すぐにフォーメーションラップをやり直すことができないと判断された場合、スタートディレイとなります。

スタートディレイが決定されると、アボートライトと呼ばれるイエローのシグナルが点滅し、『DELAYED START』のボードが提示され、すべての車両はエンジンを停止します。

スタートやり直しの時間が決定すると、スタート進行はフォーメーションラップの開始5分前からやり直しとなります。

通常のスタート進行の場合、フォーメーションラップ開始時刻の3分前まで、グリッド上でタイヤ交換を行うことが認められますが、スタートディレイとなった場合は、グリッド上でのタイヤ交換は認められません。

スタートディレイの原因となったドライバーはピットスタートとなります。

また、スタートディレイとなるたびにレースの周回数は1周減算されます。

 

 

 

セーフティカー先導によるレーススタート

雨などの影響によって、レースディレクターが通常のスタンディングスタートでのレーススタートが不適切であると判断した場合、レースはセーフティカー先導で行われる場合があります。

レースがセーフティカー先導で行われる場合の手順については、こちらを参照ください。

 

 

 

レギュレーション

2022 FORMULA 1 SPORTING REGULATIONS

2022/3/15発行版

44) RACE STARTING PROCEDURE

44.1 40 minutes before the scheduled start of the formation lap the pit exit will be opened and all cars, including any that are required to start the race from the pit lane, will be permitted to leave the pit lane to cover a reconnaissance lap. Should any driver wish to cover more than one reconnaissance lap, this must be done by driving down the pit lane at greatly reduced speed between each of the laps. If a driver stops in his pit between reconnaissance laps the car may only re-join the track by being driven from the driver’s garage and not from his pit stop position.

At the end of these laps all cars starting the race from the grid should stop on the grid in starting order with their engines stopped.

All drivers going to the pit exit at this time must do so at a constant speed and with constant throttle. This applies over the whole of the pit lane whether a driver is going to the pit exit from his garage or travelling through the pit lane between reconnaissance laps.

Any car which does not complete a reconnaissance lap and reach the grid under its own power will not be permitted to start the race from the grid.

At a Closed Event, once pit exit is opened, no more than forty-two (42) team personnel for each Competitor are permitted on the grid.

44.2 32 minutes before the scheduled start of the formation lap, a warning signal will be given indicating that the end of the pit lane will be closed in two minutes.

30 minutes before the scheduled start of the formation lap the end of the pit lane will be closed and a second warning signal will be given. Any car which is still in the pit lane can start from the end of the pit lane provided it got there under its own power. If more than one car is affected, they must line up in the order in which they qualified. However, any car reaching the end of the pit lane after the five (5) minute signal must start behind any car already at the pit exit.

All such cars may then join the race once the whole field has passed the end of the pit lane for the first time after the start.

44.3 The approach of the start will be announced by signals shown ten (10) minutes, five (5) minutes, three (3) minutes, one (1) minute and fifteen (15) seconds before the start of the formation lap, each of which will be accompanied by an audible warning.

When the ten (10) minute signal is shown, everybody except drivers, officials and team technical staff must leave the grid.

44.4 When the five (5) minute signal is shown all cars on the grid and any cars in the pit lane fast lane must:

a) have their wheels fitted; and

b) tyre blankets must also be disconnected from any power supply at this time and must not be reconnected during the start procedure, unless the delayed start signal is shown; and

c) team personnel and equipment trolleys must commence leaving the grid.

A penalty in accordance with Article 54.3d) will be imposed on any driver whose car did not have all its wheels fully fitted at the five (5) minute signal.

After this signal wheels may only be removed in the pit lane inner lane.

44.5 When the three (3) minute signal is shown, no more than sixteen (16) team personnel for each Competitor are permitted on the grid.

44.6 When the one (1) minute signal is shown, engines should be started and all team personnel must leave the grid by the time the fifteen (15) second signal is given taking all equipment with them.

If any team personnel are touching a car or team equipment is connected to a car on the grid after the fifteen (15) second signal has been shown the driver of the car concerned must start the race from the pit lane as specified in Article 44.2. A penalty in accordance with Article 54.3d) will be imposed on any driver who fails to start the race from the pit lane.

If any driver needs assistance after the fifteen (15) second signal he must raise his arm and, when the remainder of the cars able to do so have left the grid, marshals will be instructed to push the car into the pit lane.

In either of the above cases, marshals with yellow flags will stand beside any car (or cars) concerned to warn drivers behind.

44.7 When the green lights are illuminated, all cars on the grid should begin the formation lap with the pole position driver leading.

When leaving the grid all drivers must respect the pit lane speed limit until they pass pole position.

Marshals will be instructed to push any car (or cars) which remain on the grid into the pit lane by the fastest route immediately after cars able to do so have left the grid. Any driver being pushed from the grid may not attempt to start the car and must follow the instructions of the marshals.

44.8 During the formation lap practice starts are forbidden and the formation must be kept as tight as possible.

44.9 Overtaking during the formation lap is only permitted if a car is delayed and cars behind cannot avoid passing it without unduly delaying the remainder of the field. In this case, drivers may only overtake to re-establish the original starting order. Any driver delayed in this way, and who is unable to re-establish the original starting order before he reaches the first safety car line, must enter the pit lane and start from the end of the pit lane as specified in Article 44.2.

A penalty in accordance with Article 54.3d) will be imposed on any driver who fails to enter the pit lane if he has not re-established the original starting order before he reaches the first safety car line.

44.10 When the cars come back to the grid at the end of the formation lap or laps, they must stop within their respective starting grid positions, keeping their engines running.

a) There will be a standing start, the signal being given by means of lights activated by the permanent starter.

b) Once all the cars have come to a halt the five (5) second light will appear followed by the four, three, two and one second lights. At any time after the one-second light appears, the race will be started by extinguishing all red lights.

44.11 If a car is immobilised on the starting grid after the formation lap has commenced:

a) the marshals alongside the grid will wave their yellow flags to inform the drivers that a car is stationary on the grid; and

b) it shall be the duty of the marshals to push it into the pit lane by the fastest route. Any driver being pushed from the grid may not attempt to start the car.

c) Once the car is in the pit lane his team personnel may attempt to start it, if successful the driver may re-join the race. The driver and mechanics must follow the instructions of the marshals at all times during such a procedure.

44.12 Unless specifically authorised by the Safety Delegate, during the start of a race the pit wall must be kept free of all persons with the exception of the team personnel permitted under Article 26.12, officials and fire marshals.

 

 

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