2022年 SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ レース結果

 

2022年 F1の『セーフティカースタート』の手順

2022年

 

天候の理由により、レースのスタートを遅らせるほどでは無いものの、通常のスタンディングスタートでは安全にレースをスタートすることが困難な状況であると判断されたとき、セーフティカー先導でレースをスタートさせる場面があります。これを『セーフティカースタート』と呼びます。

モータースポーツにおける基本的なセーフティカースタートの手順は国際モータースポーツ競技規則 付則H項の手順で行われますが、F1ではH項の内容と異なる運用手順があります。

本記事では、F1におけるセーフティカースタートの手順について解説します。

 

 

レーススタート時刻の延期

レースディレクターが大雨などによる路面の水量の影響でウェットタイヤでも安全に走行することができないと判断した場合は、レースのスタートを遅らせることがあります。

レースのスタート時刻が決定すると、10分前からスタート進行が行われます。

 

 

セーフティカースタートの決定

雨などの影響によって、レースディレクターが通常のスタンディングスタートでのレーススタートが不適切であると判断した場合、レースはセーフティカー先導で行われる場合があります。

この場合、フォーメーションラップのスタート時刻の10分前の警告音と共にセーフティカーのオレンジライトが点灯します。これがレースがセーフティカー先導によってスタートとなる合図となります。チームにはF1の公式メッセージシステムによってレースがセーフティカースタートになることが伝えられます。

F1では雨の影響によりレースがセーフティカースタートとなった場合、すべての車両はウェットタイヤを装着してレースをスタートする必要があります。

 

 

セーフティカー先導によるフォーメーションラップ

フォーメーションラップの開始時刻になると、セーフティカーはグリーンの回転灯を点灯させて発進し、すべての車両はセーフティカーに続いて車両を発進させます。

セーフティカーを先頭とする隊列全体がピットロードの出口付近を通過した後、ピットロード出口のシグナルがグリーンに変わり、ピットスタートの車両がコースインできるようになります。その後、セーフティカーを先頭とした隊列走行の最後尾に合流することができます。

各車両の間は10車身以内をキープしなければならず、通常のセーフティカーと同様に、追い越しをすることなくセーフティカーを先頭とした隊列走行を行います。

コースのコンディションがレースができる状態であると判断されるまで、セーフティカー先導による隊列走行が続けられます。

 

 

レーススタート (セーフティカーの解除)

レースコントロールでレースがスタートできるコンディションになったと判断されると、セーフティカーの解除が決定されます。

通常のセーフティカーの解除時と同様に、『SAFETY CAR IN THIS LAP』のメッセージがチームに伝えられ、その周回の最後でセーフティカーがピットインし、レースがスタートすることが周知されます。

 

 

レースがセーフティカースタートとなった場合、コースのコンディションに応じて、以下に示すようにスタンディングスタートによってレースがスタートする場合とローリングスタートによってレースがスタートする場合があります。

 

スタンディングスタートによるスタート

国際モータースポーツ競技規則 付則H項の運用に準拠すると、レースがセーフティカースタートとなっても、セーフティカー解除時のスタートはローリングスタートによって行われます。以前のF1においても、同様の方法でスタートが行われていました。

現在のF1においては、レースがセーフティカースタートとなった場合、レースコントロールがコースのコンディションを考慮して安全上の問題が無いと判断すると、セーフティカーがピットインした後、レースのスタートはスタンディングスタートによって行われます。

スタンディングスタートによりレースがスタートする場合、チームには『STANDING START』のメッセージが伝えられ、コース各所に設置されているFIA灯火パネル(デジタルフラッグ)にはスタンディングスタートを意味する『SS』が表示されます。

 

ローリングスタートによるスタート

セーフティカーが解除となっても、雨などの安全上の理由により、スタンディングスタートでスタンディングスタートでレースを再開するには適切ではないと判断された場合、通常のセーフティカー解除の手順と同様にローリングスタートでレースがスタートされます。

ローリングスタートによりレースがスタートする場合、チームには『ROLLING START』のメッセージが伝えられ、FIA灯火パネルにはローリングスタートを意味する『RS』が表示されます。

 

 

レースの周回数

F1ではセーフティカー先導によってレースがスタートとなった場合、セーフティカー先導で周回した周回数から1周を減算した周回数がレース周回数から減算されます。

例えば、53周のレースがセーフティカー先導でスタートとなり、セーフティカー先導による走行が3周にわたって行われた後でレースが再開された場合は、レース距離は51周となります。

 

 

レギュレーション

2022 FORMULA 1 SPORTING REGULATIONS

2022/3/15発行版

49) FORMATION LAP BEHIND THE SAFETY CAR

49.1 If track conditions are considered unsuitable to start the sprint session or the race at the scheduled time the start of the formation lap may take place behind the safety car. If this is the case, at the ten (10) minute signal its orange lights will be illuminated, this being the signal to the drivers that the formation lap will be started behind the safety car. At the same time this will be confirmed to all Competitors usng the official messaging system.

49.2 When the green lights are illuminated the safety car will leave the grid and all drivers must follow in grid order, no more than ten (10) car lengths apart, and must respect the pit lane speed limit until they pass pole position. The safety car will continue until conditions are considered suitable for competition.

49.3 Any cars that were starting the sprint session or the race from the pit lane may join the formation lap once the whole field has passed the end of the pit lane for the first time. Any such cars may complete all formation laps but must enter the pit lane after the safety car returns to the pits and start the sprint session or the race from the end of the pit lane in the order they get there.

49.4 Any other car entering the pit lane during the formation laps may re-join the track but must enter the pit lane after the safety car returns to the pits and start the sprint session or the race from the end of the pit lane in the order they get there.

49.5 A penalty in accordance with Article 54.3d) will be imposed on any driver whose tyre(s) are changed for a different specification before the start of the race.

49.6 Overtaking during the lap(s) behind the safety car is only permitted under the following circumstances:

a) If a car is delayed when leaving the grid and cars behind cannot avoid passing it without unduly delaying the remainder of the field, or

b) If there is more than one car starting from the pit lane and one of them is unduly delayed.

49.7 In either case detailed in Article 49.6, drivers may only overtake to re-establish the original starting order or the order the cars were in at the pit exit when the formation lap was started.

a) Any driver delayed in either way, and who is unable to re-establish the original starting order before he reaches the first safety car line on the lap the safety car returns to the pits, must enter the pit lane and may only join the sprint session or the race once the whole field has passed the end of the pit lane after the start of the sprint session or the race.

b) A penalty in accordance with Article 54.3d) will be imposed on any driver who fails to enter the pit lane if he has not re-established the original starting order before he reaches the first safety car line on the lap the safety car returns to the pits.

 

 

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