岡山国際サーキットは岡山県美作市に位置し、1990年にタナカインターナショナルによって設立された日本を代表するサーキットのひとつです。開業当初は『TIサーキット英田』の名称で呼ばれていました。
2003年にTIサーキット英田を所有するタナカインターナショナルが経営不振のため、民事再生法の適用を申請しました。
TIサーキット英田はユニマットホールディングスの傘下に入り、サーキットの名称は『岡山国際サーキット』へ変更されました。
2012年には自動車部品メーカーのアスカが株式取得により岡山国際サーキットを買収しました。
岡山国際サーキットの特徴
岡山国際サーキットは全長が3.703kmと長くはありませんが、コースの前半は高速セクション、後半は低速セクションがうまく組み合わされたテクニカルサーキットと言えます。
岡山国際サーキットでは、2008年から2010年にWTCC(世界ツーリングカー選手権)を日本で初めて開催しました。
2006年に山口県に位置していたMINEサーキットが閉鎖されてからは西日本における唯一の本格的なサーキットとなっています。
四輪レースではSUPER GTやスーパーフォーミュラ、二輪レースでは全日本ロードレースなどを開催しています。
F1パシフィックグランプリの開催
岡山国際サーキット(TIサーキット英田)では、1994年、1995年には『F1パシフィックグランプリ』としてF1が開催されました。富士スピードウェイ、鈴鹿サーキットに続き、国内3番目にF1を開催したサーキットとなりました。
1994年と1995年は鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリとあわせて日本でF1が1年に2回開催されました。
しかし、1995年は1月に発生した阪神大震災の影響により、当初、パシフィックGPは1994年と同様に4月に開催される予定でしたが、10月の日本グランプリの前週へ変更されました。この影響もあり、観客数が伸び悩んだことからF1の開催は1995年で終了することとなりました。
岡山国際サーキットのコースレイアウト
コース全長
3.703km (JAF/MFJ公認)
コースレコード
1分12秒429
石浦宏明
SUPER FORMULA (2015年)
過去のレース結果
AUTOBACS SUPER GT SERIES
全日本スーパーフォーミュラ選手権
スーパー耐久シリーズ
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP
FIA F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP
岡山国際サーキットの所在地
〒701-2612 岡山県美作市滝宮1210
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