2024年 F1 第22戦 ラスベガスGP 開催概要

 

2022年 SUPER GTの『サクセスウェイト』制度

2022年

 

2023年シーズンの内容については
こちらを参照ください。

 

SUPER GTではドライバーが獲得したポイントに応じて、車両にウェイト(重り)を積載しなければならないレギュレーションがあります。

SUPER GTの特徴とも言えるこのレギュレーションは2020年シーズンまで『ウェイトハンディ』の名称で親しまれてきましたが、2021年シーズンから『サクセスウェイト』へ名称変更されました。

2022年シーズンのSUPER GTにおいてもサクセスウェイトのレギュレーションは継続されます。

レーシングカーの車両重量は運動性能に直結するため、サクセスウェイトを積載することによって速いマシンがレースを勝ち続けるのは難しくなります。

それゆえ、SUPER GTでは常にレースは接戦となりレースがより面白くなります。

サクセスウェイトの上限は100kgで最終戦はサクセスウェイト無しで行われます。

 

 

GT500クラスのサクセスウェイト

GT500クラスのサクセスウェイトは第1戦から第6戦までは『獲得ポイント×2kg』、第7戦は『獲得ポイント×1kg』、最終戦となる第8戦はサクセスウェイト無しと定められています。

 

第6戦まで
獲得ポイント × 2kg

第7戦
獲得ポイント × 1kg

第8戦
サクセスウェイト無し

 

GT500クラスは燃料流量リストリクターを併用

GT500クラスはサクセスウェイトが50kgを超えた場合は下表に従って、車載ウェイトに加えて燃料流量リストリクター径の調整が加えられます。

GT500クラスの燃料流量リストリクターによる調整は2017年シーズンから導入されています。

サクセスウェイトに応じて燃料流量リストリクターの径が3段階に調整されます。

燃料(ガソリン)がエンジンへ供給される流量が制限されるため、エンジンの出力(パワー)が低下します。その結果、加速の伸びや最高速度が落ち、結果としてラップタイムが遅くなります。

サクセスウェイトの上限は100kgですが、GT500クラスの場合は『車載ウェイトを50kg積載し、燃料流量リストリクターは88.0kg/h』となります。

2020年シーズンにおける燃料流量リストリクターによる流量の数値は2019年シーズンから変更はありませんでした。

2021年シーズンにおける燃料流量リストリクターによる流量の数値は2020年シーズンから若干変更が加えられました。

 

サクセスウェイト 車載ウェイト 燃料流量
リストリクター
0~50kg 0~50kg 95.0kg/h
51~67kg 34~50kg 92.6kg/h
68~84kg 34~50kg 90.2kg/h
85~100kg 35~50kg 88.0kg/h

 

 

GT300クラスのサクセスウェイト

GT300クラスのサクセスウェイトは第6戦までは『獲得ポイント×3kg』、第7戦は『獲得ポイント×1.5kg』、最終戦となる第8戦はサクセスウェイト無しと定められています。

2020年シーズンからGT300クラスのサクセスウェイトの重量が2019年シーズンから1.5倍へ引き上げられました。

 

第6戦まで
獲得ポイント × 3kg

第7戦まで
獲得ポイント × 1.5kg

第8戦
サクセスウェイト無し

 

 

サクセスウェイトステッカー

サクセスウェイトを搭載する車両はリアのサイドウィンドウにサクセスウェイトステッカーを貼付し、搭載しているサクセスウェイトの重量を表示しなければなりません。

 

sgt_weight

 

 

SUPER GT 2022年シーズン サクセスウェイト状況

SUPER GTの各レースで搭載されるサクセスウェイトはそれまでに獲得したポイント数によって変化します。

第1戦はすべてのドライバーの獲得ポイントはゼロのため、すべての車両のサクセスウェイトは0kgとなります。

最新のサクセスウェイトの状況は最新のポイントスタンディングを参照してください。レース終了後に更新します。

 

 

 

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