2023年 スーパーフォーミュラ 鈴鹿サーキット 合同テスト/ルーキードライバーテスト結果

 

2023年 SUPER GTの『BoP』による車両の性能調整【第7戦 オートポリス】

2023年

 

SUPER GTはエンジンの排気量やレイアウト、ボディ形状、駆動方式などが異なる様々な車両が混走するレースシリーズであるため、車両の違いによって有利、不利が発生します。

GT500クラスは統一のテクニカルレギュレーションに準拠して車両やエンジンが開発されているため、通常は車両の違いによる性能調整は行われません。

GT300クラスに関しては、テクニカルレギュレーション自体が『GT300 (旧 JAF-GT300』、『GT300MC (旧 JAF-GT300MC)』、『FIA-GT3』と3種類あり、車両の大きさ、駆動方式、エンジンなどがそれぞれ異なることから、性能調整によって車両の違いによる性能差が均一化されています。

BoPは各大会ごとに見直され、すべての車両のパフォーマンスが高すぎないよう、低すぎないように車両の最低重量やエアリストリクターの径などが設定されます。

様々な種類の車両が争うSUPER GTですが、BoPによって車両間の性能差が調整され、レースの公平化が図られています。

 

 

BoP (Balance of Performance)

SUPER GTでは車両ごとの性能差の違いによる不公平を解消し、レースがより接戦となるように『BoP (Balance of Performance)』というシステムによって車両性能の均一化が図られています。BoPは日本語では『性能調整』という意味になります。

レースの開催前になると大会ごとにSUPER GTを統括するGTアソシエイションからBoPの対象となる車両と内容が発表されます。

BoPは主に以下の項目をレギュレーションで規定することで実現しています。

 

  • 最低車両重量
  • エアリストリクター径
  • 最低地上高
  • 最大過給圧

 

BoPは主にGT300、GT300MC、FIA-GT3といった複数の規格の車両が参戦するGT300クラスに対して行われます。

GT300クラスのFIA-GT3車両のBoPは世界的なFIA-GT3車両によるレースシリーズである『BLANCPAIN GT SERIES (ブランパンGTシリーズ)』を統括するSRO Motor Sports Groupが規定しているBoPを参考にして適用されています。

 

 

AUTOBACS SUPER GT SERIES 
2023年 第8戦 モビリティリゾートもてぎ BoP

青文字は第7戦オートポリス大会からの変更点

GT500クラス

燃料流量リストリクターは 95.0kg/h を装着すること。燃料補給装置 給油ホースリストリクター(内径 25.0mm)が引き続き適用される。

 

 

 GT300クラス

GT300

車両 最低車重 エアリストリクター BoP重量 備考
SUBARU BRZ 1200kg None +65kg 過給圧は下表参照
LEXUS LC500h 1250kg 29.67mm ×2 +70kg BoP重量はHybrid重量含む
TOYOTA SUPRA 1250kg 29.67mm ×2 +40kg  
TOYOTA GR86 1250kg 29.67mm ×2 +40kg  

*2023年JAF国内競技車両規則第3章第10条10.3.2に従った燃料補給装置給油リストリクター(内径φ33.0mm)が適用される。

*最低地上高はスキッドブロック厚 10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mmを装着とする。

*燃料補給装置給油ホースリストリクター(内径φ27.5mm)が適用される。

 

GT300 Mother Chassis

車両 最低車重 エアリストリクター BoP重量 備考
TOYOTA 86 MC 1100kg 40.00mm x1
28.29mm x2
+75kg  

*2023年JAF国内競技車両規則第3章第10条10.3.2に従った燃料補給装置給油リストリクター(内径φ33.0mm)が適用される。

*最低地上高はスキッドブロック厚 10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mmを装着とする。

*燃料補給装置 給油ホースリストリクター(内径φ27.5mm)が適用される。

*車両に搭載できる燃料の総容量は110L以下とする。

 

FIA-GT3

車両 最低車重 BoP重量 エアリストリクター 備考
HONDA NSX GT3 2022 1260kg +50kg None  
AUDI R8 LMS 2022 1260kg +40kg 36mm x2  
BMW M4 GT3 1265kg +40kg None  
Lamborghini HURACAN GT3 2019 1230kg +85kg 39mm x2  
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 1250kg +65kg 51mm x2  
LEXUS RC F GT3 1300kg +0kg 38mm x2  
Mercedes AMG GT3 2020 1285kg +40kg 34.5mm x2 Lambda Min 0.92
NISSAN GT-R NISMO GT3 1285kg +85kg None  

 

最大過給圧

  GT300 FIA-GT3
SUBARU
BRZ
Honda
NSX GT3
Nissan
GT-R NISMO GT3
BMW
M4 GT3
エンジン回転数
[rpm]
過給圧レシオ @Lambda
4000   1.87 @0.88 1.90 @0.88 2.33 @1.10
4250       2.38 @1.10
4500   1.91 @0.88 1.87 @0.88 2.44 @1.10
4750 3.95 @0.92     2.47 @1.10
5000 3.88 @0.92 1.93 @0.88 1.85 @0.88 2.50 @1.10
5250 3.70 @0.92     2.55 @1.10
5500 3.56 @0.92 1.95 @0.88 1.79 @0.88 2.59 @1.10
5750 3.38 @0.92     2.62 @1.10
6000 3.16 @0.92 1.97 @0.88 1.76 @0.88 2.66 @1.10
6250 3.00 @0.92     2.70 @1.10
6500 2.81 @0.92 1.99 @0.88 1.73 @0.88 2.60 @1.10
6750 2.74 @0.92     2.50 @1.10
6900     1.69 @0.88  
>/ 7000 2.59 @0.92 1.97 @0.88 1.51 @0.88 2.38 @1.10
>/ 7250 2.43 @0.92     2.23 @1.10
>/ 7500 2.27 @0.92 1.94 @0.88   2.10 @1.10
8000   1.50 @0.88    
8100        

*上記過給圧は過給圧レシオであり、GTA が公示する基準大気圧に上記レシオをかけて最大過給圧が決定される。

*チームは各イベントにおいて GTA が発表する現地大気圧に合わせて過給圧を調整しなければならない。

©GTA

青文字は第6戦スポーツランドSUGO大会からの変更点

GT500クラス

SpR第23条サクセスウェイト制に従った燃料流量リストリクターを装着すること。燃料補給装置 給油ホースリストリクター(内径 25.0mm)が引き続き適用される。

 

 

 GT300クラス

GT300

車両 最低車重 エアリストリクター BoP重量 備考
SUBARU BRZ 1200kg None +65kg 過給圧は下表参照
LEXUS LC500h 1250kg 29.67mm ×2 +70kg BoP重量はHybrid重量含む
TOYOTA SUPRA 1250kg 29.67mm ×2 +40kg  
TOYOTA GR86 1250kg 29.67mm ×2 +40kg  

*2023年JAF国内競技車両規則第3章第10条10.3.2に従った燃料補給装置給油リストリクター(内径φ33.0mm)が適用される。

*最低地上高はスキッドブロック厚 10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mmを装着とする。

*燃料補給装置給油ホースリストリクター(内径φ27.5mm)が適用される。

 

GT300 Mother Chassis

車両 最低車重 エアリストリクター BoP重量 備考
TOYOTA 86 MC 1100kg 40.00mm x1
28.29mm x2
+75kg  

*2023年JAF国内競技車両規則第3章第10条10.3.2に従った燃料補給装置給油リストリクター(内径φ33.0mm)が適用される。

*最低地上高はスキッドブロック厚 10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mmを装着とする。

*燃料補給装置 給油ホースリストリクター(内径φ27.5mm)が適用される。

*車両に搭載できる燃料の総容量は110L以下とする。

 

FIA-GT3

車両 最低車重 BoP重量 エアリストリクター 備考
HONDA NSX GT3 2022 1260kg +55kg None  
AUDI R8 LMS 2022 1260kg +40kg 36mm x2  
BMW M4 GT3 1265kg +35kg None  
Lamborghini HURACAN GT3 2019 1230kg +90kg 39mm x2  
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 1250kg +70kg 51mm x2  
LEXUS RC F GT3 1300kg +5kg 38mm x2  
Mercedes AMG GT3 2020 1285kg +45kg 34.5mm x2 Lambda Min 0.92
NISSAN GT-R NISMO GT3 1285kg +50kg None  

 

最大過給圧

  GT300 FIA-GT3
SUBARU
BRZ
Honda
NSX GT3
Nissan
GT-R NISMO GT3
BMW
M4 GT3
エンジン回転数
[rpm]
過給圧レシオ @Lambda
4000   1.87 @0.88 1.90 @0.88 2.33 @1.10
4250       2.38 @1.10
4500   1.91 @0.88 1.85 @0.88 2.44 @1.10
4750 3.95 @0.92     2.47 @1.10
5000 3.88 @0.92 1.93 @0.88 1.80 @0.88 2.50 @1.10
5250 3.70 @0.92     2.55 @1.10
5500 3.56 @0.92 1.95 @0.88 1.75 @0.88 2.60 @1.10
5750 3.38 @0.92     2.64 @1.10
6000 3.16 @0.92 1.97 @0.88 1.70 @0.88 2.67 @1.10
6250 3.00 @0.92     2.71 @1.10
6500 2.81 @0.92 1.98 @0.88 1.66 @0.88 2.61 @1.10
6750 2.74 @0.92     2.51 @1.10
6900     1.63 @0.88  
>/ 7000 2.59 @0.92 1.97 @0.88 1.51 @0.88 2.38 @1.10
>/ 7250 2.43 @0.92     2.23 @1.10
>/ 7500 2.27 @0.92 1.95 @0.88   2.10 @1.10
8000   1.50 @0.88    
8100        

*上記過給圧は過給圧レシオであり、GTA が公示する基準大気圧に上記レシオをかけて最大過給圧が決定される。

*チームは各イベントにおいて GTA が発表する現地大気圧に合わせて過給圧を調整しなければならない。

©GTA

 

 

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