2022年
2023年シーズンの内容については
こちらを参照ください。
スーパーフォーミュラのレースフォーマットは『1大会1レース制』、『1大会2レース制』、『1大会2ヒート制』の3種類があります。
- 1大会1レース制
- 1大会2レース制
- 1大会2ヒート制
近年のスーパーフォーミュラではほとんどの大会が『1大会1レース制』で行われています。最近では2016年に鈴鹿サーキットで『1大会2レース制』が行われたことがあります。
1大会2ヒート制は1大会2レース制のようにレースを2回開催するフォーマットですが、基本的に、1ヒート目の結果によって2ヒート目のスターティンググリッドが決まり、2ヒート目の結果がレース結果になります。
ひとつのレースを前半(1ヒート目)と後半(2ヒート目)に分けて開催するようなフォーマットとなっていますが、近年のスーパーフォーミュラでは1大会2ヒート制のフォーマットで開催されたことはありません。
2022年シーズンのレースフォーマット
2022年1月31日、JRPは2022年シーズンのスーパーフォーミュラのレースフォーマットを明らかにし、2021年シーズンと同様にすべての大会においてレース中の給油は行わず、180km前後のレース距離で争われることが発表されました。
また、富士スピードウェイ、モビリティリゾートもてぎ、鈴鹿サーキットの3大会は『1大会2レース制』のフォーマットで開催されることも発表されました。
2022年シーズンのスーパーフォーミュラは全7大会、全10戦で争われます。
2022年シーズンのスーパーフォーミュラは1大会2レース制のレースフォーマットに向けたポイントシステムの見直しなどのレギュレーション変更が行われたことから、2023年シーズン以降も1大会2レース制のレースフォーマットが拡大していく可能性があります。
スーパーフォーミュラのレース距離
スーパーフォーミュラのレース距離は『1大会1レース制』、『1大会2レース制』、『1大会2ヒート制』の場合でそれぞれ異なります。
2020年シーズンは、すべての大会において『1大会1レース制』で開催されましたが、新型コロナウイルス『COVID-19』の感染拡大による影響に伴い、公式予選と決勝を日曜日の1日で開催するワンデー開催となりました。
その一環で、レース中の給油が廃止され、レース距離は燃料がフルタンクの状態で走行できる距離を考慮して、各大会ごとに決められることになりました。
2021年シーズンは、2020年シーズンと同様に『1大会1レース制』で開催されましたが、土曜日に公式予選を行い日曜日に決勝を行う、2019年シーズン以前と同様の2日間で開催されました。
レース距離はレース中の給油が廃止となった2020年シーズンと同等の距離(170~190km程度)で争われましたが、2022年シーズンもこのレース距離が継続されます。
また、2022年シーズンは富士スピードウェイ、モビリティリゾートもてぎ、鈴鹿サーキットで開催される3大会においては『1大会2レース制』のフォーマットで開催されます。
1大会 1レース制
1大会1レース制の場合、レース距離は、『最短110km、最長300km』と定められています。
1大会 2レース制
1大会2レース制の場合、各々のレース距離は、『最短110km、最長300km』と定められています。
1大会 2ヒート制
1大会2ヒート制の場合、1ヒートのレース距離は『最短75km、最長180km』とし、1ヒートと2ヒートのレース距離の合計は『300km以内』と定められています。
ヒート制とは1ヒートと2ヒートの2レースが行われ、1ヒートの結果が2ヒートのグリッド順になります。レース結果は2ヒートの結果で決定されます。
スーパーフォーミュラのレース時間
スーパーフォーミュラのレース時間はレース距離が300kmに設定されている場合は最大で2時間と定められています。
スタートから2時間が経過した時点の周回がファイナルラップ(最終周)となります。
レース中、レッドフラッグが振られ、レース中断となった場合、中断時間を含む最大レース時間は最大で4時間と定められています。
2022年シーズンはすべての大会において180km前後のレース距離で争われますが、レース距離が300kmに満たない場合のレース時間については、各大会ごとに発行される特別規則書に定められます。
2022年 スーパーフォーミュラのレース距離
ラウンド | 開催地 | レース 周回数 |
レース 距離 |
第1戦 | 富士スピードウェイ | 41周 | 187.083km |
第2戦 | 富士スピードウェイ | 41周 | 187.083km |
第3戦 | 鈴鹿サーキット | 31周 | 180.017km |
第4戦 | オートポリス | 42周 | 196.308km |
第5戦 | スポーツランドSUGO | 53周 | 190.058km |
第6戦 | 富士スピードウェイ | 41周 | 187.083km |
第7戦 | モビリティリゾートもてぎ | 37周 | 177.637km |
第8戦 | モビリティリゾートもてぎ | 37周 | 177.637km |
第9戦 | 鈴鹿サーキット | 31周 | 180.017km |
第10戦 | 鈴鹿サーキット | 31周 | 180.017km |
【参考】2021年 スーパーフォーミュラのレース距離、レース時間
ラウンド | 開催地 | レース 周回数 |
最大 レース時間 |
第1戦 | 富士スピードウェイ | 41周 | 70分 |
第2戦 | 鈴鹿サーキット | 30周 | 70分 |
第3戦 | オートポリス | 42周 | 75分 |
第4戦 | スポーツランドSUGO | 53周 | 70分 |
第5戦 | ツインリンクもてぎ | 35周 | 70分 |
第6戦 | ツインリンクもてぎ | 35周 | 70分 |
第7戦 | 鈴鹿サーキット | 30周 | 70分 |
レギュレーション
アーカイブ
第6条 参加車両
5. 本競技会のレース距離は、下記の通りとする。
1) 1大会1レース制の場合は、最短110km、最長300kmとする。
2) 1大会2レース制の場合は、各々のレースを最短110km、最長300kmとする。
3) 1大会2ヒート制の場合は、1ヒート最短75km、最長180kmとし、合計300km以内とする。
6. レース終了は、フィニッシュライン(最終のコントロールライン)を基準として管理される。ここでいうコントロールラインとは、コースおよびピットレーンの双方を交差する単一の直線を指す。
1) レース距離が300km設定の競技会について、設定距離が走破される前に2時間が経過した場合は、この時間が経過した後にレース先頭車両がラインを通過した時点で、レース終了の合図が提示される。(赤旗中断の場合は、中断の時間を除き、所要時間が2時間に達した時点で提示される。)
2) レースが中断された場合、中断時間を含む最大総レース時間は4時間を上限とする。
3) レース距離が300km 未満に設定された場合は、上記のレース終了合図が提示されるまでの時間と最大総レース時間は短縮され、その時間は特別規則にて発表される。