2022年 SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ レース結果

 

2022年 スーパーフォーミュラの『ピットロード』『ピット作業』に関するルール

2022年

 

F1に代表される他の四輪モータースポーツカテゴリーと同様にスーパーフォーミュラにおいてもピットロードでは、制限速度やピット作業に関する守らなければならないレギュレーションがあります。

 

 

ピットロード制限速度

モータースポーツファンにとっては常識かもしれませんが、ピットロードには制限速度があります。ピットロードを走行する時は、いかなる場合でも制限速度を超えないように走行しなければなりません。

スーパーフォーミュラではピットロードの制限速度は国際モータースポーツ競技規則 付則H項に基づき、『60km/h』と定められています。

ちなみに、F1でのピットロードの制限速度は80km/h、SUPER GTでは50km/hと、レースカテゴリーによって制限速度がそれぞれ異なります。

レース中のピットイン時にピットロードの制限速度を超えて走行すると、少なくともタイムペナルティが科せられます。

わずかな超過であっても、ピットアウトのタイミングがコンマ数秒早くなるだけで、レース結果に影響する場面もあるため、ペナルティが科せられるのは当然と言えます。

 

 

作業エリアで活動できるチームクルーは最大6名まで

F1ではピット作業に関わることができるチームクルーの人数に制限はありませんが、スーパーフォーミュラでは車両がピットの作業エリアに停止した際に車両の作業につくことのできるチームクルーは最大6名に限定されています。

この6名でタイヤ交換、車両のジャッキアップ、燃料の給油、車両誘導などすべての作業を行う必要があります。

2020年シーズンから作業エリアで活動できるチームクルー6名から消火担当のクルーが除外されることになりました。

ピット内で作業を行う場合はチームクルーの人数については制限されません。

 

 

タイヤ交換

スーパーフォーミュラでは、ピットの作業エリアで作業ができるチームクルーの人数が最大で6名と定められていますが、安全のため、タイヤ交換を行う際には、この6名のうちの1名は車両誘導員として活動しなけれぼなりません。

さらに、給油要員として1名が必要となるため、4本のタイヤの交換は4名のチームクルーで行わなければなりません。

また、タイヤ交換時に外したタイヤは地面に平置きの状態にしなければならないと定められています。

タイヤを立てた状態で置いたり、放り投げたりしてはならず、タイヤを他のチームクルーに直接手渡しすることも禁止されています。

 

フロントジャッキの自動化

ピットストップ時に、車両が作業エリアに停止した後、タイヤを交換するために、チームクルーがジャッキを使って車両を持ち上げます。

このとき、これまでは2名のチームクルーがフロントのジャッキとリアのジャッキを担当していました。リアジャッキの担当は車両の後方にジャッキを引っ掛けるだけですが、フロントジャッキの担当はジャッキをフロントウイングに掛け、持ち上げる必要がありました。

そこで、近年はフロントのジャッキアップを自動化する装置を導入するチームが増えてきました。この装置により、フロントジャッキ担当のチームクルーはフロントジャッキの作業を行うことなく、タイヤ交換の作業に取りかかることができます。わずかな時間短縮ではありますが、結果としてピットストップ全体の時間を短縮することができます。

タイヤ交換が完了した後のジャッキダウンの作業については、フロントジャッキ担当のチームクルーが行います。

ちなみに、F1ではジャッキのアップ・ダウンの作業を自動化することが認められていないため、チームクルーがジャッキを担当しています。

 

 

ピットアウト時のアンセーフ・リリースの禁止

ピットロード上ではファストレーンを走行する車両に優先権があります。ファストレーンに走行している車両がいる場合、ピットストップ中の車両は発進することはできません。

ファストレーンに走行車両がいるにも関わらず、ピットから車両を発進させた場合は『アンセーフ・リリース』と判断され、ペナルティが科せられる場合があります。

 

 

バック走行の禁止

ピットロード上ではリバースギアを使って、後退する(バックする)ことは禁止されています。チームのメカニックによって車両を手押しで後ろ方向へ押し進めることは問題ありません。

基本的にピットでは後ろ向きに車両を駐車します。そのため、ピットロードからピットに入る場合は、ドライバーは自走で自身のピット前まで進みますが、その後は、メカニックが後ろ方向へ車両を押し進めてピットに入ります。

 

 

作業エリアでの作業中はエンジン停止しなくても良い

SUPER GTではピット作業中は車両のエンジンを停止しなければならないルールがあります。スーパーフォーミュラにおいては、F1と同様にピットの作業エリアでタイヤ交換や給油などの作業を行う場合、エンジンを停止させる必要はありません。

 

 

レギュレーション

2022年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第21条 ピットエリア

1. プラクティスセッション、ウォームアップ走行および決勝レース中、車両がピットレーンの作業エリアに停止した際、登録されたチームクルーのうち、作業要員(燃料補給要員、タイヤ交換要員、車両誘導要員等)として最大6名が同時に当該作業エリアに出ることが許され、車両の作業につくことができる。
ピットガレージ内において作業を行う場合の人数は、限定しない。

2. シグナリングプラットフォームへ出られる人数は参加車両1台につき4名までとし、ピットレーンを横断する場合は、走行する車両を妨げてはならない。また、シグナリングプラットフォームにおけるグリッドマーシャルの役務範囲に固定的設備を設置してはならない。

3. ピット作業終了ごとに、チームクルーは当該ピット前に置いてあるすべての備品をかたづけなければならない。

4. ピットエリアでの後退ギアの使用は厳重に禁止される。車両が自己のピットを行き過ぎて停止した場合には、当該車両は自チームのチームクルーによってのみ押し戻すことができる。

5. 自己のピット作業エリアにおいて作業を行う場合は、車両のエンジンを停止しなくても良い。

6. タイヤ交換は、ピットレーンの作業エリアを含むピット内およびダミーグリッド上においてのみ許される。

7. ピットレーンの作業エリアにおいて発火を伴う装置あるいは高温を生じる装置の使用は禁止される。

8. プラクティスセッション、ウォームアップ走行および決勝レース中にタイヤ交換を行う場合、上記1.に規定された最大6名の作業要員は、同時に作業につくことができる。ただし、安全性の観点から車両誘導要員は専ら車両の誘導に従事する。タイヤ交換要員は、平置き、または手で押さえられた状態での装着予定のタイヤをこれらの車両誘導要員を除く5名の作業要員以外の者からの援助を一切受けることなく装着しなければならない。また、外したタイヤを地面に平置きの状態にしなければならず、他の者へ手渡したり放り投げる等の危険な行為は許されない。 

9. タイヤレンチ用エアホースおよび給油ホースのためのアームの高さは、アームに装着されたホース、看板および工具類を含め、ピット作業で使用する場合を除き、地面から2.0m以上を確保すること。

10. 競技参加者は、ピットレーンのいかなる部分にも線を塗装して引いてはならない。

11. ピットを離れる際に、安全が確認できた時にのみ車両をピットアウトさせることは、競技参加者の責任で行うこと。

12. ピット出口には、グリーン/ブルー/レッドのライトが設けられる。
プラクティスセッション中はグリーンライトが点灯しているときのみコースインすることができる。

13. ピットエリアでの服装
すべての走行時間においてピット作業エリアに出る作業要員はバイザー付(もしくは適切な保護ゴーグル)ヘルメット、FIA公認(認定)/JAF公認耐火炎スーツ、グローブ、バラクラバス(目出し帽)を着用しなければならず、作業中も肌の露出をしてはならない。

 

第26条 一般安全規定

9. すべてのドライバーは、FIA国際競技規則付則H項に定められたピットレーン通過速度(最高60km/h)を遵守しなければならない。

 

 

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