接触

 

 

 


競技車両同士がコース上で接触した場合は様々な角度から映像による検証が行われ審議されます。どちらか一方のドライバーに明らかな非がある場合はレース中でもペナルティが科されますが、判断が困難な場合はレース後に時間をかけて審議されます。当該ドライバーからの聴取やオンボードカメラの映像、必要に応じてテレメトリーデータの解析などが行われます。

ペナルティの内容はレース結果にタイム加算や周回数の減算といったものから、次のレースでのグリッド降格、出場停止処分など様々です。

 

2017年から接触に対するジャッジが緩和

2017年シーズンから接触に対するジャッジが緩和され、ペナルティとなるケースが減りました。どちらか一方のドライバーに明らかな過失があると考えられる場合以外のケースでは、少しくらいの接触は大目に見てもらえるようになりました。これはペナルティを恐れてオーバーテイクをためらってしまうことにより、F1の魅力が下がってしまうことを避けるための判断と考えられます。

 

【参考】2017年F1スペインGPでの接触

2017年F1スペインGPではフェリペ・マッサ選手がストフェル・バンドーン選手を追い越そうとして接触が発生しました。マッサ選手がバンドーン選手を追い越そうとイン側から並びかけますが、バンドーン選手はマッサ選手に気づかずに通常時と同じラインを走行してしまったためにイン側のマッサ選手の進路を妨害する形となり接触しました。



この接触によってバンドーン選手は車両にダメージを負い、アウト側のグラベルにストップしリタイアとなってしまいましたが、レース審査委員会はレース後にバンドーン選手に対して次戦の第5戦モナコGPでの3グリッド降格ペナルティを課しました。

複数台の車両が左右に並んでコーナーに進入するときは、相手の走行するスペースを1車身分以上空けて走行しなければなりませんが、これに違反したことによって接触が発生したために、バンドーン選手に過失があったとしてペナルティが課せられたと考えられます。

 

2017 F1 SPORTING REGULATIONS - 38) レース中の事件

 

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