【3/25】スーパーフォーミュラ 富士スピードウェイ 公式テスト

2020年 スーパーフォーミュラ レギュレーション変更内容




 

フルコースイエロー(FCY)の導入

国内のモータースポーツカテゴリーにおいては、スーパー耐久で2018年シリーズからフルコースイエロー(FCY)の運用が行われてきました。2020年からスーパーフォーミュラにおいてもFCYが導入されることになりました。SUPER GTにおいても2020年シーズンからFCYが導入されることが明らかになっています。

 

 

FCYはセーフティカーを導入するほどではないけれども、ダブルイエローでは安全性確保が不十分と考えられる場合に導入されます。

FCYの導入が決定されると全てのオブザベーションポストでFCYボードと黄旗の振動が提示されます。この時点でコース全域で追い越し禁止となり、速度制限も行われます。スーパーフォーミュラでのFCYの詳細な運用方法については、JAFから別途公示される予定です。

 

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第35条 FCY (フルコース・イエロー)

FIA国際競技規則付則 H 項の規定に準じて、FCY(フルコース・イエロー)による速度制限を課す場合がある。実施要件については別途公示される。

 

スーパーフォーミュラのフルコースイエロー(FCY)運用ルール

 

 

エクストラフォーメーションラップの導入

F1ではすでにエクストラフォーメーションラップが導入されていますが、スーパーフォーミュラにおいても2020年シーズンからエクストラフォーメーションラップが導入されることになりました。

レーススタート前のフォーメーションラップが終わり、各車がグリッドについた後、エンジンストールなど何らかのトラブルが発生し、スタートができなくなった車両が発生した場合、これまでは赤旗の提示、もしくはイエローシグナルの点滅によりスタートディレイとなりました。そしてスタート進行はフォーメーションラップ開始の5分前からやり直されていました。

エクストラフォーメーションラップの導入により、スタート直前にトラブルが発生した場合、イエローシグナルが点滅されます。その際、競技長がすぐにフォーメーションラップを再開できると判断すると、グリーンシグナルが点灯されます。すぐにフォーメーションラップがやり直しとなり、その後レーススタートとなります。

エクストラフォーメーションラップが行われるたびにレース周回数は1周減算となります。

競技長がすぐにフォーメーションラップを再開できないと判断した場合には、エクストラフォーメーションラップは行われず、これまでのスタートのやり直し手順により、仕切り直しとなります。

 

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第31条 スタート手順

10. 車両がフォーメーションラップ終了後にスターティンググリッドに着いた時点で何らかの問題がある場合には下記の処置がとられる。

1) グリッド上以外に問題がなく直ぐにフォーメーションラップが再開出来ると競技長が判断した場合、中断ライト(イエローまたはオレンジライトの点滅)の2秒後に色のライトが点灯し、「EXTRA FORMATION LAP」と表示されたボードが表示される。
全車両はエンジンを切ることなく再度フォーメーションラップを開始する。

2) その他の問題が発生し、スタートを遅らせる必要があると競技長が判断した場合は、中断ライト(イエローまたはオレンジライト)を点滅させ、「START DELAYED”(スタート遅延)ボード」が表示され、全車両のエンジンは切られ、スタート手順は5分前の時点から再開される。

3) 前記1)および2)いずれの場合においてもレース距離は1ラップ減らされる。

 

スーパーフォーミュラのレーススタート方法

 

 

フォーメーションラップの出遅れ車両は最後尾スタートに

フォーメーションラップ開始時にエンジンストール等により、最後尾の車両がスタートラインを通過するまでにグリッドから動き出せなかった車両に対して、メインフラッグタワーで黄旗が提示されます。このフォーメーションラップに出遅れた車両はフォーメーションラップ中に他の車両を追い越して、自己のポジションに戻ることができます。

ただし、ピットロード入口までに自己のポジションまで戻ることができなかった場合、2019年シーズンではピットインしてピットスタートしなければなりませんでした。

2019年のツインリンクもてぎでは山本尚貴選手はフォーメーションラップでスタートできず、その後、エンジンを再始動してフォーメーションラップに加わりましたが、グリッドには着かずピットスタートを選択しました。これはレギュレーションどおりの手順です。

2020年シーズンにおいては、ピットロード入口までに自己のポジションまで戻ることができなかった場合、最後尾スタートになります。

 

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第31条 スタート手順

6.フォーメーションラップにおいて、グリッドを離れる際に出遅れてしまった車両は、最後尾の車両がスタートラインを横切る前までに動き出した場合に限り、フォーメーションラップ中に自己のポジションに戻るために他の車両を追い越すことが許される。
なお、最後尾の車両がスタートラインを横切る前までに動き出せなかった車両に対しては、メインフラッグタワーにて黄旗が提示される。 上記に明記されたフォーメーションラップに出遅れた車両および理由の如何にかかわらずフォーメーションラップの途中でスタート順序の位置を保てなかった車両は、安全に配慮し、自己のポジションに戻るために他の車両を追い越すことが許される。
ただし、ピット進入ロードに到達するまでに自己のポジションに戻ることが出来なかった場合は最後尾グリッドからのスタートとする。該当ドライバーが複数の場合、グリッド後方における新しいポジションは、当初のスターティングポジションに基づき位置決めされる。

 

スーパーフォーミュラのレーススタート方法

 

 

公式予選Q2出走台数が14台に

2019年シーズンでは公式予選Q2に出走することができる台数はQ1の上位12台と定められていましたが、2020年シーズンではQ1の上位14台がQ2に出走できることになりました。
Q3の出走台数は8台から変更ありません。

 

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第27条 プラクティスセッション(公式予選等)

2. 上記1.2)のノックアウト予選方式は次のように行われる。

3) 7分間のQ2では、Q1の上位14台が出走することが許され、このセッション終了時点で上位8台の車両は、その後のセッションに進むことが許される。次に進む上位8台の車両が達成したラップタイムはQ3におけるタイムとして採用されない。

 

スーパーフォーミュラの公式予選

 

 

獲得できるポイント数の変更

2019年シーズンでは、レース結果に応じて、1位から8位までのドライバーに10ポイントから1ポイントまでのポイントが与えられていました。 2020年シーズンから、以下のように獲得できるポイント数が変更となり、1位から10位までのドライバーに20ポイントから1ポイントが与えられることになりました。

 

2020年シーズン

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
20 15 11 8 6 5 4 3 2 1

 

 

2019年シーズン

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
10 8 6 5 4 3 2 1 0 0

 

公式予選でポールポジションを獲得したドライバーに対して、2019年シーズンでは1ポイントが与えられていましたが、2020年シーズンから、1位のドライバーに3ポイント、2位のドライバーに2ポイント、3位のドライバーに1ポイントが与えられることになりました。

 

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第7条 選手権得点

2.1)
(3) 予選上位者に対し以下の通り得点を与える。

① 1大会1レース制の場合:

1位-3点
2位-2点
3位-1点

 

② 1大会2レース制の場合: 夫々に上記の得点

3) 得点基準:

(1) 1大会1レース制の場合:

1位-20点 6位- 5点
2位-15点 7位- 4点
3位-11点 8位- 3点
4位- 8点 9位- 2点
5位- 6点 10位- 1点

 

スーパーフォーミュラのポイントシステム

 

 

ピット作業での作業要員は消火要員を除いた最大6名に

これまでピット作業に関わることができる作業要員の人数は最大6名でしたが、この6名の中に万一の火災発生時に消火器で対応する消火要員が含まれていました。そのため、実際にはピット作業は5名で行われていました。

2020年シーズンから消火要員が作業要員から外れることになりました。そのため、ピットで行われる給油、タイヤ交換、車両誘導といった作業は最大6名で行われることになります。

 

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第21条 ピットエリア

1. プラクティスセッション、ウォームアップ走行および決勝レース中、車両がピットレーンの作業エリアに停止した際、登録されたチームクルーのうち、作業要員(燃料補給要員、タイヤ交換要員、車両誘導要員等)として最大6名が同時に当該作業エリアに出ることが許され、かつ車両の作業につくことができる。
ピットガレージ内において作業を行う場合の人数は、限定しない。

 

 

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第25条

6. プラクティスセッション、ウォームアップ走行および決勝レース中にピットレーンの作業エリアにおいて燃料補給を行う場合、燃料補給要員等は、以下の手順に従わなければならない。

5) 燃料補給を含む全ての作業中及び作業エリアに車両が停止中、最少1名の消火要員が内容量4.5kg以上の消火器を持って、消火作業に備え待機しなければならない。待機中は他の作業は許されない。

 

スーパーフォーミュラのピットロード、ピット作業に関するルール

 

 

ウェットタイヤの使用できる本数は最大6セットに

これまで、ウェットタイヤの使用できる本数は1大会あたり、最大4セット(前輪8本、後輪8本)と決められていました。

2020年からウェットタイヤの使用できる本数が見直され、最大6セット(前輪12本、後輪12本)に変更となりました。

 

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第23条 タイヤ

4. 競技会期間中を通じ、車両1台あたりに使用できるウェットタイヤは最大6セット(前輪12本、後輪12本)とする。

 

スーパーフォーミュラのタイヤに関するルール

 

 

タイヤの保管方法について明確化

スーパーフォーミュラではタイヤウォーマーの使用が認められていませんが、2020年からタイヤを密閉された空間に保管すること、外気温より著しく高温になる空間に保管することが禁止されることになりました。また、タイヤの空気圧が管理されることが規定されました。

 

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第23条 タイヤ

6. タイヤに対する走行前の意図的な加熱は一切禁止される。タイヤの保管場所は密閉された空間であってはならず、外気温より著しく高温になる空間での保管は認められない。

7. タイヤの空気圧は管理される。

 

スーパーフォーミュラのタイヤに関するルール

 

 

走行終了後はピットまで自走

全ての走行セッション終了後、競技車両は自走で自己のピット、またはパークフェルメ(決勝時)へ戻らなければならないことが定められました。

また、車両から常に1.0リットルの燃料サンプルを抽出できなければならないことが定められました。

 

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第25条

6. プラクティスセッション、ウォームアップ走行および決勝レース中にピットレーンの作業エリアにおいて燃料補給を行う場合、燃料補給要員等は、以下の手順に従わなければならない。

10. 全ての走行セッション終了後、競技車両は他の援助を受けることなく自己のピット、もしくは指定されたパークフェルメへ戻らなければならない。また、常に車両から1.0リットルの燃料サンプルを抽出できなければならない。

 

 

 

 

 

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