2020年
2021年シーズンの内容については
こちらを参照ください。
スーパーフォーミュラの公式予選はF1などと同様にノックアウト予選方式が採用されています。
ノックアウト予選方式の手順
公式予選 Q1 (20分間)
全ての車両がタイム計測を行い、上位14台がQ2へ進出します。
Q1で15~21位のドライバーは順位が決定します。
インターバル (10分間)
公式予選 Q2 (7分間)
Q1の上位14台の車両がタイム計測を行い、上位8台がQ3へ進出します。
Q2で9~14位のドライバーは順位が決定します。
インターバル (10分間)
公式寄席 Q3 (7分間)
Q2の上位8台の車両がタイム計測を行い、1〜8位が決定します。
2020年シリーズ(エントリー21台)の場合
公式予選の走行時間変更に関するレギュレーションの一部改正
予選落ち
公式予選通過基準タイムは、公式予選で記録されたトップタイムの107%となります。
ノックアウト予選方式で行われた場合はQ1で記録されたトップタイムの107%となります。
黄旗区間を通過した車両のタイムは採択しない
スーパーフォーミュラ独自のルールとして、公式予選中に黄旗区間を通過した車両のタイムは採択しないルールがあります。
通常のレースにおいては黄旗区間を通過した際に減速したかどうかが問われますが、スーパーフォーミュラにおいては黄旗区間を通過すると無条件でタイムは採択されません。これはドライバーやオフィシャルの安全のために決められたルールとされています。
一方で、黄旗や赤旗の原因となったドライバーは罰則の対象となる場合があります。
出典:youtube.com
2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則
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第27条 プラクティスセッション(公式予選等)
1. プラクティスセッションは、フリー走行、公式予選および決勝レース当日のフリー走行で構成される。オーガナイザーは、決勝レース出場車両の選抜およびグリッド位置の決定を行うため、下記からいずれかの方法を選択し特別規則書に明記しなければならない。なお、天候等の不可抗力の場合は、競技会審査委員会の決定によるものとする。
1) 45分の公式予選を2回。
2) ノックアウト予選方式。
2. 上記1.2)のノックアウト予選方式は次のように行われる。
1) Q1、Q2、Q3のセッションは、10分のインターバルをはさんで連続して行われる。
2) 20分間のQ1では、すべての車両が出走することが許され、このセッション終了時点で上位8位と残りの台数の半数(小数点以下切り上げ)の上位車両は、その後のセッションに進むことが許される。次のセッションに進む車両が達成したラップタイムはQ2におけるタイムとして採用されない。
3) 7分間のQ2では、Q1の上位8台および残りの半数の台数が出走することが許され、このセッション終了時点で上位8位の車両は、その後のセッションに進むことが許される。次に進む上位8台の車両が達成したラップタイムはQ3におけるタイムとして採用されない。
4) 7分間のQ3では、Q2の上位8台が出走することが許される。
5) 各セッションにおいて発生した事象に対する抗議および控訴の取り扱いは、最終セッションが終了するまで保留される。従って、抗議および控訴の提出(時間制限)は最終セッションから定められた時間内とする。
3. すべてのドライバーは、公式予選に参加・出走しなければならない(出走とは、コースインを行なうことをさす)。
ただし、上記1.2)の公式予選では、セッション毎の出走制限が優先される。
4. 公式予選通過基準タイムは、公式予選で達成されたタイムの総合1位のタイムの107%以内とする。なお、上記1.2)の公式予選では、Q1において達成された1位のタイムの107%以内とする。
5. 競技長はコースの安全性の確保または、清掃、車両の回収のために必要な場合には、 赤旗を表示することにより公式予選を中断することができる。公式予選中断の場合、予選時間の延長または短縮は競技会審査委員会が決定する。このようにいずれかの公式予選が中断された場合でもドライバーおよび車両の予選通過に対する影響についての抗議は受け付けられない。
6. 公式予選中にコースアウトした車両は、当該予選中、赤旗中断中およびインターバル中に自力で走行し自己のピットに戻った場合は、以降の公式予選に出走することが許される。ただし、その際に何らかの理由により競技役員の手助けを受けピットに戻った場合は、再びコースインすることは許されない。ただし、第19条7.におけるケースを除く。
なお、黄旗もしくは赤旗提示の原因と特定されたドライバーは、罰則の対象となる場合がある。
7. 各ドライバーのスターティンググリッドにおける位置を決定するため、公式予選中 すべての周回を計時する。チェッカーフラッグが表示された後に計測された最終周回 タイムは有効とする。
2台以上の車両が同タイムの場合には、最初に記録した車両が優先される。
8. 公式予選中、黄旗提示区間を走行した車両の当該周回タイムは、公式予選結果として採用しない。
9. 公式予選通過基準タイム達成車両が、26台に満たなかった場合、上記の予選通過基準タイムを達成しなかったドライバーおよび公式予選に出走できなかったドライバーのエントラントは、オーガナイザーを経由して、決勝レース出走嘆願書を競技会審査委員会に提出することができる。
競技会審査委員会は、エントラントからの嘆願に基づき、当該ドライバーの決勝レースへの出場を認めることができる。
ただし、次の条件を満たしていること:
– すでに公式予選を通過した車両が除外されないこと。
– それらの車両が公式予選通過基準タイムを達成する能力があると判断されること。
– それらのドライバーがすべての安全事項(サーキットの知識等)について保証されていること(当該嘆願書は、暫定結果発表後30分以内に大会事務局に対し提出すること)。
10. 決勝レースで適用されるピットエリア、コース上および安全に関する規則は、すべてのプラクティスセッションについても同様に適用されるものとする。
11. 決勝レース当日に少なくとも30分間のフリー走行の時間帯が設定されていること。なお、当該フリー走行終了後から最初の決勝レースもしくはヒートのスタート時刻までは、少なくとも2時間以上の間隔がなければならない。
ただし、1大会2レース制で同日に2レースを行う場合もしくは公式予選と決勝レースを同日に行う場合は、当該競技会特別規則または公式通知に記載することにより当該フリー走行を短縮もしくは省略することができる。