2024年 F1 第22戦 ラスベガスGP 開催概要

 

2022年 SUPER GT レギュレーションの主な変更内容

2022年

 

SUPER GTの2021年シーズンからのスポーティングレギュレーションの主な変更点を紹介します。

2021年シーズンのスポーティングレギュレーションを踏襲しているため、大きな変更点はありませんが、使用できるウェットタイヤの本数の変更やフルコースイエロー導入中のルールの追加などの変更があります。

 

 

レース距離に加え『レース時間』についての文言が追加

これまで、SUPER GTでは、あらかじめ定められた『レース距離』で決勝が争われてきました。2021年シーズンは500kmのレース距離で争われた第2戦を除いて、300kmのレース距離で争われました。

2022年のレギュレーション変更で、レース距離だけでなく、『レース時間』についての文言が追加されました。

今回の変更により、SUPER GTの決勝は距離ではなく『○時間レース』のような時間レースで開催することができるようになります。

また、レース距離が700kmを超える場合は、レース結果に応じて与えられるポイントが通常よりも多くなりますが、2022年シーズンから『レース時間が4時間以上』の場合にも同様のポイントが与えられることになりました。

ドライバーのレース中の最大運転距離も『レース距離もしくはレース時間の2/3超えてはならない』とレース時間の文言が追加されました。

 

 

 

レース後に科せられるドライブスルーペナルティは『40秒加算』

通常、レース中に発生した違反行為に対してはレース中にペナルティが科せられますが、レース終了後にペナルティが科せられる場合があります。

レース終了後にドライブスルーペナルティが科せられる場合はドライブスルーペナルティの消化に相当するタイムがレース結果に加算されますが、これまでは加算される時間は各大会ごとの特別規則書で定められていました。

2022年シーズンからスポーティングレギュレーションで、ドライブスルーペナルティ相当の加算時間は一律で『40秒』と定められることになりました。

 

 

 

ウェットタイヤは1大会7セットまで

2021年シーズンのSUPER GTでは各大会ごとに使用できるウェットタイヤのセット数は『9セット』と定められていました。

2022年シーズンから各大会ごとに使用できるウェットタイヤのセット数が『7セット』へ変更されることになりました。

ドライタイヤの使用できるセット数は『6セット』から変更ありません。2021年シーズンと同様に、第2戦以降はシーズン未勝利のチームに限り、1セットのドライタイヤが追加で供給されます。

 

 

 

GT500クラスは2023年シーズン末までシャシーを使用

GT500クラスは2020年シーズンで投入されたシャシーを2021年シーズン末まで使用しなければなりませんでした。

2022年シーズンに新たなシャシーが投入されますが、このシャシーは2023年シーズン末まで使用し続けなければなりません。

不慮のアクシデントなどにより修復不可能な場合は、GTアソシエイションへ申請し、承認を得ることによって交換が認められますが、レーススタート後に5秒間のペナルティストップが科せられます。

 

 

 

フルコースイエローの運用ルールの追加

SUPER GTでは2021年シーズンからフルコースイエロー(FCY)の実践での導入が行われていますが、フルコースイエロー導入中に他の車両と並走状態にならないこと、80km/hの速度を保つことができない場合についてのルールが追加されました。

 

  • FCYボード提示後サイドバイサイドの位置にある場合、FCY走行中は後方の車両は前方車両の全長分から後方にさがる事
  • FCY宣言の解除(緑旗提示)前に前走車の側方全長内を走行し緑旗提示後に追い抜く為のアドバンテージを得てはならない。
  • 何らかの理由により速度を保てない場合は、後続車両にウインカーで意思表示をして走路をゆずること。
  • 80km/hの速度を保つ事を怠り、前走車から大きく遅れる事で他車に明らかな不利益を与えないこと。

 

 

 

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