2021年
2022年シーズンの内容については
こちらを参照ください。
SUPER GTでは観客に対してプロフェッショナルで魅力的なレースを見せるために『GTA ドライビング・モラルハザード防止制度』が設けられています。
ペナルティポイント
SUPER GTでは、コース上での車両同士の接触やレギュレーションに違反する行為、ペナルティではないもののマナーに反する行為などに対して、行為を行ったドライバーにペナルティポイントが課せられます。
具体的には、黒白旗を提示された場合や、黄旗区間や赤旗中のスピンや青旗無視といったレギュレーションに反する行為を行った場合や、他の車両との接触によって相手をスピンさせたり、リタイヤを強いるなどした場合などが挙げられます。
ペナルティポイントの減算
ペナルティポイントは加算されてから2レース経過以降のレースで新たにペナルティポイントが加算されなければ2ポイント減算されます。
ペナルティポイントの累積により、ドライバーに科せられる罰則のうち、最も重い『次競技会のレース参加拒否以上』が科せられた場合、ペナルティポイントな5ポイント減算されます。
ペナルティポイントはシリーズの年度に関わらず累積されるため、新たな年度のシーズンがスタートしても前年度のペナルティポイントは残ったままとなります。
ペナルティポイントの累積による罰則
ペナルティポイントが一定数に達したドライバーは、公式練習への参加禁止やスターティンググリッドの降格、次レースへの出場停止などの罰則が科せられます。
ペナルティが科せられるドライバーはレース開催前にモラルハザード適用ドライバーとしてブルテンにて発表されます。
2020 SUPER GT 第6戦 鈴鹿サーキット
モラルハザード適用ドライバーについて
佐々木 大樹 (No.12 カルソニック IMPUL GT-R)
内容:
第5戦においてペナルティポイント3点が課せられ、累計ポイントが合計で4点以上となったため、次回出場大会の公式練習(後半の1時間)が参加禁止となりました。
(2020 SUPER GT Sporting Regulations 付則-7・GTA ドライビング・モラルハザード防止制度4.2による)
©GTA
ペナルティポイントと対象事例
ポイント | 事例 |
1 | 「黒白旗」の提示を受けた危険なドライブ行為 |
2 | 同クラス同士の接触で相手をスピンアウトさせる行為 |
3 | 他クラス車、同クラス異周回数車をスピンアウトさせる行為 |
3 | 黄旗中のスピン |
3~ | 赤旗中のスピン |
1~3 | 安全確認義務違反 |
3~5 | 安全確認義務違反で他の車両をコースアウトやクラッシュさせる行為 |
4~10 | 報復行為、上記事例で悪質と判断される行為や暴力行為 |
2~5 | 青旗無視 |
ドライバーへの罰則
ポイント | 罰則 |
4 | 次回出場競技会の公式練習(後半の1時間)参加禁止 |
6 | 次回出場競技会の公式練習(後半の1時間)参加禁止かつ決勝レースのスターティンググリッドで4グリッド降格 |
8 | 次回出場競技会の公式練習(終日)参加禁止かつ決勝レースのスターティンググリッドで8グリッド降格 |
10〜 | 次競技会のレース参加拒否以上 |
モラルハザードの適用事例
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