モータースポーツ観戦には順位やラップタイムがリアルタイムで分かるタイミングモニターがあると、レース展開をつかみやすく、より楽しめるようになります。
一昔前までは、中継映像を見ることができる大型ビジョンの設置の無い場所で観戦しようとしたとき、レーシングカーが走行していると場内放送も満足に聞こえないため、順位などのレース展開を把握することは困難でした。
最近では、スマートフォンを使って順位やタイムの情報をリアルタイムで入手することができるようになりました。今回は、『RaceLive』というタイミングモニターアプリを紹介したいと思います。実際にサーキットでレース観戦されている方にとっては常識かもしれません。
RaceLiveはウェブブラウザ版だけでなく、スマホアプリ版もあります。ご存じではない方は下記にリンクを記載していますので、リンク先から入手し、利用してみてください。
ウェブブラウザ版はPCやスマホがあればすぐに利用できます。スマホアプリ版は見やすく使い勝手が良いです。どちらも使用できる環境の方は、基本的な機能は同じですので、好みの方を利用すれば良いかと思います。
利用できるレース
RaceLiveは国内で開催されるレースで利用することができます。全てのレースに対応しているわけではありませんが、SUPER GT、スーパーフォーミュラ、スーパーフォーミュラ・ライツなどのレースで利用することができます。
また、鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎで開催されるレースでも利用することができます。アマチュアレーサーが参戦する地方選手権や二輪のレースにも対応しています。
SUPER GTの場合は、RaceLiveと同じシステムで配信されているのですが、利用するには『SUPER GT Live Timing』というアプリをインストールし、課金する必要があります。
利用できる場合は、ぜひRaceLiveを活用してのレース観戦をおすすめします。サーキットでの観戦だけでなく、J SPORTSなどのTV中継で観戦する場合でも活用することができます。
機能
ラップタイム、セクタータイム、スピードトラップといった基本的な情報だけでなく、複数のクラスが混走しているレースの場合はクラスごとに分けて表示できたり、ピットインのタイミングもわかります。サーキットのタイミングモニターと機能的には変わりません。
RaceLiveはタイムラグが小さいため、サーキットでのレース観戦で使用しても、全く問題ありません。むしろ、J SPORTSでのTV観戦の場合はTVのライブ映像よりも、RaceLiveの配信の方が早いくらいです。
RaceLiveの特徴として、ラップタイムとセクタータイムの情報から、各車両の走行位置をおおまかに知ることができます。GPSを使用した位置検知ではないため、実際の走行位置とズレは少しありますが、レース観戦に使用する上では全く問題ありません。
RaceLive リンク
RaceLive
SUPER GT (アプリ)
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ・ライツ
Race Now !
鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎで開催される四輪、二輪レースについては、『Race Now !』というライブタイミングアプリが用意されています。基本的な機能はRaceLiveと同等ですが、アプリを使用してサーキットの場内放送を聞くこともできます
スマートフォンのGPS機能による位置情報を取得しており、アプリを利用するにはサーキット場内にいることが確認されなければなりません。また、一部のレースイベントでは利用できない場合があるので注意が必要です。
Grooview
余談ですが、スーパーフォーミュラでは2020年の開幕戦から『Grooview (グルービュー)』というスマホアプリでサーキットの大型ビジョンで放送されている映像の配信がスタートしています。タイムラグも少なく、手元で映像を観ながらサーキットでレース観戦することができます。
使用するためには、サーキット場内にいなければならないのですが、現地で観戦される方は活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
サーキットでレース観戦するには、TVで観戦するよりも、順位なレース展開を把握するのが困難でした。慣れていないと、せっかく現地で観戦しても、状況がよく分からないままレースが終わってしまうこともあるかと思います。
現在は今回紹介した『RaceLive』のようなアプリを使用することで、ライブタイミングの情報を入手できるようになっています。また、『Grooview』のように、場内放送の映像を手元で見ることもできるようになってきています。
スマートフォンも5Gもスタートしたことによって、これから高速、大容量、低遅延のサービスが展開されていくはずです。レーシングカーに搭載されているオンボードカメラの映像やチーム無線の内容などをスマートフォンから入手できるようになるのは近い将来に実現するようになるのではないかと考えます。
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