2024年 F1 第4戦 日本GP 開催概要

 

2020年 SUPER GTのタイヤに関するルール

2020年

 

2021年シーズンの内容については
こちらを参照ください。

 

SUPER GTのタイヤはタイヤメーカー1社がタイヤを供給する『ワンメイク』ではなく、複数のタイヤサプライヤーがタイヤを供給する『マルチメイク』です。2020年シーズンはブリヂストン、ミシュラン、ヨコハマ、ダンロップがSUPER GTのタイヤを供給します。

ミシュランはこれまでGT500クラスの車両のみへタイヤを供給してきましたが、2020年シーズンからGT300クラスへのタイヤ供給を開始します。

このようにSUPER GTには複数のタイヤサプライヤーが参戦し、タイヤ開発競争が繰り広げられているため、タイヤメーカーの違いやタイヤコンパウンドの違いによって得意、不得意がはっきりと分かれるケースもあります。ただし、ラップタイムはタイヤの状態とサーキットの路面コンディションの相性で変化するため、どのタイヤメーカーのどのタイヤの性能が良いと断言することはできません。これがSUPER GTのレースを面白くしている要因のひとつであると言えます。

 

 

 

 

 

ドライタイヤは6セット

各レースで使用できるドライタイヤは6セット(24本)と定められています。土曜日の公式練習の前に使用する6セットのタイヤにマーキングが行われます。マーキングされたタイヤ以外を使用することは認められません。

 

公式練習

公式練習ではマーキングされた6セット(24本)のタイヤを自由に組み合わせて使用することができます。

 

公式予選 Q1

公式予選のQ1で使用できるタイヤはマーキングされた1セットのみに限られます。Q1で使用するタイヤには識別用のマーキングが行われ、Q1の間は他のタイヤに交換することができません。

公式予選のQ2に進出できなかった車両はこのQ1で使用したタイヤで決勝をスタートしなければなりません。

 

公式予選 Q2

公式予選のQ2で使用できるタイヤもマーキングされた1セットのみに限られます。Q2の間は他のタイヤに交換することができません。

Q2で使用したタイヤは公式予選終了後にマーキングされ、Q2に進出した車両はQ2で使用したタイヤ、もしくはQ1で使用したタイヤのどちらかで決勝をスタートしなければなりません。

 

ウォームアップ走行

決勝のスタート前に行われるウォームアップ走行ではマーキングされたタイヤを自由に組み合わせて使用することができます。

 

決勝

決勝のスタートで装着するタイヤは前述のとおり、公式予選Q1もしくはQ2で使用したタイヤに限られます。

公式予選で『ウェット宣言』が行われ、決勝がドライの状態でスタートする場合、公式予選のQ2に進出できなかった車両はQ1用にマーキングされたタイヤでスタートしなければなりません。公式予選のQ2に進出した車両はQ1用にマーキングされたタイヤ、Q2用にマーキングされたタイヤのうち、抽選でどちらかを決定し、選ばれたタイヤでスタートしなければなりません。

決められたスタートタイヤ以外のタイヤでレースをスタートする場合は、レーススタート後にピットでタイヤ交換を行い、ピットレーンからレースをスタートしなければなりません。

 

 

ウェット宣言

路面がウェット状態のとき、競技長は『ウェット宣言』を行います。ウェット宣言とはウェットタイヤを使用しても良いという意味で、『WETボード』の提示やタイミングモニタなどのメッセージ表示によってチームに知らされます。ウェット宣言が行われない状態でウェットタイヤを使用することは認められていません。

決勝においてはウェット宣言は行われず、ウェットタイヤの使用はチームの判断で行われます。

なお、ウェットタイヤはマーキングされません。

 

 

 

タイヤ無交換作戦

SUPER GTのタイヤはマルチメイクのためタイヤ開発競争が繰り広げられています。これにより、ピットストップでタイヤ交換を行わない『タイヤ無交換作戦』を選択するチームが現れることがあります。

当然、タイヤ交換をしなければ、長距離のレースをコンスタントに速いラップで周回するのは困難ですが、タイヤのコンディションやタイヤの使い方によってはタイヤを交換しない方が最終的に上位でフィニッシュすることができる場合があります。

 

出典:youtube.com

 

 

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