スーパー耐久のセーフティカー運用ルール




 

スーパー耐久のセーフティカー運用

スーパー耐久でのセーフティカーの運用ルールは国際モータースポーツ競技規則付則H項に基本的に準拠します。

スーパー耐久では2018年シーズンからフルコースイエロー(FCY)の運用が開始され、コース脇の停止車両の撤去作業はフルコースイエロー導入中に行われるケースが増え、セーフティカー導入の機会が減りました。

 

 

スーパー耐久は複数のクラスが混走するレースですが、SUPER GTのようにセーフティカーが導入されるとクラス毎に整列し直すなどの運用もありません。

セーフティカーの運用ルールについてはこちらの記事を参照してください。

セーフティカー

 

 

出典:youtube.com

 

 

ピレリスーパー耐久シリーズ2020 スポーツ規則

第22条 決勝レース中のフルコースイエロー(FCY)、及びセーフティカー(SC)運用規定
(FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項に基づく運用)

競技長の決定により、レースを非競技化するためにFCY、及びSCが使用される場合がある。FCY、及びSCは、ドライバー、またはオフィシャルが危険な状況であるが、レースを中断するほどではない場合に使用される。その運用は本規則の附則1、附則2に定める。

 

 

ピレリスーパー耐久シリーズ2020 スポーツ規則

<附則2> 決勝レース中のセーフティカー(SC)運用規定
(FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項に基づく運用)

1. SCは車体の両サイド、及びリアに「SAFETY CAR」と表記され、ルーフにイエローまたはオレンジ回転灯を、車体後部にグリーンライトを備えた車両を使用する。

2. SC導入決定と同時にシグナルタワーを含む全ての監視ポストにおいて、振動表示のイエローフラッグ、ならびに「SC」と書かれたボードが表示され、SCが活動中は継続提示される。

3. SCはオレンジ灯を点灯させて、ピットレーン出口よりコースインする。コースインは先頭車両の位置に関係なく、即時行われる。

4. 全ての車両は、SCの後方に車両5台分の距離で隊列を作って、整列しなければならない。

5. SCの隊列は、以下の例外を除いて、SCがピットに戻った後、車両がスタートラインに到達するまで追い越しは禁止される。

① SCから合図された場合
② SCがピットレーンを使用している間、指定されたガレージエリアに車両が停車している場合。
③ 明らかに問題を抱えて車両がスローダウンしている場合。

6. SC活動中、必要以上の減速走行、異常走行、またはいつなんどき他のドライバーへ危険が及ぶかもしれない走行をしてはならない。

7. 競技長から指示があった場合、SCはSCと先頭車両の間にいる車両に対してグリーンライトを使いSCの前に出るよう合図する。これらの車両は減速したまま他の車両を追い越したりせず走行を続け、SC後方の隊列につく。

8. SCは、少なくとも先頭車両がその後方につき、残りの全車両がさらにその後方に整列するまで活動を続ける。SCの後方についたら、レース先頭車両は車両5台分以内の車間距離で続く(再スタートの状況下は除く)。残りの車両はできる限
り詰めて隊列を保たなければならない。

9. 一度SCの後方についた先頭車両がピットインした場合、SCの直後を走行している車両を先頭車両と見做し、SCはピットインした先頭車両を再度後方につけることはない。

10. SCが活動中、競技車両はピットレーンに進入できる。ただし、例外的にピットインが制限されるレースにおいては、別途特別規則書に詳細が記載される。ピットインした車両とSC導入時にピットにて作業中の車両は、ピットレーン出口
にてグリーンライトが点灯している時のみコースインすることができる(最終コーナーにセーフティカーが確認され、その隊列の最後尾がピットレーン出口を通過するまではレッドライトが点灯され、コースインはできない)。

11. SCの呼び戻しが決定されると、SCはオレンジ灯を消灯し、その周回が終了する時点でピットロードに入る。

12. SCがピットインロードに戻るまでの間、事故の可能性を回避するために、車上のライトが消灯された地点から、各ドライバーは、加速、減速、または他のドライバーを危険にさらしたり再スタートを妨げたりする戦術的操作といった異常
な行為を行ってはならない。全ての競技車両は追い越すことはなく隊列を維持し一定の速度で走行しなければならない。

13. SCがピットインロードよりコースアウトしたと同時に全ての監視ポストでは、イエローフラッグと「SC」ボードを撤去し、同時にグリーンフラッグが振動表示される。
車両の隊列が、メインストレートを通過する際にグリーンライトが提示される。
ただし、スタートライン(コースによっては、コントロールライン)を越えるまでは、追い越し厳禁となる(最終コーナーに隊列が確認され、その隊列の最後尾がピットレーン出口を通過するまではピットレーン出口のレッドライトが点灯され、ピットレーンにいる車両のコースインはできない)。

14. SCが活動中の各周回は、レース周回として数えられる。

15. 最終周回の開始時点でも、まだSCが出動中である場合、あるいは最終周回に出動した場合、SCはその周回の終了時にピットレーンに入り、競技車両は追い越しする事なしにそのままの状態でチェッカーフラッグを受ける。

16. SC後方からのレーススタート

特殊な状況の場合、レースがSC後方からスタートする場合がある。この場合、1分前シグナル前のいずれかの時点で、SCのオレンジ色のライトが点灯される。これはレースがSCの後方からスタートすることをドライバーに知らせる合図となる。
グリーンのライトが点灯されると、SCはグリッドを離れ、すべての車両はグリッド順と、車両5台分以下の距離を保ちながら続く。フォーメーションラップは行われず、レースはグリーンのライトが点灯した時点でスタートとなる。初めの周回で、ある車両がそのグリッドポジションから出遅れた場合のみ、他の残りの競技車両が著しく遅れをとらないために、その車両の追い越しが認められる。
SC後方の最後尾車両がピットレーン終端部を通過した直後に、ピット出口のライトがグリーンになり、その時点でピットレーンにいる車両はコースに合流でき、SC後方の車両隊列の最後尾に加わる。
出遅れた車両、及びSCが先導している周回の途中でスタート順序の位置を保てなかった車両は、その他走行中の車両を追い越すことはできず、SC後方の車両隊列の最後尾につかなければならない。2名以上のドライバーが遅れた場合、それらはグリッドを離れた順に、隊列の後尾に着かなければならない。

 

 

 

 

 

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