2020年
2021年シーズンの内容については
こちらを参照ください。
セーフティカー運用ルールはH項に準拠
スーパーフォーミュラのセーフティカー運用ルールは国際モータースポーツ競技規則付則H項に準拠します。
セーフティカーが導入されると、全てのオブザベーションポストでSCボードの提示と黄旗の振動が行われます。コース全域で追い越しが禁止され、セーフティカーを先頭とした隊列を形成して安全に走行する必要があります。
出典:youtube.com
セーフティカーラインの運用
JAFが発行する日本語版のH項に記載のあるとおり、JAFが公認するレースにおいてはセーフティカーラインの運用はありませんが、スーパーフォーミュラではセーフティカーラインの運用があります。
これは2015年に富士スピードウェイで開催されたスーパーフォーミュラ第3戦でセーフティカーが導入されたとき、セーフティカー解除のタイミングで第1セーフティカーラインを通過する前のセーフティカーを競技車両が追い越したことにより、ルールを明確化するために規定されたと言われています。
出典:youtube.com
スーパーフォーミュラではF1やSUPER GTのようにシリーズを通して使用する公式のセーフティカーはありません。そのため、セーフティカーは各サーキットに配備されている車両を使用します。
2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則
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第33条 セーフティカー
FIA国際競技規則付則H項の規定に従い、必要に応じてセーフティカーが導入される。
なお、以下の運用を認めることとする。
1. 決勝レース中のセーフティカー(SC)は、FIA国際競技規則付則H項に定められている通り、「ピットレーンからトラックに合流する」ことを基本としているが、スタート時および直後に発生した事故に対応するため、1周回に限り当該SCの待機場所を変更することが認められる。ただし、待機場所を変更した場合、オーガナイザーは関係者に対し公式通知およびブリーフィングによる周知徹底をはからなければならない。
2. 決勝レース中にセーフティカー(SC)により非競技化された際には、FIA国際競技規則に定められた「セーフティカーは、少なくとも先頭車両がその後方に就き、残りの全車両がさらにその後方に整列するまで活動を続ける(以下省略)」との手順を原則とするが、一度捉えた先頭車両がピットインした場合には、レースの状況を総合的に考慮し、競技長の裁量によりSCの直後を走行している車両を先頭車両と見做しレースを再スタートすることが認められる。