2024年 SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット 開催概要

 

2020年 スーパー耐久の公式予選

2020年

 

公式予選は、Aドライバー用の走行が50分間、Bドライバー用の走行が45分間設定されています。
一度に全てのクラスが同時に走行すると、コース上が混雑するため、クラス毎に走行可能な時間帯が決められています。1グループと2グループのグループ分けは大会毎に特別規則書で規定されます。

 

 

Aドライバーによるタイム計測

各チームのAドライバーに登録されているドライバーがタイム計測を行います。クラスにより走行できる時間が決められています。最後のST-Xクラスの走行が終了するまでチェッカーフラッグは振られず、タイミングモニターやボードの提示により、走行できるクラスがチームに伝えられます。

2020年シーズンからST-XクラスのAドライバーの走行時間が10分から15分に延長されました。

 

第2グループ 20分

第1グループ (ST-Xクラス以外) 15分

第1グループ (ST-Xクラス) 15分

 

 

インターバル 10~15分

Aドライバーによる公式予選後に10分から15分のインターバルがあります。
その後、Bドライバーによる公式予選が開始されます。

 

 

Bドライバーによるタイム計測

各チームのBドライバーに登録されているドライバーがタイム計測を行います。手順はAドライバーと変更ありません。ST-XクラスはAドライバーによる公式予選の走行時間は15分ですが、Bドライバーによる公式予選の走行時間は10分となります。

 

第2グループ 20分

第1グループ (ST-Xクラス以外) 15分

第1グループ (ST-Xクラス) 10分

 

 

公式予選のフロー

 

 

 

グリッド順はA/Bドライバーの合算タイム

スーパー耐久シリーズではAドライバー、Bドライバーがそれぞれ記録したベストタイムの合算でグリッドが決定されます。C/Dドライバーが記録したラップタイムは順位に影響は与えません。

 

 

公式予選通過基準ラップタイム

公式予選で記録された当該クラスの上位3位のタイムを平均し、その110%が公式予選通過基準ラップタイムとなります。Aドライバー、Bドライバー共に、この基準タイムを上回らなければなりません。

 

 

ピレリスーパー耐久シリーズ2020 スポーツ規則

第11条 公式予選

(1) 公式予選は、Aドライバー用、Bドライバー用が行われる。
C、及びDドライバー用の公式予選は(7)、及び(8)に別途規定される。

(2) 公式予選が続けて行われる場合は、Aドライバー用の公式予選50分間と、Bドライバー用の公式予選45分間が、10~15分間のインターバルを挟んで連続的に行われる。狭義の公式予選とは、出走が許される当該グループの公式予選時間を指し、他のグループの公式予選、及びインターバルは公式予選に含まれない。

(3) グループ分けは、大会毎に特別規則書に記載される。

(4) A、及びBドライバーの公式予選通過基準ラップタイムは、それぞれの予選時間で達成された当該クラスの上位3位までのタイムを平均し、その最大110%以内を、それぞれA、及びBドライバーの公式予選通過基準ラップタイムとする。よって、登録されたA、及びBドライバー双方は、この公式予選通過基準ラップタイムを達成しなければならない。

(5) 前記A、及びBドライバーの公式予選で、公式予選通過基準ラップタイムを達成できなかった者がいる場合は、公式予選不通過となり、決勝レースのスターティンググリッドは保留とされる。最終的なスターティンググリッドは大会審査委員会が決定する。

(6) 決勝レースが1レースで行われる場合のスターティンググリッドは、ポールポジションからST-X・ST-Z・ST-TCR・ST-1・ST-2・ST-3を第1グループ、ST-4・ST-5を第2グループとして、2グループに分けスターティンググリッドが配置される。決勝レースが2レースで行われる場合のクラス分けは大会毎に特別規則書に記載され、スターティンググリッドは、各々のレースとしてスターティンググリッドが配置される。
ポールポジションのグリッド位置は、全てのサーキットにおいて1コーナーに向かってイン側とする。予選順位により決勝レースが2レースで行われる場合、参加台数10台未満のクラスは予選順位による振り分けは行われず、クラス毎にいずれかのレースに振り分けられる。
各グループ内におけるグリッド順は、前記(4)の規定を満たしていることを条件に、(2)にて達成されたA、及びBドライバーの公式予選達成ラップタイムを合算し、合計ラップタイムが速い順に決勝スターティンググリッドが与えられる。
2台以上の車両が同一タイムを出した場合、A・Bドライバーのセカンドタイムの合算により速い順とする。決勝スターティンググリッド選抜の優先順位は、以下の順とする。

1:A・Bドライバー共に予選通過基準ラップタイムをクリアできたチーム
2:A・Bドライバーのどちらかのみ予選通過基準ラップタイムをクリアできたチーム
3:A・Bドライバー共に予選通過基準ラップタイムをクリアできなかったチーム

(7) C、及びDドライバーが登録されている場合、そのドライバーはタイムスケジュールに定められたC、及びDドライバー用の公式予選に出走し、ラップタイムの計測を受けなければならない。

(8) C、及びDドライバーの公式予選通過基準ラップタイムは、当該C、及びDドライバー公式予選で達成された当該クラスの上位3位までのタイムを平均し、その最大110%以内とする。C、及びDドライバーの公式予選結果は、決勝レースのスターティンググリッドには何ら影響を与えない。
公式車両検査合格台数が、決勝スターティンググリッド台数を超えている場合、各クラスの決勝出場台数は次の通りとする。
公式車両検査合格台数が、決勝スターティンググリッド台数を超えている場合、各クラスの決勝出場台数は次の通りとする。

① 大会の最大グリッド台数より、前年の各クラスチャンピオンチーム、及び主催者・STOが指定するチームを差し引いたグリッド残数に対し、各クラスの出走可能台数を算定する。

② 前記算定方法は、最大グリッド台数から前年の各クラスチャンピオンチーム、及び主催者・STOが指定するチームを除いたグリッド台数を基に、主催者が決めた按分比率により、残りのクラス毎のグリッド台数を決定するものとする。

③ 公式予選終了後、前記主催者が決定した台数に満たないクラスが発生した場合は、大会審査委員会の承認のもと、当該クラスの中で補填を行うものとする。

④ 前項③を適用しても最終的に決勝グリッドに空白が生じた場合、公式予選で走行タイムが計測されているチームの中から、その不足台数まで補填を行う。但し、この補填は公式予選のラップタイム(A、及びBドライバーの合算タイム)上位クラス順に不足台数まで補填するものとする。また、この場合の決勝グリッドは各グループの最後尾に形成される。

⑤ 公式予選通過基準タイムは満たしているが、グリッド台数により決勝グリッドが与えられなかったチームの決勝待機(リザーブ)は、ピットの入れ替えなど物理的かつ時間的見地より、スーパー耐久シリーズでは採用しない。

(9) 予選中に中断の合図(赤旗)が出されたら、追い越しは禁止され、全車直ちにピットに戻りエンジンを停止する。ピットでは給油作業を含めすべての作業が認められる。赤旗解除後の予選の再開・終了についてはオフィシャルからの指示を待つ。

(10) 公式予選が行われない大会においては、その決勝スターティンググリッドの決定は大会特別規則書にて明記される。

(11) 公式予選通過車両がスターティンググリッド数に満たなかった場合、予選通過タイムを達成しなかったドライバー、及び公式予選に出走できなかったドライバー、罰則により予選タイムが抹消された参加者は、決勝レース出走嘆願書を大会審査委員会に提出することができる。その際にはSTOからの推薦状を添えなければならない。大会審査委員会は、参加者からの嘆願に基づき、当該ドライバー(チーム)の決勝レースへの出場を認めることができる。
但し、次の条件を満たしていること。

・すでに公式予選を通過した車両が除外されないこと。
・それらの車両が公式予選通過基準タイムを達成する能力があると判断されること。
・それらのドライバー(チーム)がすべての安全事項(サーキットの知識等)について保証されていること(当該嘆願書は、暫定結果発表後または予選結果抹消の通告を受けて30分以内に大会事務局に対し提出すること)。

(12) 前項までの規定にかかわらず、公式予選、及び決勝スターティンググリッドに対する最終的な決定は、大会審査委員会が決定する。

 

 

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