【3/30】2020年 F1レギュレーション改訂概要

スーパー耐久における赤旗によるセッション中断と再開の手順




 

赤旗は大雨などの天候の急変やアクシデントの発生など、安全上の理由で競技の続行が困難と競技長が判断した時に提示されます。他のカテゴリーと同様にスーパー耐久においてもプラクティスセッション(公式予選等)と決勝で赤旗の運用手順が異なります。

 

 

公式予選・ウォームアップ走行における赤旗

公式予選、ウォームアップ走行では赤旗が提示されたら、全ての競技車両は減速して走行し、ピットインしなければなりません。赤旗が提示された後に記録されたラップタイムは無効となります。

タイムアタック中に赤旗が提示され、そのままピットインせずにタイムアタックを継続した場合、そのラップタイムが抹消されるだけでなく、赤旗無視(FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項違反)と判定され、ペナルティとなる場合があります。

赤旗によりセッションが中断となっている間はピットクルーによる給油を含む全ての作業を行うことが認められています。

 

セッションの再開

赤旗の原因が解消されると、レースコントロールはセッションの再開時間を決定し、チームに告知します。セッション再開時間になるとピットロード出口のシグナルがグリーンに変わり、走行再開となります。残りの走行時間は赤旗が提示された時の残り時間から再開しますが、残りの走行時間が1~2分しか無い場合は、公式予選ではタイム計測を行うことができないため、走行時間がわずかに延長される場合もあります。

 

 

決勝における赤旗

レース中、大雨や濃霧のような天候の急変やアクシデント等により停止したマシンがコースを塞いでしまうなどして、安全に競技を継続することが困難であるとレースコントロールが判断した場合には、赤旗が振られ、レースは一時中断となります。

 

赤旗が提示されると

赤旗が振られると、コース全域で追い越しが禁止されます。赤旗提示後にピットインした場合は、レース再開後にペナルティが科されます。

全ての車両は安全に走行し、赤旗ラインの後方に整列しなければなりません。また、ピットロード出口は閉鎖され、ピットインしていた車両はコースインすることができなくなります。

全ての車両が赤旗ラインの後方に整列が完了した後、天候の回復やコース上に停止した車両の撤去作業が完了するなど、危険な状況が取り除かれるまでレースは中断となります。

赤旗の意味や赤旗ラインについてはこちらの記事を参照してください。

赤旗 (レッドフラッグ)

 

レース再開時のグリッドは赤旗ラインに停止した順番

基本的にレース再開時のグリッドは赤旗ラインの後方に停止した順序となります。
ただし、コース上に停止した車両がコースを塞ぐなどして、赤旗ライン後方まで戻ることができなくなった車両がいたり、赤旗の提示により大きく順位が変動した場合など、レース審査委員会の承認のもと、赤旗が提示される前の順位に戻されます。この時の順位は各車両の順位が特定できる最終のコントロールライン通過順となります。

赤旗提示によってレースが中断されている間も、計時システムは停止せずにカウントを継続し、周回数も記録されます。

 

赤旗中断中の作業

赤旗中断中はピットクルーによる作業が認められます。
赤旗提示前に既にピットインしていた車両については給油やドライバーの交代が認められます。

 

 

赤旗後のレースの再開手順

天候が回復したり、コース上の危険が無くなった後、レースコントロールはレース再開時刻を決定し、チームに告知します。

赤旗中断後のレースの再開はセーフティカー先導で行われます。

 

レース再開時間 5分前

警告音やボードの提示により、レース再開5分前がチームやドライバーに知らされます。

グリッドでは、先頭車両とセーフティカーの間にいる周回遅れ車両はセーフティカーを追い越してコースを1周走行し、赤旗ラインに整列している車両の後方に並ぶことができます。

ピットロードでは、赤旗提示前にピットインしていた車両はレース再開時間の5分前の時点でピットロード出口に並ぶことができれば、コースインし、赤旗ラインに整列している車両の後方に並ぶことができます。この時、赤旗提示後にピットインした車両はコースインすることができません。

 

レース再開時間

グリーンライトが点灯され、セーフティカー先導によりレースが再開されます。
出遅れてしまった車両がいた場合は、隊列の最後尾に整列しなければなりません。

最後尾の車両がピットロード出口付近を通過した後、ピットロード出口のシグナルがグリーンとなります。ピットインしていた車両はセーフティカーを先頭とした隊列走行に加わることができます。

 

セーフティカー先導走行

その後の手順はセーフティカーの運用手順に準拠します。通常のセーフティカー運用手順と同じく、セーフティカーがピットインした後、レースが再開されます。
セーフティカーを先導とした走行は基本的に1周回となります。

 

 

赤旗中断のままレースが終了した場合

天候が回復しない等、赤旗によりレースが中断したまま再開できずにレースが終了となる場合もあります。

スーパー耐久では、この場合、レースが中断された周回の1周前の順位がレース結果となります。その場合に、与えられるポイントは以下のとおりです。

 

先頭車両が2周回を完了する前にレースが終了した場合

レースは成立せず、ポイントは与えられません。

 

先頭車両が2周回を完了し、走行時間が当初のレース時間の2/3未満で終了した場合

レースは成立し、ポイントの半分が与えられます。

 

先頭車両が当初のレース時間の2/3以上を完走した後に終了した場合

レースは成立し、全てのポイントが与えられます。

 

 

 

 

 

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