2024年 F1 第4戦 日本GP 開催概要

 

2022年 スーパー耐久の『公式予選』

2022年

 

2023年シーズンの内容については
こちらを参照ください。

 

決勝のスターティンググリッドを決定する公式予選はF1に代表されるように『ノックアウト方式』を採用するカテゴリーが多くなっています。

国内ではSUPER GTやスーパーフォーミュラがノックアウト方式の公式予選を採用していますが、スーパー耐久は独自の公式予選のフォーマットを採用しています。

 

 

AドライバーとBドライバーのベストタイムの合算で争う

スーパー耐久の公式予選は、Aドライバー用の走行が50分間、Bドライバー用の走行が45分間に設定されています。Aドライバーが記録したベストタイムとBドライバーが記録したベストタイムを合算したタイムで各クラスごとに順位を決定します。

スーパー耐久では速度差のある複数のクラスが同時に走行しますが、すべてのクラスの車両が同時に走行するとコース上が混雑するため、1グループと2グループの2つのグループに分けて行われます。

どのクラスが1グループ、2グループに分けられるのかは、大会ごとに発行される特別規則書で定められます。

 

グループ分けの例
2021年 第6戦 岡山国際サーキット

 

1グループ
ST-X / ST-Z / ST-TCR / ST-Q #28 / ST-1 / ST-2

 

2グループ
ST-Q #32 / ST-3 / ST-4 / ST-5

 

 

公式予選 Aドライバー

スーパー耐久のAドライバーの公式予選では、各チームのAドライバーに登録されているドライバーがタイム計測を行います。クラスにより走行できる時間が決められています。最後のST-Xクラスの走行が終了するまでチェッカーフラッグは振られず、タイミングモニターやボードの提示により、走行できるクラスがチームに伝えられます。

2020年シーズンからST-XクラスのAドライバーの走行時間が10分から15分に延長されています。

 

第2グループ
20分間

 

第1グループ (ST-Xクラス以外)
15分間

 

第1グループ (ST-Xクラス)
15分間

 

 

インターバル 10~15分

Aドライバーによる公式予選の走行が終了した後、10分間から15分間のインターバルが設定されます。

インターバルの後、Bドライバーによる公式予選が行われます。

 

 

公式予選 Bドライバー

スーパー耐久のBドライバーの公式予選では、各チームのBドライバーに登録されているドライバーがタイム計測を行います。手順はAドライバーと変更ありません。

ST-XクラスはAドライバーによる公式予選の走行時間は15分ですが、Bドライバーによる公式予選の走行時間は10分となります。

 

第2グループ
20分間

 

第1グループ (ST-Xクラス以外)
15分間

 

第1グループ (ST-Xクラス)
10分間

 

 

公式予選のフロー (一例)

 

 

 

グリッド順はA/Bドライバーの合算タイム

スーパー耐久の公式予選では、AドライバーとBドライバーがそれぞれ記録したベストタイムの合算でグリッドを決定します。

順位認定を受けるためには、AドライバーとBドライバーのそれぞれが公式予選でラップタイムを記録する必要があります。

 

 

公式予選通過 基準ラップタイム

スーパー耐久では公式予選で記録された当該クラスの上位3位のラップタイムを平均し、その110%が公式予選通過基準ラップタイムとなります。

Aドライバー、Bドライバー共に、この基準タイムを上回らなければなりません。

複数台のチームが同一タイムを記録した場合は、AドライバーとBドライバーが記録したセカンドベストタイムを合算して速い方が上位となります。

 

 

公式予選 C/Dドライバー

Aドライバー、Bドライバーの公式予選のあと、Cドライバー、Dドライバーが登録されているチームに対して、C/Dドライバーの公式予選が行われます。

各チームのCドライバー、Dドライバーが出走してラップタイムを記録しなければならないことになっています。

C/Dドライバーの公式予選においても、予選通過基準ラップタイムが設定されています。Aドライバー、Bドライバーの公式予選と同様に当該クラスの上位3位のラップタイムを平均し、その110%が予選通過基準ラップタイムとなります。

なお、C/Dドライバーの公式予選の順位は決勝のスターティンググリッド順には影響しません。

 

 

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