2022年 SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ レース結果

 

2022年 F1 第2戦 サウジアラビアGP 第2セーフティカーライン通過後の追い越し

 

2022年F1第2戦サウジアラビアグランプリでは、セーフティカー導入中にピット作業を終えたフェラーリのカルロス・サインツ選手がピットアウトした際に、メインストレートを立ち上がってきたレッドブルのセルジオ・ペレス選手と交錯する場面がありました。

セーフティカー導入中にピットアウトした車両とメインストレートを立ち上がってきた車両が交錯した場合、どちらが前、どちらが後ろになるのかはピットロード出口付近に設定される『第2セーフティカーライン』が基準になります。

 

 

第2セーフティカーライン

ピットアウトした車両がメインストレートを立ち上がってきた車両よりも先に第2セーフティカーラインに到達していれば、ピットアウトした車両が前、メインストレートを立ち上がってきた車両が後ろの順位になります。

逆に、メインストレートを立ち上がってきた車両がピットアウトした車両よりも先に第2セーフティカーラインに到達していれば、メインストレートを立ち上がってきた車両が前、ピットアウトした車両が後ろの順位になります。

話が逸れますが、セーフティカーが導入された直後にピットロードからコースインしようとしているセーフティカーが第2セーフティカーラインに到達する前であれば、メインストレートを走行している車両はセーフティカーを追い越しても問題ありません。

 

ジェッダ市街地コース

セーフティカーラインの位置はサーキットごとに決められています。

F1サウジアラビアグランプリにおいても、事前に発行されている『Event Drawings』という資料に記載されています。

下図の赤矢印で示すピットロード出口付近の『SAFETY CAR Line 2』が第2セーフティカーラインを指します。

 

 

 

 

セーフティカー導入中の追い越し

レース中盤、ウイリアムズのニコラス・ラティフィ選手のアクシデントによってセーフティカーが導入され、ピット作業を済ませたフェラーリのカルロス・サインツ選手と前の周にピットアウトをすでに済ませていたレッドブルのセルジオ・ペレス選手がピットロード出口で交錯しました。

サインツ選手はペレス選手に幅寄せされるような形となり、ペレス選手が前(3位)、サインツ選手が後ろ(4位)の順位となりました。

サインツ選手は第2セーフティカーラインに到達した際にペレス選手よりも先行していたことを訴えましたが、セーフティカー導入中に順位が戻されるようなことはありませんでした。

 

 

実際には、サインツ選手の主張のとおり、サインツ選手が第2セーフティカーに到達したタイミングではペレス選手よりも先行していました。

第2セーフティカーラインを通過した後は、追い越しが禁止されるため、厳密にはペレス選手はサインツ選手をセーフティカー導入中に追い越したことになります。

 

 

順位の修正

セーフティカーが解除された後、レースコントロールはセーフティカー導入中に追い越しがあったと判断し、ペレス選手に順位を戻すように指示しました。その結果、サインツ選手が前(3位)、ペレス選手が後ろ(4位)の順位に修正されました。

セーフティカー解除の後にこのような順位の修正があったため、結果として、サインツ選手は前方を走行するレッドブルのマックス・フェルスタッペン選手に接近する機会を失い、上位争いをすることができませんでした。

 

 

まとめ

セーフティカー導入中にピットアウトした車両とメインストレートを立ち上がってきた車両が交錯した際にどちらが前でどちらが後ろなのかを明確にするためにセーフティカーラインのルールが運用されるようになったのだと推測します。

映像を見ればどちらが前でどちらが後ろなのかは明らかだったので、セーフティカー導入中に順位の修正が行われるべきでした。

レースコントロールの判断の遅れによってレース結果が変わってしまったかもしれません。

昨年のアブダビグランプリの一件で改善が期待されているF1のレースコントロールですが、まだ改善の余地があると言えそうです。