2020年
2021年シーズンの内容については
こちらを参照ください。
スーパーフォーミュラのタイヤはヨコハマタイヤのワンメイク
スーパーフォーミュラの前身であるフォーミュラニッポンの発足からブリヂストンがタイヤを供給してきましたが、2015年をもって終了となり、2016年からヨコハマタイヤがスーパーフォーミュラにタイヤを供給しています。
タイヤは1スペック (2020年シーズン)
2016年 1スペック
2016年にヨコハマタイヤがスーパーフォーミュラにタイヤ供給を開始した当時は、ミディアムタイヤの1スペックのみの供給でした。
2017年 1スペック→2スペック
2017年シーズンの第4戦ツインリンクもてぎでは従来のミディアムタイヤに加えてソフトタイヤが導入され、決勝レースではソフトタイヤとミディアムタイヤの両方の仕様が義務付けられました。
2018年/2019年 2スペック
2019年シーズンでは全てのレースにおいてこの2スペックタイヤでのレースが開催されました。2スペックタイヤに関するルールは大会毎に発行される特別規則書に記載されます。大会ごとに規則が変化しますが、基本的には以下のとおりです。
- ソフトタイヤとミディアムタイヤを混在して装着することはできない。
- 公式予選Q1で使用するタイヤはミディアムでなければならない。
- 決勝レースではタイヤ交換が義務付けられる。
- 決勝レースではミディアムタイヤとソフトタイヤの両方を装着しなければならない。
- 決勝レース中にウェットタイヤを装着した場合はタイヤ交換の義務は無くなる。
- 赤旗によりレースが終了してしまった場合、タイヤ交換義務を完了していなかったドライバーには競技結果にタイムが加算される
2020年 1スペック
2019年は2スペックタイヤによって争われていましたが、2020年シーズンは1スペックへ変更されることになりました。
タイヤ供給数
1つの大会期間中に車両1台あたりに供給されるタイヤは以下のとおりです。
スーパーフォーミュラではタイヤウォーマーの使用は禁止されています。
ドライタイヤ
最大6セット (前輪12本/後輪12本)
ウェットタイヤ
最大6セット (前輪12本/後輪12本)
ウェット宣言
プラクティスセッションで路面がウェット状態のとき、競技長はウェット宣言を行います。ウェット宣言とはウェットタイヤが使用可能という意味で、WETボードの提示やタイミングモニタなどの表示によってチームに知らされます。ウェット宣言が行われない状態でウェットタイヤを使用することは違反となります。
決勝においてはウェット宣言は行われず、ウェットタイヤの使用はチームの判断で行われます。
タイヤの保管方法
2020年のレギュレーション変更において、タイヤの保管方法が明確化されました。
スーパーフォーミュラはタイヤウォーマーの使用が禁止されていますが、タイヤの温度を上げるためにタイヤを密閉された空間や外気温よりも著しく高温になる空間に保管することがレギュレーションにより禁止されました。
第11条 タイヤ指定
横浜ゴム株式会社
ドライタイヤはミディアム、ソフトの2種別を指定する。
タイヤ使用にあたっては、車両に同時に装着する1セット(フロント2本、リヤ2本:合計4本)は全て同一種別でなくてはならない。
第16条 予選方式
2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則 第27条 1.2) ノックアウト予選方式を採用する。
なお、Q1で使用するドライタイヤ種別はミディアムとする。
第24条 タイヤ交換義務
1) 決勝レース中は、2種別のドライタイヤを使用しなければならない。
2) タイヤ交換義務とは、装着された1セット(4本)のドライタイヤから、別の1セット(4本)のドライタイヤへの交換を指し、そのセットは全て同一種別でなければならない。
3) 決勝レース中にウェットタイヤを使用した場合、本条1)、2)に規定されるタイヤ交換義務規定は適用されない。
4) タイヤ交換作業は、先頭車両が1周回終了した時点からレースが終了する迄に完了していなければならない。
タイヤ交換作業義務を完了せずにレースが終了するまで走行した車両は失格とする。
5) 赤旗中断時のタイヤ交換作業はタイヤ交換義務とみなされない。ただし、赤旗提示時にピットにてタイヤ交換作業を実施していた場合は交換義務を果たしたとみなされる。
6) 先頭車両が54周を完了する前に何らかの理由で赤旗中断となり、そのまま終了となった場合、タイヤ交換作業を実施していなかったドライバーには競技結果に40秒のタイムを加算する。
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第23条 タイヤ
1. 本選手権に使用するタイヤは、外側のサイドウォールにバーコードが施された者とし、JAF承認のもとでオーガナイザーによって指定されたものを使用しなければならない。
2. 競技会期間中を通じ、車両1台あたりに使用できる溝なしタイヤ(以下、「ドライタイヤ」という)は最大6セット(前輪12本、後輪12本)とする。
3. 各競技参加者は、公式車両検査の際に上記2.の最大6セットのタイヤすべてにバーコードリーダーによる確認をオーガナイザーから受け、公式車両検査が終了次第、各自が保管すること。
ただし、タイヤ供給メーカーからの申請に基づき、競技会審査委員会が認めた場合、確認を受けた未走行のタイヤを別のタイヤへ交換することが許される。
4. 競技会期間中を通じ、車両1台あたりに使用できるウェットタイヤは最大6セット(前輪12本、後輪12本)とする。
5. ウェットタイヤの使用規定
ウェットタイヤは、当該競技会特別規則書または公式通知で示される方法および時間に確認される。
プラクティスセッションにおいては、路面がウェット状態であると競技長が宣言した時にのみ使用することができる。
6. タイヤに対する走行前の意図的な加熱は一切禁止される。タイヤの保管場所は密閉された空間であってはならず、外気温より著しく高温になる空間での保管は認められない。
7. タイヤの空気圧は管理される。
8. タイヤ交換が義務付けられる競技会は、当該競技会特別規則または公式通知にその旨明記される。
9. 上記2.〜5.以外のタイヤはピットエリア内に持ち込まないこと。
10. 上記2.〜5.のタイヤをピットエリア外に持ち出す場合は、競技役員の許可を得ること。