2020年
スーパー耐久ではレース中に執行されるペナルティはドライブスルーペナルティとペナルティストップの2種類です。フルコースイエロー(FCY)導入中はペナルティを消化することができません。
ペナルティポイント
スーパー耐久シリーズではチームやドライバーの安全意識と規則遵守意識の向上を目的として独自のペナルティポイント制度が設定されています。ペナルティポイントの累積によってドライバーやチームのレースへの参加が認められない場合があります。
ペナルティポイントの加算と対象事例
ポイント | 事例 |
+3~+5 | 同クラス同士の接触で相手をスピンアウト・クラッシュさせる行為 |
+4~+6 | 他クラス車、同クラス異周回数車をスピンアウト・クラッシュさせる行為 |
+2~+3 | 黄旗中の追い越し(他クラス) |
+3~+4 | 黄旗中の追い越し(同クラス) |
+3~+4 | 黄旗中のスピン・コースアウト |
+3~+4 | 黄旗中のスピン・コースアウト |
+1~+3 | 安全確認義務違反(ピットロードスピード違反等一般規則違反) |
+2~+10 | 報復行為、上記事例で悪質と判断される行為や暴言・暴力行為 |
+1~ | 上記以外のドライバーに関わる軽微な違反行為 |
+1~ | ピット作業違反・その他チームに関わる違反行為(チーム) |
+5~ | 車両規定違反(チーム) |
ひとつの事案に対して、ペナルティポイントはドライバーとチームに付与されます。
ペナルティポイントは365日間累積されます。
累積ポイントによる罰則
- チームの累積ペナルティポイントが20ポイントになった場合、そのチームは次大会に参加することが認められません。
- ドライバーの累積ペナルティポイントが10ポイントになった場合、そのドライバーは次大会に参加することが認められません。
ピレリスーパー耐久シリーズ2020 スポーツ規則
関連記事
次の記事へ
前の記事へ
〈ペナルティポイント累計制度〉
1. 目的:チーム・ドライバーの安全意識・規則遵守意識の向上
2. 概要:
① 原則として大会期間中に科されたペナルティに応じて、STOはシリーズを通じてペナルティポイントを付与する。STOが独自にペナルティポイントを科す場合もある。
② ポイントはひとつの事案に対し、ドライバー、及びチームに付与される。
3. 罰則:
① チームの持ち点が「20点」になった場合、当該チームは次大会へ参加できない。
② ドライバーの持ち点が「10点」になった場合、当該ドライバーは次大会へ参加できない(レース開催日以外にSTOが実施する3時間以上の特別講習(有料)を受講した場合、チームは「10点」、ドライバーは「5点」が減算される)。
※ 次大会レース参加拒否の罰則を履行した場合、チームは「10点」、ドライバーは「5点」が減算される。減算後、再度持ち点が規定の点数になった場合、再び次大会レース参加拒否の罰則が履行される。
4. ポイントと対象事例:
上記表を参照
5. ポイント付与:最大運転時間超過等ペナルティについても、当該ドライバーが付与対象となる。
6. 抗議:ポイントの付与、及び集計、罰則の履行に対する抗議は一切受け付けられない。
7. 集計:大会期間中に課されたペナルティを上記事例に照らし合わせ、STOがポイント付与し集計を行う。
8. 告知:シーズン終了後、全エントラントに対し、ポイント集計結果を告知する。