2021年
スーパー耐久ではフォーメーションラップ開始時間を起点としてレーススタートに向けてスタート進行が行われます。
フォーメーションラップに向けての詳細なタイムスケジュールは大会ごとに異なりますが、フォーメーションラップ5分前からの手順は共通です。
スタート進行フロー
フォーメーションラップ開始 | 内容 |
○○分前 (大会ごとに規定) |
グリッドへの試走開始 (ピットロード出口オープン) |
○○分前 (大会ごとに規定) |
グリッドへの試走終了 (ピットロード出口クローズ) |
全車グリッドに付き次第、グリッドウォーク開始 | |
5分前 | コース上におけるすべての作業禁止 |
3分前 | ドライバー、競技役員以外はコース上から退去 |
1分前 | エンジン始動 |
30秒前 | この合図のあと緑旗が振られフォーメーションラップ開始 |
グリッドへの試走
スタート進行
グリッド上では、フォーメーションラップに向けてマシンの最終チェックが行われます。フォーメーションラップ開始前に国歌斉唱などのセレモニーが行われます。
グリッドウォーク
グリッドへの試走のあと、すべての車両がグリッドに着くと、グリッドウォークが開始となります。グリッドウォークへの参加には定められたパスを所持している必要がありますが、レース前のマシンやドライバーなど間近で見ることができます。
グリッドウォークの終了時刻は大会ごとに定められます。
フォーメーションラップ開始 5分前
グリッド上における車両に対するすべての作業が禁止されます。
ドライバー、一部のチームクルー、競技役員を除いてグリッド上から退去しなければなりません。
フォーメーションラップ開始 3分前
ドライバーと競技役員を除いてグリッド上から退去しなければなりません。
この時点で、ドライバーは着座した状態でドアを閉めておく必要があります。
フォーメーションラップ開始 1分前
ドライバーは車両のエンジンを始動します。
フォーメーションラップ開始 30秒前
フォーメーションラップ開始30秒前が周知されたあと、グリッド前方でグリーンフラッグが振られ、フォーメーションラップが開始されます。
フォーメーションラップ
フォーメーションラップ開始の時刻になると、グリッド前方でグリーンフラッグが振られ、フォーメーションラップが開始されます。フォーメーションラップ中、すべてのオブザベーションポストではイエローフラッグが振られます。
決勝が1レースで行われる場合、『グループ1』と『グループ2』の2グループに分かれて、フォーメーションラップを行います。ペースカーが各グループを先導し、隊列を形成してコースを1周走行します。
GRIDボードの提示
コース上のあらかじめ決められた位置でGRIDボードが提示されたら、各車両は2列の隊列を形成します。
これは次にコントロールラインを通過するときレーススタートとなる合図です。GRIDボードが提示された周回の最後でセーフティカーがピットインします。
GRIDボードが提示されない場合、フォーメーションラップがもう1周行われます。この場合、レース距離は1周減算となります。
ローリングスタート
スーパー耐久のレーススタートは『ローリングスタート方式』を採用しています。
先導のセーフティカーがピットインし、まずグループ1の各車両が2列の隊列を形成したまま、メインストレートを立ち上がります。先頭車両が70~90km/hの速度で隊列を先導します。
そして、シグナルがレッドからグリーンに変わると同時にグループ1のスタートとなります。このとき、コントロールライン付近ではレーススタートを意味する日章旗が振られます。
グループ1のレーススタートに続いて、同様の手順でグループ2のレーススタートが行われます。
各グループ共に、シグナルによるスタート合図が行われたあとも、コントロールラインを通過するまで追い越しは禁止されます。