【9/19】スーパー耐久 第5戦 鈴鹿サーキット レース結果

 

2021年 F1 第4戦 スペインGP ガスリー選手のスタート手順違反

 

カタロニアサーキットで開催された2021年F1第4戦スペインGPでは、レーススタート時に本来停止しなければならないグリッドの枠から外れていたとして、アルファタウリのピエール・ガスリー選手に対して、5秒間のタイムペナルティとペナルティポイント1が科せられました。

スタート手順の違反ではありますが、最近ではあまり発生することのない、珍しい違反であると言えます。

 

 

 

F1ではレーススタート時にジャンプスタートを機械的に判定する仕組みが導入されています。

各車両にはタイム計測を行うためにトランスポンダーと呼ばれる発信機が搭載されており、トランスポンダーが発信する信号をグリッド上で検知することでジャンプスタートを自動的に判定できるようになっています。

そのため、F1ではトランスポンダーの信号を検知できない位置に車両を停止し、レースをスタートした場合、スポーティングレギュレーションの36.14に記載されているスタート手順の違反となり、スチュワードへ通告され、ペナルティが科せられる場合があります。

今回、ピエール・ガスリー選手は本来停止しなければならないグリッドの枠を超えて車両を停止し、この位置がトランスポンダーの信号を検知できない位置だったにも関わらず、修正することなくレーススタートしたために5秒間のタイムペナルティが科せられたと考えられます。

 

 

グリッドに停止する際にグリッドの枠を超えてしまったとしても、F1ではリバースギアを使用して正しい位置へ修正することに問題はありません。

第1戦のバーレーンGPではアルファタウリの角田裕毅選手がレーススタート時に停止するグリッドを間違えて通り過ぎてしまいましたが、リバースギアを使用て正しいグリッド位置へ修正し、レースをスタートしています。

通常のレースのスタートは、すべての車両がグリッド上で静止の状態でなければ、グリッド後方でグリーンフラッグが振られることはなく、レーススタートに向けたレッドシグナルも点灯することはありません。

今回のガスリー選手はリバースギアを使用して正しいグリッド位置へ修正しスタートすることでペナルティが科せられる状況を回避できたと考えられます。

 

2021 FORMULA 1 SPORTING REGULATIONS

5) STARTING PROCEDURE

36.14 Any of the penalties under Articles 38.3 a), b), or c) will be imposed on any driver who is judged to have:

a) Moved before the start signal is given, such judgement being made by an FIA approved and supplied transponder fitted to each car, or;

b) Positioned his car on the starting grid in such a way that the transponder is unable to detect the moment at which the car first moved from its grid position after the start signal is given.

 

【参考】2020 FORMULA 1 SPORTING REGULATIONS (日本語版)

36) スタート手順

36.13 以下を犯したと判定される一切のドライバーには第38条 3a) 、b) あるいは c) のいずれかのペナルティが科せられる:

a) スタート合図信号が与えられる前に動きだしたと、FIAが認可し提供した各車に取り付けられているトランスポンダーが判定した、あるいは;

b) スタート合図信号が与えられた後に、最初にグリッド位置から動いた瞬間をトランスポンダーが検出できないように、スタートグリッドに自分の車両を配置した。

 

 

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