【8/2】F1 第11戦 ハンガリーGP スタート直後のターン1でのアクシデント

 

2021年 F1 第2戦 エミリア・ロマーニャGP ペレス選手のセーフティカー導入中の追い越し

 

2021年F1エミリア・ロマーニャGPではスタート直後にコースオフしたウイリアムズのニコラス・ラティフィ選手がコースへ復帰した後、ハースのニキータ・マゼピン選手と接触し、ラティフィ選手がウォールに衝突しました。このアクシデントのためレースはセーフティカーが導入されました。

このセーフティカー導入中にレッドブルのセルジオ・ペレス選手が追い越しをしたため、10秒間のタイムペナルティが科せられました。

 

 

セーフティカー導入中の追い越し

セーフティカーが導入され、セーフティカーを先頭とした隊列走行を行っていたとき、レッドブルのセルジオ・ペレス選手がターン9でウェットコンディションの路面のため挙動を乱し、コース右側へオーバーランしてしまいました。

その際、マクラーレンのダニエル・リカルド選手とアルファタウリのピエール・ガスリー選手はコースオフしたペレス選手を追い越しました。

コースへ復帰したペレス選手は、順位を取り戻すため、ガスリー選手とリカルド選手を追い越しました。

スチュワードはペレス選手が順位を取り戻すためにガスリー選手とリカルド選手を追い越した行為に対してセーフティカー導入中の追い越しとして10秒間のタイムペナルティとペナルティポイント2を科しました。

国際モータースポーツ競技規則 付則H項ではセーフティカー導入中にコース上で追い越しが認められる場合は、『セーフティカーから合図された場合』と『明らかに問題を抱えて車両がスローダウンしている場合』に限られます。

リカルド選手とガスリー選手がペレス選手を追い越した行為が問題無いのはペレス選手が『明らかに問題を抱えて車両がスローダウンしている場合』に該当するためです。

コース復帰したペレス選手が順位を取り戻すために、ガスリー選手とリカルド選手を追い越した行為はレギュレーションでは認められていないため、スチュワードは違反と判定したと考えられます。

国内で開催されているモータースポーツではセーフティカー導入中にオーバーランをする行為に対してペナルティが科せられる場合があります。セーフティカー導入中はコース全域が黄旗区間のような状況のため、細心の注意を払って走行しなければならず、そのような状況でオーバーランをすることが違反行為に該当すると判断されるためです。

今回のペレス選手のセーフティカー導入中のオーバーランの行為自体は特に審議されていません。

 

 

国際モータースポーツ競技規則 付則H項

2.10 セーフティカー運用手順
決勝レースの非競技化

2.10.10 その後、すべての競技車両はセーフティカーの後方に隊列を作って整列し、その隊列はセーフティカーから車両5台分の距離で続き、以下の例外を除いて、セーフティカーがピットレーンに戻った後車両がスタートライン(もしくは次の決勝レースの非競技化終了地点)に到達するまで追い越しは禁止される。
次の状況においては、追い越しが許される。

  • セーフティカーから合図された場合
  • 後述2.10.18の場合
  • ピットに進入する車両は、2.10.2 に規定される第1セーフティカーラインを超えた後、他の車両およびセーフティカーを追い越すことができる。(※1)
  • トラック上を走行する車両は、ピットを離れる車両が2.10.2に規定される第2セーフティカーラインを超えるまではピットを離れる車両を追い越すことができる。(※2)
  • トラック上の車両は、セーフティカーがピットレーンまたは各中間配置地点に戻る時、セーフティカーラインを通過すればセーフティカーを追い越すことができる。(※3)
  • - セーフティカーがピットレーンを使用している間、指定されたガレージエリアに停車している車両を追い越すことができる。
  • - 明らかに問題を抱えて車両がスローダウンしている場合。

 

 

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