2025年
スーパーフォーミュラのレースフォーマットは『1大会1レース制』、『1大会2レース制』、『1大会2ヒート制』の3種類があります。
- 1大会1レース制
- 1大会2レース制
- 1大会2ヒート制
近年のスーパーフォーミュラではほとんどの大会が『1大会1レース制』で行われていますが、2022年シーズンから『1大会2レース制』のフォーマットが導入され、2024年シーズンにおいては、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキットでの2大会において、『1大会2レース制』のフォーマットで開催されました。
2025年シーズンのレースフォーマット
これまで、スーパーフォーミュラのレースフォーマットは基本的には『1大会1レース制』で開催され、2024年シーズンは2大会において『1大会2レース制』の開催されました。
2025年シーズンでは、『1大会2レース制』のフォーマットで開催される大会が5大会へ拡大され、全12戦で争われます。
スーパーフォーミュラのレース距離
スーパーフォーミュラのレース距離は『1大会1レース制』、『1大会2レース制』、『1大会2ヒート制』の場合でそれぞれ異なります。
2019年シーズン以前のスーパーフォーミュラはレース距離が300kmで開催され、レース中に給油作業を行っていました。
2022年シーズンは新型コロナウイルス『COVID-19』の感染拡大による影響を受け、すべての大会は『1大会1レース制』で開催され、公式予選と決勝を日曜日の1日で開催するワンデー開催となりました。
その一環で、レース中の給油が廃止され、レース距離は燃料がフルタンクの状態で走行できる距離を考慮して、各大会ごとに決められることになりました。
2021年シーズン以降はレース中に給油を行わないレース距離(170~190km程度)で争われています。
2025年シーズンの各大会におけるレース距離は約185kmと定められ、『1大会2レース制』で開催される場合、土曜日に開催される決勝においては、レース距離が約165kmと日曜日よりも約20km短いレース距離で争われることになりました。
1大会 1レース制
1大会1レース制の場合、レース距離は、『最短110km、最長300km』と定められています。
1大会 2レース制
1大会2レース制の場合、各々のレース距離は、『最短110km、最長300km』と定められています。
1大会 2ヒート制
1大会2ヒート制の場合、1ヒートのレース距離は『最短75km、最長180km』とし、1ヒートと2ヒートのレース距離の合計は『300km以内』と定められています。
ヒート制とは1ヒートと2ヒートの2レースが行われ、1ヒートの結果が2ヒートのグリッド順になります。レース結果は2ヒートの結果で決定されます。
スーパーフォーミュラのレース時間
スーパーフォーミュラのレース時間はレース距離が300kmに設定されている場合は最大で2時間と定められています。
スタートから2時間が経過した時点の周回がファイナルラップ(最終周)となります。
レース中、レッドフラッグが振られ、レース中断となった場合、中断時間を含む最大レース時間は最大で4時間と定められています。
2025年シーズンはすべての大会において約185km(土曜日の決勝は約165km)のレース距離で争われますが、レース距離が300kmに満たない場合のレース時間については、各大会ごとに発行される特別規則書に定められます。
2025年 スーパーフォーミュラのレース距離
ラウンド | 開催地 | レース 周回数 |
レース 距離 |
第1戦 | 鈴鹿サーキット | 27周 | 156.789km |
第2戦 | 鈴鹿サーキット | 31周 | 180.017km |
第3戦 | モビリティリゾートもてぎ | ||
第4戦 | モビリティリゾートもてぎ | ||
第5戦 | オートポリス | ||
第6戦 | 富士スピードウェイ | ||
第7戦 | 富士スピードウェイ | ||
第8戦 | スポーツランドSUGO | ||
第9戦 | 富士スピードウェイ | ||
第10戦 | 富士スピードウェイ | ||
第11戦 | 鈴鹿サーキット | ||
第12戦 | 鈴鹿サーキット |
【参考】2024年 スーパーフォーミュラのレース距離
ラウンド | 開催地 | レース 周回数 |
レース 距離 |
第1戦 | 鈴鹿サーキット | 31周 | 179.193km |
第2戦 | オートポリス | 41周 | 187.083km |
第3戦 | スポーツランドSUGO | 53周 | 190.058km |
第4戦 | 富士スピードウェイ | 41周 | 187.083km |
第5戦 | モビリティリゾートもてぎ | 37周 | 177.637km |
第6戦 | 富士スピードウェイ | 41周 | 187.083km |
第7戦 | 富士スピードウェイ | 41周 | 187.083km |
第8戦 | 鈴鹿サーキット | 31周 | 180.017km |
第9戦 | 鈴鹿サーキット | 31周 | 180.017km |
レギュレーション
アーカイブ
第6条 参加車両
5. 本競技会のレース距離は、下記の通りとする。
1) 1大会1レース制の場合は、最短110km、最長300kmとする。
2) 1大会2レース制の場合は、各々のレースを最短110km、最長300kmとする。
3) 1大会2ヒート制の場合は、1ヒート最短75km、最長180kmとし、合計300km以内とする。
6. レース終了は、フィニッシュライン(最終のコントロールライン)を基準として管理される。ここでいうコントロールラインとは、コースおよびピットレーンの双方を交差する単一の直線を指す。
1) レース距離が300km設定の競技会について、設定距離が走破される前に2時間が経過した場合は、この時間が経過した後にレース先頭車両がラインを通過した時点で、レース終了の合図が提示される。(赤旗中断の場合は、中断の時間を除き、所要時間が2時間に達した時点で提示される。)
2) レースが中断された場合、中断時間を含む最大総レース時間は4時間を上限とする。
3) レース距離が300km 未満に設定された場合は、上記のレース終了合図が提示されるまでの時間と最大総レース時間は短縮され、その時間は競技会特別規則にて発表される。