2021年
2022年シーズンの内容については
こちらを参照ください。
F1ドライバーになるためにはFIAが発給する『スーパーライセンス』の取得が必要なように、当然ながら、スーパーフォーミュラに参戦するためには必要なドライバーライセンスを取得する必要があります。
スーパーフォーミュラで上位の成績を残すことで、スーパーライセンスの取得に必要となる『スーパーライセンスポイント』を獲得することができます。
本記事では、スーパーフォーミュラのドライバーライセンスに関係する内容について紹介します。
ドライバーライセンス
四輪のモータースポーツに参戦するにはJAFが発行する『ドライバーライセンス』が必要になります。ドライバーライセンスは正式には『競技運転者許可証』と呼びます。
日本国内で開催されるレースに参戦するには『国内A』ライセンスが必要になります。『国内B』は国内で開催されるラリーやジムカーナのようなスピード競技に参戦するために必要なライセンスとなりますので国内Bではレースに参戦することができません。
国内Aライセンスは講習会を受講し、試験をパスすることで取得することができます。1日で取得することができますので、誰でも取得することができるライセンスと言えます。
国内Aライセンスを取得し、レース参戦経験や上位の成績を残すことで、より上級の『国際C』、『国際B』、『国際A』ライセンスへステップアップすることができます。
スーパーフォーミュラに参戦するには『国際B』以上のライセンスが必要
スーパーフォーミュラに参戦するドライバーは所属するASNが発給する『国際競技運転者許可証B以上』のライセンスが必要となります。
ASNとは国際自動車連盟『FIA』から認可を受けたモータースポーツの管轄団体のことです。日本では日本自動車連盟『JAF』がASNに該当し、日本人のドライバーはJAFを経由して国際ライセンスの発給を受けます。
通常、各国に1つのASNが存在するため、外国人ドライバーは母国のASNを経由して国際ライセンスを取得する必要があります。
ドライバーライセンスのステップアップフロー
国内A
申請前24ヵ月以内に国内レースにおいて5回完走
国際C
国際C取得後申請前24ヵ月以内に、日本選手権レースまたは国際格式のレースにおいて5回完走
国際B
申請前24ヵ月以内に、国際Bが必要とされるレースの5戦で総合成績の上位5位以内、もしくは該当する年かその前年に国際Bが必要とされる選手権の最終成績で上位5位以内
国際A
スーパーライセンスポイント
F1ドライバーになる資格を得るには『スーパーライセンス』を取得する必要があります。スーパーライセンス取得の申請を行うためには、過去3年において40ポイント以上の『スーパーライセンスポイント』を獲得しなければなりません。
スーパーフォーミュラのシリーズランキングの上位9位のドライバーには、以下のように順位に応じてスーパーライセンスポイントが与えられます。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
25 | 20 | 15 | 10 | 7 | 5 | 3 | 2 | 1 | 0 |
アーカイブ
第4条 競技許可証(ライセンス)
1. すべての競技参加者およびドライバーは、所属するASNによって発給された国際ライセンスを所持していなければならない。
2. すべてのドライバーは、国際競技運転者許可証B以上の所持者とする。
3. ライセンスは参加申込時点で当該年度有効なものでなければならない。競技参加者およびドライバーはライセンスの資格停止期間中であってはならない。
4. JAF以外のASNに所属する競技参加者およびドライバーはFIA国際競技規則第3.9.4で定められた出場証明書を提示しなければならない。
5. ドライバーは自己のメディカルサーティフィケートを提示しなければならない(FIA国際競技規則付則L項第2章第1条)。