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2021年 スーパーフォーミュラ、レギュレーションの一部改正を発表 (2021/2/8)

2021年

 

2021年2月8日、JAFは2021年のスーパーフォーミュラのレギュレーションを一部改訂することを発表しました。

今回発表されたレギュレーションの改定内容について解説します。

 

 

レースディレクターはJAFが認定

今回のレギュレーション改定ではレースディレクターの認定方法が明記されました。

スーパーフォーミュラは日本各地のサーキットを転戦して開催されます。サーキットが変わると、レースを運営する競技長をはじめとした競技役員やレースオフィシャルも変わります。

そのため、違反行為に対するアウト、セーフの判定基準に多少のばらつきが生じます。これにより、スーパーフォーミュラでは各大会へレースディレクターを派遣して、開催サーキットが変わってもシリーズを通して公平な判定ができるように競技長と調整しながら判定を行っています。

これまで、スーパーフォーミュラのレースディレクターの認定方法について、レギュレーションで特に定められていませんでしたが、今回のレギュレーション改定により、レースディレクターはJAFが認定することに定められました。

 

 

ドライビングアドバイザーの役割の明確化

スーパーフォーミュラではレース中のドライビング行為について、審査委員会に助言をする役割として『ドライビングアドバイザー』を設定しています。

これまでのレギュレーションではドライビングアドバイザーは審査委員会を補佐することが役割と定められていましたが、今回のレギュレーション改定によって、レースディレクターの補佐をすることも役割として定められました。

 

 

2021年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第11条 レースディレクター、テクニカルディレクターおよび競技会審査委員会ドライビングアドバイザーの義務(役務)と権限

1. レースディレクター:
JAFは、シリーズオーガナイザーからの申請に基づきレースディレクターを認定する。
レースディレクターは常時競技長と協議しながら役務を遂行する。
レースディレクターの義務(役務)は、大会期間中のレース運営や判定に関する事項(項目)について、シリーズを通した固有(独自)の判断に基づく提言を競技長に行ない、大会における競技運営および判定基準の平準化を図るものとする。ただし、レースディレクターはレース運営や判定に関する最終的な判断を下す権限を競技長に委譲する。

1) 運営に携わる競技役員の配置や運営機器の配備状況、安全管理体制等を大会事務局より報告を受け、必要に応じて修正提案を行う。

2)全ての走行時間帯におけるレース管制、ミーティング、ブリーフィングは競技長と同席する。

3)レースディレクターは、以下の事項についてFIA国際モータースポーツ競技規則および本規則に従い、競技長に対し提案を行う。この場合、競技長はレースディレクターと協議して対応する。

(1) タイムスケジュールの遵守または変更を行うこと。
(2) 全てのプラクティスセッションや決勝レースを中断し、再開の為のスタート手順の実施。
(3) 全てのプラクティスセッションや決勝レースで、競技車両を停止させること。
(4) 全てのプラクティスセッションや決勝レースにおいて発生した違反行為に関する判定。
(5) 決勝レースのスタート手順と進行の実施。
(6) 決勝レースにおけるセーフティカー導入および引き揚げ。
(7) 競技車両の再検査、ドライバーの身体検査を求めること。

3. 競技会審査委員会ドライビングアドバイザー:
経験豊富な当該選手権の元ドライバーまたは競技長経験者等とする。その役割は、モータースポーツ全般、また特に以下の事項について、競技会審査委員会および/あるいはレースディレクターに助言を与えて(主に以下についてのアドバイスを行うことで競技会審査委員会を)補佐することである。

- コース上におけるドライバーと競技参加者の行為
- 競技会審査委員会がドライバーの罰則等について審議する際の補佐。なお、アドバイザーは、競技会審査委員会の会議に出席しなければならないが、投票の権利は有さない。

※追加・変更 箇所

 

参考リンク