2022-2023年
2023-2024年シーズンの内容については
こちらを参照ください。
『ABB FIA Formula E World Championship』とは?
ABB FIA Formula E World Championship『ABB フォーミュラE 世界選手権』はバッテリーとモーターを搭載した電気自動車によるフォーミュラカーのレースシリーズで2014年にスタートしました。
これまでのモータースポーツはエンジンを搭載したレーシングカーがガソリンを消費することによって実現されてきましたが、フォーミュラEはガソリンのような化石燃料を消費したり、二酸化炭素を排出することのない、新しいモータースポーツとして定着しています。
フォーミュラEは環境にやさしい電気自動車の普及を目的とし、モーターの開発が認められているため、技術開発と環境イメージ向上のためポルシェ、ジャガー、日産などの自動車メーカーも参戦しています。
フォーミュラEは基本的にモータースポーツ専用のサーキットではなく、大都市などの市街地に作られた特設のコースで開催されます。F1では各レースを『Grand Prix (グランプリ)』と呼びますが、フォーミュラEでは『e-Prix (イー・プリ)』と呼びます。
F1の各シーズンは春に開幕し秋に終了しますが、フォーミュラEでは年またぎのシーズンとなっていることが特徴的で、各シーズンは秋に開幕し、翌年の夏に終了するスケジュールになっています。
ただし、フォーミュラEの2022-2023年シーズン(シーズン9)は年またぎではなく、2023年1月にメキシコシティで開幕し、7月に終了します。
The class of Season 9 ⚡#MexicoCityEPrix pic.twitter.com/q1sXtMvb8O
— Formula E (@FIAFormulaE) January 12, 2023
ABB FIA Formula E World Championship
ロゴマーク
©ABB FIA Formula E Championship
マシンは全車共通の『Gen3』
2022-2023年シーズンのフォーミュラEは『Gen3』と呼ばれる新型車両が投入されます。Gen3はこれまでのシーズンで使用されてきた『Gen2 (Spark SRT05e)』と同様にスパーク・レーシング・テクノロジーによって開発されました。
Gen3は最大出力が先代のGen2では最大出力が250kW(約335馬力)から350kW(約470馬力)へアップすると共に60kgの軽量化によって、さらなる運動性能の向上が図られました。
全長 / 全幅 / 全高 | 5,016 mm / 1,700 mm / 1,023 mm |
最大地上高 | 75mm |
ホイールベース | 2,970 mm |
最低車両重量 | 840 kg (ドライバー含む) |
最大出力 | 350 kW (470 HP) |
レースモード最大出力 | 200 kW (270 HP) |
最大回生電力 | 350 kW |
最高速度 | 320 km/h |
ABB FIA Formula E World Championship
2022-2023シーズン ドライバーラインナップ
No. | ドライバー | チーム |
4 | ロビン フラインス | アプト クプラ フォーミュラEチーム |
51 | ニコ ミュラー | |
27 | ジェイク デニス | アバランチ アンドレッティ フォーミュラE |
36 | アンドレ ロッテラー | |
25 | ジャン エリック ベルニュ | DS ペンスキー |
1 | ストフェル バンドーン | |
37 | ニック キャシディ | エンヴィジョン レーシング |
16 | セバスチャン ブエミ | |
9 | ミッチ エバンス | ジャガー TCS レーシング |
10 | サム バード | |
8 | オリバー ローランド | マヒンドラ レーシング |
11 | ルーカス ディ グラッシ | |
48 | エドアルド モルタラ | マセラティ MSG レーシング |
7 | マクシミリアン ギュンター | |
5 | ジェイク ヒューズ | NEOM マクラーレン フォーミュラEチーム |
58 | レネ ラスト | |
33 | ダニエル ティクトゥム | NIO 333 レーシング |
3 | セルジオ セッテ カマラ | |
23 | サッシャ フェネストラズ | 日産 フォーミュラEチーム |
17 | ノーマン ナト | |
94 | パスカル ウェーレイン | タグ ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチーム |
13 | アントニオ フェリックス ダ コスタ |
No. | ドライバー | チーム |
5 | ストフェル バンドーン | メルセデスEQ フォーミュラE チーム |
17 | ニック デ フリース | |
9 | ミッチ エバンス | ジャガー TCS レーシング |
10 | サム バード | |
13 | アントニオ フェリックス ダ コスタ | DS テチーター |
25 | ジャン エリック ベルニュ | |
4 | ロビン フラインス | エンヴィジョン レーシング |
37 | ニック キャシディ | |
27 | ジェイク デニス | アバランチ アンドレッティ フォーミュラE |
28 | オリバー アスキュー | |
11 | ルーカス ディ グラッシ | ロキット ヴェンチュリ レーシング |
48 | エドアルド モルタラ | |
36 | アンドレ ロッテラー | タグホイヤー ポルシェ フォーミュラE チーム |
94 | パスカル ウェーレイン | |
29 | アレクサンダー シムズ | マヒンドラ レーシング |
30 | オリバー ローランド | |
22 | マクシミリアン ギュンター | ニッサン e.ダムス |
23 | セバスチャン ブエミ | |
7 | セルジオ セッテ カマラ | ドラゴン / ペンスキー オートスポート |
99 | アントニオ ジョビナッツィ | |
3 | オリバー ターベイ | NIO 333 FE チーム |
33 | ダニエル ティクトゥム |
ABB FIA Formula E World Championship
2022-2023シーズン 開催スケジュール
2022-2023年シーズンのフォーミュラEは新たにハイデラバード(インド)、サンパウロ(ブラジル)、ポートランド(アメリカ)での開催が加わり、11か国、全16戦で争われます。
ラウンド | 日程 | 開催地 |
第1戦 | 1/14 | メキシコ (メキシコシティ) |
第2戦 | 1/27 | サウジアラビア (ディルイーヤ) |
第3戦 | 1/28 | サウジアラビア (ディルイーヤ) |
第4戦 | 2/11 | インド (ハイデラバード) |
第5戦 | 2/25 | 南アフリカ (ケープタウン) |
第6戦 | 3/25 | ブラジル (サンパウロ) |
第7戦 | 4/22 | ドイツ (ベルリン) |
第8戦 | 4/23 | ドイツ (ベルリン) |
第9戦 | 5/6 | モナコ (モナコ) |
第10戦 | 6/3 | インドネシア (ジャカルタ) |
第11戦 | 6/4 | インドネシア (ジャカルタ) |
第12戦 | 6/24 | アメリカ (ポートランド) |
第13戦 | 7/15 | イタリア (ローマ) |
第14戦 | 7/16 | イタリア (ローマ) |
第15戦 | 7/29 | イギリス (ロンドン) |
第16戦 | 7/30 | イギリス (ロンドン) |
ラウンド | 日程 | 開催地 |
第1戦 | 1/28 | サウジアラビア (ディルイーヤ) |
第2戦 | 1/29 | サウジアラビア (ディルイーヤ) |
第3戦 | 2/12 | メキシコ (エルマノス ロドリゲス サーキット) |
第4戦 | 4/9 | イタリア (ローマ) |
第5戦 | 4/10 | イタリア (ローマ) |
第6戦 | 4/30 | モナコ (モンテカルロ市街地コース) |
第7戦 | 5/14 | ドイツ (ベルリン) |
第8戦 | 5/15 | ドイツ (ベルリン) |
第9戦 | 6/4 | インドネシア (ジャカルタ) |
第10戦 | 7/2 | カナダ (バンクーバー) |
第11戦 | 7/16 | アメリカ (ニューヨーク) |
第12戦 | 7/17 | アメリカ (ニューヨーク) |
第13戦 | 7/30 | イギリス (ロンドン) |
第14戦 | 7/31 | イギリス (ロンドン) |
第15戦 | 8/13 | 韓国 (ソウル) |
第16戦 | 8/14 | 韓国 (ソウル) |
ライセンス
フォーミュラEへ参戦するにはFIAが発行する『e-Licence (e-ライセンス)』を保有している必要があります。
e-ライセンスを申請するためには、スーパーライセンスポイントを過去3年間で20ポイント以上獲得している必要があります。また、以前にスーパーライセンスを保持していたり、過去のフォーミュラEのレースに3戦以上参加したことがあるドライバーもe-ライセンスを申請する資格があります。
フォーミュラEの公式テストに参加するためには国際Bライセンスを保持している必要があります。また、国際Cライセンスの保持者でもシングルシーターカテゴリーで実績があり、FIAに承認されれば参加が認められる場合があります。
2022-2023年シーズンから各チームはシーズン中に少なくとも2回はフォーミュラEに参戦したことが無いドライバーをフリー走行で起用しなければならないことが義務付けられました。
ペナルティポイント
フォーミュラEには独自のペナルティポイントシステムがあり、レギュレーション違反や悪質なドライビング行為を行ったドライバーに対して、スチュワードがペナルティポイントを科します。
累積のペナルティポイントが12ポイントに達すると次のレースは出場停止となり、12ポイントが減算されます。
ペナルティポイントは科せられてから12か月経過すると消滅します。
スーパーライセンスポイント
フォーミュラEのシリーズ10位までのドライバーには、F1ドライバーになるために必要なスーパーライセンスポイントが与えられます。過去3年においてスーパーライセンスポイントを40ポイント以上を獲得することでスーパーライセンスを取得できる資格が与えられます。
フォーミュラEで与えられるスーパーライセンスポイントは2021-2022年シーズンから変更はありません。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
30 | 25 | 20 | 10 | 8 | 6 | 4 | 3 | 2 | 1 |
走行セッション
フォーミュラEでは基本的に土曜日1日でフリー走行、公式予選、決勝をすべて行います。いくつかのレースにおいては日曜日にもレースが行われダブルヘッダーとして開催されます。
レースイベントの前日となる金曜日にはシェイクダウンと呼ばれる走行が行われますが、マシンの最大出力が制限されるため、土曜日の走行のための事前チェックの位置づけです。
土曜日にはマシンのセッティングやパフォーマンスの確認を行うフリー走行が開催され、その後、レースのスターティンググリッドを決定する公式予選が開催されます。公式予選の後、決勝レース(e-Prix)が開催されます。
シェイクダウン
Shakedown
フォーミュラEでは金曜日にシェイクダウンと呼ばれる走行セッションが設定される場合があります。15分間の走行時間の間に各車両は最大で3周の走行が認められています。
ただし、マシンのチェックや電子システムの動作確認のために行われるため、マシンの最大出力は110kWに制限され、ラップタイムの計測は行われません。
フォーミュラEは市街地コースでの開催が多いため、シェイクダウンではコースレイアウトや縁石の位置などのチェックも行われます。
フリー走行
Free Practice
フォーミュラEでは公式予選に先立ち、2回のフリー走行が行われます。
それぞれの走行時間は最大30分間と定められており、1回目のフリー走行と2回目のフリー走行の間には少なくとも30分間のインターバルが設定されます。
レースがダブルヘッダーで開催される場合は、2日目に30分間のフリー走行が開催されます。
フリー走行では最大出力は350kWまで認められています。
(2021-2022年シーズンは最大250kW)
セッション終了時にはグリッド上でスタート練習を行うことが認められています。
公式予選
Qualifying
フリー走行の開始時刻から少なくとも2時間が経過した後、公式予選が開催されます。
フォーミュラEでは2021-2022年シーズンから『グループ (Groups)』と『デュエル (Duels)』に分けられた新しい公式予選のフォーマットが導入され、2022-2023年シーズンもこのシステムを踏襲します。
最初にすべてのドライバーが出走する『グループ』が行われ、その後、トーナメント方式の『デュエル』が行われます。
グループ (Groups)
『グループ』のセッションでは、タイム計測を2グループに分けて行います。
ドライバーズチャンピオンシップにおいて、奇数の順位のドライバーを『グループA』、偶数の順位のドライバーを『グループB』に分類します。初参加のドライバーはゼッケン順にグループ分けされます。
各グループの走行時間は12分間と定められており周回数に制限はありません。走行はグループA、グループBの順で行います。
各セッションにおいて最初の6分以内で少なくとも1回のタイム計測を行う必要があり、これを達成できなかったドライバーはスチュワードに通告されます。
公式予選『グループ』のセッションでは最大出力は300kWまで認められています。
デュエル (Duels)
デュエルは各グループの上位4名、合計8名のドライバーによってトーナメント方式で争われます。
デュエルは『準々決勝 (Quarterfinals)』、『準決勝 (Semi-finals)』、『決勝 (Final)』から構成されます。2名のドライバーがタイムアタックを行い、勝者が次のセッションへ進出します。
公式予選『デュエル』のセッションでは最大出力は350kWまで認められています。
同タイムが記録された場合は、先にタイムを記録したドライバーが上位になります。
準々決勝 (Quarterfinals)
準々決勝は以下のA、B、C、Dの組み合わせで行われ、2名のドライバーがタイムアタックで争います。速いラップタイムを記録したドライバーが次の準決勝へ進出します。
2022-2023年シーズンでは組み合わせが一部変更されました。
A
グループA 3位 vs. グループA 2位
B
グループA 4位 vs. グループA 1位
C
グループB 3位 vs. グループB 2位
D
グループB 4位 vs. グループB 1位
準決勝 (Semi-finals)
準決勝は準々決勝のA、B、C、Dの勝者により、以下の組み合わせで行われ、2名のドライバーがタイムアタックで争います。
準々決勝で記録したラップタイムの遅いドライバーが先にタイムアタックを行います。速いラップタイムを記録したドライバーが次の決勝へ進出します。
Aの勝者 vs. Bの勝者
Cの勝者 vs. Dの勝者
決勝 (Final)
決勝は準決勝の勝者同士で争われます。
準決勝で記録したラップタイムの遅いドライバーが先にタイムアタックを行います。速いラップタイムを記録したドライバーがポールポジションとなります。
スターティンググリッド
公式予選の順位はデュエルへ進出した上位8名のドライバーによって1位から8位が決定されます。進出したセッションと記録されたラップタイムに従って順位が決定されます。
9位以下はデュエルへ進出できなかった各グループの順位に基づいて決定されます。ポールポジションを獲得したドライバーが属していたグループが9位、11位、13位・・・となり、一方のグループが10位、12位、14位・・・となります。
このようにして決められた順位によってスターティンググリッドが決定します。
決勝
e-Prix
フォーミュラEの決勝レースは『e-Prix (イー・プリ)』と呼びます。
公式予選が終了してから少なくとも3時間のインターバルの後に決勝が開催されます。
通常のレースではスタートに先駆けてフォーメーションラップを1周走行しますが、フォーミュラEではコースを1周するフォーメーションラップは行われません。
レース開始前にピットアウトしたマシンがコースインし、メインストレートに設定されたダミーグリッドと呼ばれる場所に停車し、ダミーグリッド上でレーススタート時間を待ちます。フォーミュラEではこのダミーグリッドがレースをスタートするスターティンググリッドの手前に設定されています。
フォーミュラEではダミーグリッドからスターティンググリッドへの移動がフォーメーションラップとして扱われています。
レースのスタートはF1と同じようにシグナルによるスタンディングスタートで行われます。
2021-2022年シーズンのフォーミュラEのレース距離は45分間と定められていましたが、2022-2023年シーズンではF1のようにあらかじめ定められた周回数でレースが争われます。レース中にセーフティカー(SC)やフルコースイエロー(FCY)が導入された場合は、残り周回数が追加となる場合があります。
レース中の最大出力は300kWに制限されますが、シーズン後半にはピットインをして600kWの急速充電を30秒間行い4kWの電力を充電することで、一時的に350kWの出力が可能となる『アタックチャージ』が導入される予定です。
周回数の追加
フォーミュラEではレース中にセーフティカー(SC)やフルコースイエロー(FCY)が導入された場合、導入された時間に応じてレース周回数が加算されます。
セーフティカーとフルコースイエローが導入された時間の合計がカウントされ、あらかじめ設定されたリファレンスラップタイムを超えるごとに周回数が1周加算されます。
例えば、リファレンスラップタイムが1分30秒に設定されたとき、セーフティカーとフルコースイエローの導入時間が合計で4分15秒であった場合、周回数が2周加算されます。
追加される周回数は最大で7周と定められています。
レース周回数が加算される場合は、先頭車両が80パーセントのレース周回数を完了するまでにスチュワードによりタイミングモニターを介して通知されます。
セーフティカー (SC)
フルコースイエロー(FCY)
フォーミュラEではレース中、コース上に危険な状況が発生した場合は、セーフティカー(SC)やフルコースイエロー(FCY)が導入されます。
セーフティカーやフルコースイエローの運用ルールは基本的に国際モータースポーツ競技規則付則H項に準拠します。
セーフティカーやフルコースイエローが導入されている間に、アタックチャージを行うためにピットインすることは認められていません。
ファンブーストの廃止
フォーミュラEでは2021-2022年シーズンまでは『ファンブースト』と呼ばれる独自の人気投票システムがありました。レース開催前にファンによって投票が行われ、ファンから多くの票を集めた5名のドライバーに一時的にモーターの出力の上限を上げて走行することが認められていました。
残念ながら、2022-2023年シーズンのフォーミュラEでは、このファンブーストのシステムが廃止となりました。
アタックチャージ・アタックモード
2018-2019シーズンから、フォーミュラE独自の『アタックモード』と呼ばれるオーバーテイクのチャンスを増加させる新たなシステムが導入されました。
2021-2022年シーズンまではレーシングラインから外れた位置に設定される『アクティベーションゾーン』を通過することでアタックモードに入り、一時的に追加の出力を得ることができました。
2022-2023年シーズンの、前半はアクティベーションゾーンによるアタックモードが継続される予定ですが、シーズン後半にはレース中にピットインをして『アタックチャージ』と呼ばれる急速充電を行う新たなルールが導入されます。
600kWの急速充電することで4kWの電力を充電しアタックモードへ入ることができます。
タイヤ
フォーミュラEは2021-2022年シーズンまで『ミシュラン』がタイヤを供給してきましたが、2022-2023年シーズンから『ハンコック』へ変更となりました。
ハンコックは2022-2023年シーズンから4シーズンにわたってフォーミュラEへタイヤを供給します。
F1に代表されるフォーミュラカーでは晴れ用のドライタイヤと雨用のウェットタイヤを路面コンディションに合わせて使い分ける必要がありますが、フォーミュラEで採用されているタイヤは全天候型となっており、路面の影響を受けることがありません。
フォーミュラEでは各レース毎にフロントタイヤ4本、リアタイヤ4本が供給され、合計2セットのタイヤでフリー走行からレースが終了するまで走行する必要があります。
ダブルヘッダーの大会の場合は、合計で3セットまで使用することができます。
バッテリー充電
フォーミュラEのマシンは電気自動車であるため、走行後はバッテリーを充電する必要があります。供給される指定された充電器で供給される電力を使って充電をしなければならないことになっています。
アタックチャージ用の充電器はフリー走行と決勝の間のみ使用することが認められています。
ポイント
フォーミュラEでは決勝(e-Prix)の順位に応じてポイントが与えられます。
また、ポールポジションを獲得したドライバー、レース中にファステストラップを記録したドライバーにもポイントが与えられます。
シーズンを通して最も多いポイントを獲得したドライバーがシリーズチャンピオンとなります。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
25 | 18 | 15 | 12 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 | 1 |
ポールポジションに3ポイント
フォーミュラEでは公式予選でポールポジションを獲得したドライバーに3ポイントが与えられます。
ファステストラップドライバーに1ポイント
フォーミュラEではレース中にファステストラップを記録したドライバーに1ポイントが与えられます。
ファステストラップでポイントを獲得するには、レースを10位以内で完走する必要があります。
ABB Formula E World Championship
歴代チャンピオン
シリーズ | ドライバー | チーム |
2014-2015 | ネルソン ピケ Jr. | チャイナ レーシング |
2015-2016 | セバスチャン ブエミ | ルノー e.dams |
2016-2017 | ルーカス ディ グラッシ | アプト シェフラー アウディ スポート |
2017-2018 | ジャン エリック ベルニュ | テチーター |
2018-2019 | ジャン エリック ベルニュ | DS テチーター |
2019-2020 | アントニオ フェリックス ダ コスタ | DS テチーター |
2020-2021 | ニック デ フリース | メルセデスEQ フォーミュラEチーム |
2021-2022 | ストフェル バンドーン | メルセデスEQ フォーミュラE チーム |
ABB FIA Formula E World Championship
レギュレーション
関連サイト
アーカイブ