白旗 (ホワイトフラッグ)

 

 

 


 

白旗(ホワイトフラッグ White Flag)は白旗が提示されている先に低速で走行している車両がいることを意味します。白旗の提示は振動(旗を振る)で行われます。

国内のレースにおいては救急車や車両回収車などの作業車に対しても低速車とみなして白旗の対象となります。

 

 

規則

国際モータースポーツ競技規則 付則H項
(2016年3月11日発行版)

2.4.5.1 e) 白旗:
この旗は振動表示され、当該ポストの管理下にあるトラック区間に非常に低速な車両が存在していることをドライバーに示すために使用される。

 

 

低速で走行している車両がいることを知らせる

レーシングスピードに対して明らかに低速で走行している車両が存在する場合、後方のポストにて白旗が提示されます。低速で走行する車両が前方のポスト前に移動した際には、後方のポストで提示していた白旗が撤去され、前方のポストで白旗が提示されます。

マシントラブルにより低速で走行している車両や、オーバーランやスピンなどの後にコース復帰するとき、他の車両と比較して速度差があるために白旗が振られます。

停止しそうなくらいの速度で走行し、後続車両に明らかに危険を及ぼす可能性があると考えられる場合においては白旗ではなく黄旗が提示されます。

whiteflag_slow

 

 

作業車両も低速車両とみなす

救急車や車両回収のための作業車(キャタピラー車、クローラー車など)が走行している場合においても、低速車とみなして白旗が振られます。

停止車両の回収作業中はコースマーシャルがコースに出ていることが多いので、黄旗と白旗が併用されることが多いです。

このような運用は日本独自のようで、国際的な運用では作業車に対しては白旗を提示しません。なぜこのような運用になっているのか明確な経緯は分かりません。

whiteflag_sagyo

 

 

白旗は注意喚起のみ

黄旗と異なり、白旗はドライバーに対して低速で走行している車両が前方にいることを知らせるための旗ですので、ドライバーの走行を制限するものではなく、白旗無視という違反もありません。

 

 

サーキットサファリ

SUPER GTで開催されているサーキットサファリにおいては、コース上をバスが走行するため、バスを低速車とみなして、バスが走行している後方のポストでは白旗が提示されます。