スーパーフォーミュラとは

前身となる全日本F2000選手権、全日本F2選手権、全日本F3000選手権、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンを経て、2013年に全日本選手権スーパーフォーミュラ(現在は全日本スーパーフォーミュラ選手権)に名称変更すると共に日本だけではなくアジアのトップフォーミュラレースとして位置付けられています。

 

 

ダラーラ製『SF19』 (2019年シーズンから導入)

スーパーフォーミュラで使用されるマシンは2019年シーズンからこれまでの『SF14』に代わり『SF19』が導入されました。SF19はSF14同様にイタリアのダラーラ・オートモービル社製のスーパーフォーミュラのために開発されたマシンです。『クイック&ライト』と言われたSF14のコンセプトが踏襲されました。オーバーテイクをよりしやすくするために空力性能の見直しが行われました。また、リアウイング両端にリアライトが装着され、すでにF1で導入されているドライバーの 頭部を保護するHALO(ヘイロー)も導入されました。これにより走行性能だけでなく安全性も強化されました。

出典:toyotagazooracing.com

 

制作 ダラーラ・オートモービル (イタリア)
全長 5,233mm
ホイールベース 3,115mm
全幅 1,900mm
全高 960mm
最低重量 660kg以上
ギアボックス リカルド製 6速パドルシフトシステム
ブレーキ ブレンボ製 キャリパー・カーボンディスク
ステアリング KYB製 電動パワーステアリングシステム
フロントサスペンション プッシュロッド トーションバースプリング
リアサスペンション プッシュロッド
安全基準 2016 FIA セイフティレギュレーションに準拠

 

ダラーラ製『SF14』 (2014〜2018年シーズン)

スーパーフォーミュラでは2014年シーズンから2018年シーズンまでイタリア・ダラーラ社製の『SF14』が使用されました。当時のF1に迫る高い運動性能を持っており、導入初年度の2014年においてはレーシングカーの運動性能が最も試される鈴鹿サーキットの第1セクターでF1よりも速いタイムが計測され話題となりました。全ての開催サーキットにおいてSF14がこれまでのコースレコードを更新しました。

カーボンファイバー製モノコックにリカルド製6速シーケンシャルトランスミッション(パドルシフト)、ブレンボ製ブレーキ等を搭載し、車両重量はドライバーを含め660kgです。

制作 ダラーラ・オートモービル (イタリア)
全長 5,268mm
ホイールベース 3,165mm
全幅 1,910mm
全高 960mm
最低重量 660kg (ドライバー搭乗時)
ギアボックス リカルド 前進6速、パドルシステム
ブレーキ ブレンボ キャリパー、ブレンボ カーボン製ディスク
ステアリングシステム KYB 電動パワーステアリングシステム
フロントサスペンション形式 プッシュロッド トーションバースプリング
リアサスペンション形式 プッシュロッド
安全基準 FIA 2010 F1規定に基づく

 

 

2リッター直列4気筒直噴ターボエンジン

2014年シーズンからスーパーフォーミュラのエンジンは2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを採用しています。このエンジンはNRE(Nippon Race Engine)と呼ばれ、SUPER GTにおけるGT500クラスの車両と共通の仕様となっています。これにより開発面においてもコストダウンに貢献しています。スーパーフォーミュラでは、トヨタとホンダの2社がエンジン供給を行っています。2019年シーズンからマシンはSF14からSF19へ変更になりましたが、エンジンは変わらず2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを継続しています。

メーカー / 型式 本田技研工業株式会社製 / HR-417E
トヨタ自動車株式会社製 / RI4A
排気量 2,000cc
仕様 直列4気筒、ダイレクトインジェクション
過給器 ターボチャージャー(ギャレット製)
最低重量 85kg
出力 405kw (550ps)以上
出力制限方法 燃料リストリクターによる燃料流量制限

 

TOYOTA RI4A エンジン

出典:toyotagazooracing.com

 

オーバーテイクシステム

スーパーフォーミュラには独自のオーバーテイクシステムがあります。2018年シーズンまではレース中に5回(1回あたり20秒)の使用が認められていましたが、2019年シーズンからは上限100秒の時間制に変更となりました。使用回数に制限はありません。

オーバーテイクシステムの残時間はロールバーにあるLEDランプの色で分かるようになっています。残り100〜20秒の時は緑色に点灯します。残り20秒を切ると赤色に点灯します。全て使い切るとLEDは消灯します。

オーバーテイクシステムが作動すると規則で規定されている燃料流量が1時間あたり5kg増加し、エンジン出力が50馬力程度アップすると言われています。オーバーテイクシステムの作動中はロールバーのLEDランプが点滅し観客がオーバーテイクシステムの作動を知ることができます。

1度オーバーテイクシステムを使用すると100秒間は次のオーバーテイクシステムを使用することができません。この間はロールバーのLEDランプがゆっくりと点滅します。
これはオーバーテイクシステムを使って連続してブロックすることを防ぐためにこのようになっています。

 

出典:http://jaf-sports.jp/

 

ヨコハマタイヤのワンメイク

タイヤはヨコハマタイヤのワンメイクです。
2015年まではブリヂストンがタイヤを供給していました。

2017年シーズンの第4戦ツインリンクもてぎでは従来のミディアムタイヤに加えてソフトタイヤが導入され、決勝レースではソフトタイヤとミディアムタイヤの両方の仕様が義務付けられました。2019年シーズンでは全てのレースにおいてこの2スペックタイヤでのレースが予定されています。

ソフトタイヤは一般にミディアムタイヤよりも耐久性は低くなりますが、グリップ力が高い特性を持っています。

メーカー 横浜ゴム株式会社製
サイズ フロント:250/620/R13
リア:360/620/R13

 

 

コースレコード

サーキット タイム ドライバー シーズン
鈴鹿サーキット 1分35秒907 中嶋一貴 2017年
オートポリス 1分25秒937 平川 亮 2018年
スポーツランドSUGO 1分04秒694 野尻 智紀 2018年
富士スピードウェイ 1分22秒572 アンドレ・ロッテラー 2014年
ツインリンクもてぎ 1分31秒591 石浦 宏明 2018年
岡山国際サーキット 1分12秒429 石浦宏明 2015年

 

 

スーパーフォーミュラ ロゴマーク

©JRP

 

2019年 スーパーフォーミュラ スケジュール

ラウンド 日程 開催地 リザルト
第1戦 4/20~4/21 鈴鹿サーキット リザルト
第2戦 5/18~5/19 オートポリス リザルト
第3戦 6/22~6/23 スポーツランドSUGO  
第4戦 7/13~7/14 富士スピードウェイ  
第5戦 8/17~8/18 ツインリンクもてぎ  
第6戦 9/28~9/29 岡山国際サーキット  
第7戦 10/26~10/27 鈴鹿サーキット  

 

公式合同テストスケジュール

開催日 開催地
3/4~3/5 鈴鹿サーキット
3/26~3/27 富士スピードウェイ

 

スーパーフォーミュラのレース距離

スーパーフォーミュラのレース距離は最短は110km、最長300kmと規則で規定されており、オーガナイザー(主催者)がレース距離を決定し特別規則書に明記します。

2レースで開催される場合もあり、その際は、1レースの距離は最短75km、最長180kmとし、1レースと2レースの合計で合計300km以内と規定されています。

2019年シーズンは1大会1レースが基本となっています。

 

ラウンド 開催地 レース距離
第1戦 鈴鹿サーキット 250km
第2戦 オートポリス 250km
第3戦 スポーツランドSUGO 250km
第4戦 富士スピードウェイ 250km
第5戦 ツインリンクもてぎ 250km
第6戦 岡山国際サーキット 250km
第7戦 鈴鹿サーキット 250km

 

2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則 - 第6条 参加車両

 

 

2019 スーパーフォーミュラ エントリーリスト

チーム エンジン No. ドライバー
DOCOMO TEAM DANDELION RACING ホンダ 1 山本 尚貴
5 福住 仁嶺
KONDO RACING トヨタ 3 山下 健太
4 国本 雄資
TEAM LEMANS トヨタ 7
アーテム マルケロフ
8 大嶋 和也
TEAM MUGEN ホンダ 15 ダニエル ティクトゥム
16 野尻 智紀
REAL RACING ホンダ 17 トリスタン シャルパンティエ
塚越 広大
carrozzeria Team KCMG トヨタ 18 小林 可夢偉
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL トヨタ 19 関口 雄飛
20 平川 亮
VANTELIN TEAM TOM’S トヨタ 36 中嶋 一貴
37 ニック キャシディ
JMS P.MU/CERUMO・INGING トヨタ 38 石浦 宏明
39 坪井 翔
B-Max Racing with motopark ホンダ 50 ルーカス アウアー
51 ハリソン ニューウェイ
TCS NAKAJIMA RACING ホンダ 64 アレックス パロウ
65 牧野 任祐

No.17はREAL RACINGより第1戦はトリスタン シャルパンティエ選手、第2戦以降は塚越広大を起用することが発表されました。

 

規則ではエントリー台数に制限はありませんが、決勝へ出場できる台数は最大26台に規定されています。

 

2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則 - 第29条 スターティンググリッド

 

ライセンス

スーパーフォーミュラに参戦するドライバーはFIAが発給する国際B以上のライセンスが必要です。

 

2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則 - 第4条 競技許可証(ライセンス)