【8/2】F1 第11戦 ハンガリーGP スタート直後のターン1でのアクシデント

 

2020年 F1のスペアカーの使用、パワーユニット、ギアボックス交換に関するルール

2020年

 

2021年シーズンの内容については
こちらを参照ください。

 

スペアカーの使用

F1ではスペアカーの使用が禁止されています。クラッシュやトラブルなどによって走行できなくなった場合は、修理をしてマシンを修復する必要があります。また、1レースイベントにおける1チームが使用できるマシンの数も2台と定められています。

 

 

 

パワーユニット交換

F1のパワーユニットは以下に示す6つの要素から構成されています。

  • ICE (エンジン)
  • MGU-K (運動エネルギー回収システム)
  • MGU-H (熱エネルギー回収システム)
  • ES (エナジーストア)
  • TC (ターボチャージャー)
  • CE (コントロールユニット)

 


出典:honda.co.jp

 

パワーユニットを構成する各コンポーネントはシーズンを通して使用できる数に制限があります。パワーユニットの進歩と共に信頼性も向上していることから、各コンポーネントの使用できる数は年々見直しが行われています。

2020年シーズンにおける各コンポーネントの使用制限数は以下の通りです。

 

年間開催レースが15以上の場合

2020年シーズンは当初22レースで開催される予定でしたが、新型コロナウイルス『COVID-19』の感染拡大の影響により、開催スケジュールの見直しが行われました。開催レース数が15以上の場合は、各コンポーネントの年間あたりの使用制限数はICE、MGU-K、MGU-H、TCが3基まで、ES、CEが2基までと定められました。

ICE、MGU-K、MGU-H、TC

年間3基まで

 

ES、CE

年間2基まで

 

 

年間開催レースが14以下の場合

開催レース数が14以下に下がった場合は、各コンポーネントの使用制限数は年間2基までと定められました。

ICE、MGU-K、MGU-H、TC、ES、CE

年間2基まで

 

 

年間開催レースが11以下の場合

開催レース数が11以下に下がった場合は、各コンポーネントの年間あたりの使用制限数はICE、MGU-K、MGU-H、TCが2基まで、ES、CEが1基までと定められました。

ICE、MGU-K、MGU-H、TC

年間2基まで

 

ES、CE

年間1基まで

 

これらの構成要素を自由に組み合わせることができます。例えば、エンジン(ICE)を交換したとしても、エンジン以外のコンポーネントは流用することができます。

パワーユニットを構成する各コンポーネントを規定数を超えて使用する場合は、グリッド降格のペナルティが科されます。

最初に各コンポーネントの規定数を超えて使用する場合、10グリッド降格のペナルティが科されます。次回以降は5グリッドの降格ペナルティとなります。

複数のコンポーネントを規定数を超えて使用する場合は、グリッド降格のペナルティはコンポーネント毎に加算されます。

15グリッドを超える降格ペナルティが科された場合は、グリッド最後尾からのスタートとなります。最後尾スタートとなるドライバーが複数いる場合には、ペナルティが科された時間が早い方のドライバーが前方のグリッドに着きます。

 

 

ギアボックス交換

F1では年間を通して使用できるギアボックスの数に制限があります。各ドライバーはギアボックス1基を6レース連続で使用する必要があります。6レースを完了する前にギアボックス交換を行った場合は決勝のスターティンググリッドが5グリッド降格となります。

 

 

2020 FORMULA 1 SPORTING REGULATIONS

2020年4月28日

23) スペアカー、エンジン、およびギアボックス

23.1 各競技参加者は、一競技会期間中に使用可能な車両を、いかなる一時であろうとも最大2台までしか有することはできない。

23.2 3回目のフリー走行(P3)後にサバイバルセルを変更した車両を使用する、すべてのドライバーは、第36条2に記載されている手順に従ってピットレーンからスタートしなければならない。このような状況下においては、当該車両は、第34条の要件に従う必要はない。

23.3 a) 複数チームのドライバーをしていない限り(下記第23条3 c)参照)、また下記に記されている追加数を条件とし、各ドライバーは、選手権のシーズンの間、最大3基のエンジン(ICE)、3つのモータージェネレーター熱ユニット(MGU-H)、3つのターボチャージャー(TC)、2つのエネルギー貯蔵装置(ES)、2つのコントロール電子機器(CE)および3つのモータジェネレータ運動ユニット(MGU-K)を使用することができる。

FIAの同意をもって(その唯一の裁量で)、最初に参加する選手権シーズンの新パワーユニット製造者(付則9に定義される)の提供するパワーユニットを使用している一切のドライバーについては、上記a)の数が1つ増やされる。

選手権のレース数が14以下に下がった場合、各ドライバーは最大2基のエンジン(ICE)、2つのモータージェネレーター熱ユニット(MGU-H)、2つのターボチャージャー(TC)、2つのエネルギー貯蔵装置(ES)、2つのコントロール電子機器(CE))および2つのモータジェネレータ運動ユニット(MGU-K)を使用することができる。

選手権のレース数が11以下に下がった場合、各ドライバーは最大2基のエンジン(ICE)、2つのモータージェネレーター熱ユニット(MGU-H)、2つのターボチャージャー(TC)、1つのエネルギー貯蔵装置(ES)、1つのコントロール電子機器(CE))および2つのモータジェネレータ運動ユニット(MGU-K)を使用することができる。

b) 選手権シーズン中、構成要素のいずれか上記a)で定める数を超えて使用する場合、当該ドライバーは追加の各要素を使用する最初の競技会にてグリッド位置ペナルティを科される。ペナルティは以下の表に従って適用され、累積する:

構成要素のいずれか追加のものを初めて使用 グリッドを10下げるペナルティ。

以降、次に追加の構成要素を使用 グリッドを5つ下げるペナルティ。

ドライバーが15グリッドを超えるペナルティを受けた場合、スタートグリッドの後方からレースを開始することが求められる。

一旦車両のタイムトランスポンダーがピットレーンを離れたことを示したならば、6種の要素のいずれかは使用されたものとみなされる。

いずれの1つの競技会期間中でも、ペナルティの対象となる同一のパワーユニット2つ以上をドライバーが導入した場合、最後に装着されたのみ要素が、ペナルティを受けることなく次の競技会で使用できる。

c) 選手権シーズン中、どの時点であってもドライバーが変更された場合、パワーユニット使用に関する評価目的においては、変更後のドライバーも当初のドライバーとみなされる。

d) 当該パワーユニット供給業者と相談の上、FIAは、競技会にてそれらが最初に使用される前に、重要な可動部品がリビルトされたり置き換えられたりすることのないようパワーユニット内の関連要素の各々に封印を取り付ける。

競技会と競技会との間にパワーユニット要素が使用あるいは分解できないことを確実にするため、レース後のパークフェルメ終了後2時間以内に、使用されたすべてのパワーユニット要素に、追加の封印が取り付けられる。封印方法はFIAテクニカルデリゲートの合意を得なければならない。

FIAへの要請により、これらの追加の封印はそのパワーユニット要素が必要とされる次の競技会開始後に取り外される。このようなすべてのパワーユニット要素は、車両に搭載されていない間はチームの指定されたガレージエリアになければならず、競技会に参加する資格のある車両に取り付けられている場合を除き、競技会期間中いかなる時も始動させることはできない。

e) パワーユニット内の関連構成部品が最初に使用された後、FIAの封印が損傷あるいは取り除かれている場合には、それらの部品は封印がFIAの監督下にて取り除かれない限り再び使用することはできない。

23.4 2017年から2020年選手権シーズン中、1つの競技会で使用できるパワーユニットは、以下のいずれかのみである:

a) 規定に合致している要素のみで構成され、レースに導入された時点で、本規定の付則4に定義されている通りの、最新の提出承認された公認書類一式を伴うパワーユニット、あるいは

b) 2014年から2020年の間で以前公認を受けたパワーユニット。この期間にパワーユニットを公認した一切の製造者は、所与のチームが本規則付則4に記載の再公認手順を踏まなくともそのようなパワーユニットを再使用することをFIAに申請することができる。そのような一切のパワーユニットは、そのシーズンにその特定のパワーユニットについてFIAに提出した最新の公認書類一式に合致したものでなければならない。ただし、FIAがその絶対裁量にて異なるチームのパワーユニット搭載にのみ関連することを合意した部分の相違は、車両の性能に大きな影響を及ぼさないことを条件に除かれる。公認書類一式は、これらの相違点含めて更新しなければならない。FIAは、その絶対裁量にて、そのようなパワーユニットがその他の公認されたパワーユニットと公平かつ公正に競技できることについて納得しなければならない。

23.5 本条項の目的にのみ、競技会とはP3,公式予選および決勝で構成されるものとみなされる。

a) 各ドライバーは、自身のチームが参加する6つの連続する競技会に1つのギアボックスのみ使用できる。交換されたギアボックスを使用する場合、当該ドライバーは、実施された交換1回につき、その競技会のスターティンググリッド位置を5つ下げられる。

一切の交換後ギアボックスは、当該競技会の残りの部分を完了することのみが求められる。

ドライバーが決勝を完走することができなかった場合(あるいは、競技審査委員会により科された罰則以外の理由でレースをスタートできなかった場合)を除き、競技会終了時点で車両に取り付けられているギアボックスは、その後の連続6競技会に継続して使用されなければならない。テクニカルデリゲートが、チームあるいはドライバーが制御しきれないと認める理由により、6つの競技会の第1、第2、第3、第4あるいは第5の競技会を完走できなかったドライバーは、それに続く競技会を別のギアボックスでスタートすることができ、それについて罰則の適用は受けない。

車両のタイミングトランスポンダーが、一旦ピットレーンを出たことを示したならば、ギアボックスは使用されたとみなされる。

b) 6つの競技会の第1、第2、第3、第4あるいは第5の競技会を完走したドライバーがその後変更された場合、交代したドライバーは元のドライバーが使用していたギアボックスを引き続き使用しなければならない。

c) 当該チームと相談の上、FIAは、一切の重要な可動部品がリビルドされたり置き換えられたりすることのないよう、各ギアボックスが最初に競技会で使用される前に、それらに封印を取りつける。

d) チェンジギアとドグリング(ファイナルドライブあるいはリダクションギアは除く)は、競技会期間中いつでも、同一仕様のその他のものに監督下にて交換することができる。ただし、FIAテクニカルデリゲートが、当該部品に明らかな物質的損傷があり、そのような交換作業が計画性をもって実施されていないことを納得することが条件とされる。

e) 上記d)の場合以外、置き換えのギアボックスも、当初のギアボックスが最初に使用された後にそのFIA封印のいずれかが破損、または取り外された場合には、使用されたものとみなされる。

 

 

 

 

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