2021年
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、2020年シーズンのモータースポーツは、開幕が遅れたことによって、例年になく12月までモータースポーツが開催される異例の年となりました。
そのような中ではありますが、2021年の国内で開催される主要モータースポーツカテゴリーのカレンダーが徐々に発表されていますので、現状をお知らせしたいと思います。
AUTOBACS SUPER GT SERIES
2020年のSUPER GTは新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催地を富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの3か所に絞って開催されました。
2021年のSUPER GTは当初の2020年のSUPER GTの開催スケジュールをベースとしたものになっており、タイ ( チャーン インターナショナル サーキット )とマレーシア ( セパン インターナショナル サーキット )での開催を予定しています。
富士スピードウェイは東京オリンピックの自転車競技の会場となっていることから、5月の1回だけの開催を予定しています。
新型コロナウイルスの影響により、タイとマレーシアでの開催については、不透明な状況が続いていますが、ぜひ、開催が実現して欲しいと期待しています。
AUTOBACS SUPER GT SERIES
2021年 暫定開催スケジュール
ラウンド | 開催日 | 開催地 |
第1戦 | 4/10~4/11 | 岡山国際サーキット |
第2戦 | 5/3~5/4 | 富士スピードウェイ |
第3戦 | 5/29~5/30 | 鈴鹿サーキット |
第4戦 | 調整中 | チャーン インターナショナル サーキット |
第5戦 | 調整中 | セパン インターナショナル サーキット |
第6戦 | 9/11~9/12 | スポーツランドSUGO |
第7戦 | 10/23~10/24 | オートポリス |
第8戦 | 11/6~11/7 | ツインリンクもてぎ |
※2021年2月10日、SUPER GTの改定された開催スケジュールが改定され、タイとマレーシアでの開催を中止とし、ツインリンクもてぎと富士スピードウェイでの開催に変更されることになりました。
全日本スーパーフォーミュラ選手権
全日本スーパーフォーミュラ選手権と全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の2021年の開催スケジュールについては、こちらの記事を参照ください。
スーパー耐久シリーズ
スーパー耐久シリーズの2021年シーズンは今シーズンと同様の全6戦で開催される予定です。第3戦の富士スピードウェイでのレースは例年通り24時間耐久レースとして開催される予定です。
また、スーパー耐久シリーズでは2018年からピレリがタイヤ供給を行ってきましたが、2020年をもってピレリとの契約が終了となり、2021年からハンコックがスーパー耐久シリーズにタイヤを供給することが発表されました。
スーパー耐久シリーズとハンコックとの契約は3年間で2年間のオプションがあり、最大で5年間の契約となります。
スーパー耐久シリーズ
2021年 暫定開催スケジュール
ラウンド | 開催日 | 開催地 |
第1戦 | 3/20~3/21 | ツインリンクもてぎ |
第2戦 | 4/17~4/18 | スポーツランドSUGO |
第3戦 | 6/4~6/6 | 富士スピードウェイ |
第4戦 | 7/31~8/1 | オートポリス |
第5戦 | 9/18~9/19 | 鈴鹿サーキット |
第6戦 | 10/30~10/31 または 11/13~11/14 |
岡山国際サーキット |
※2021年1月26日、スーパー耐久の開催スケジュールの一部改定が発表されました。
フォーミュラ リージョナル
2020年からスタートしたフォーミュラ リージョナル ( FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP )ですが、2021年シーズンは全5大会、全13戦で開催される予定です。
特に第12戦、第13戦は鈴鹿サーキットで開催されるF1日本グランプリのサポートレースとして開催されます。
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP
2021年 暫定開催スケジュール
ラウンド | 開催日 | 開催地 |
第1戦 / 第2戦 / 第3戦 | 6/26~6/27 | 岡山国際サーキット |
第4戦 / 第5戦 | 7/30~8/1 | オートポリス |
第6戦 / 第7戦 / 第8戦 | 8/21~8/22 | スポーツランドSUGO |
第9戦 / 第10戦 / 第11戦 | 9/4~9/5 | ツインリンクもてぎ |
第12戦 / 第13戦 | 10/7~10/10 | 鈴鹿サーキット |
FIA F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP
2021年のFIA F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP )は例年通り、SUPER GTのサポートレースとして開催る予定です。
全14戦での開催を予定していますが、富士スピードウェイでのSUPER GTの開催が1回だけとなるため、スポーツランドSUGOとオートポリスでの大会については3レースが開催されます。
FIA F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP
2021年 暫定開催スケジュール
ラウンド | 開催日 | 開催地 |
第1戦 / 第2戦 | 4/9~4/11 | 岡山国際サーキット |
第3戦 / 第4戦 | 5/2~5/4 | 富士スピードウェイ |
第5戦 / 第6戦 | 5/28~5/30 | 鈴鹿サーキット |
第7戦 / 第8戦 / 第9戦 | 9/10~9/12 | スポーツランドSUGO |
第10戦 / 第11戦 / 第12戦 | 10/22~10/24 | オートポリス |
第13戦 / 第14戦 | 11/5~11/7 | ツインリンクもてぎ |
まとめ
すでに発表された2021年のモータースポーツカレンダーについては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける前の2020年のカレンダーに近い内容となっています。まだ、新型コロナウイルスの影響は収束していませんが、国内のモータースポーツは発表されたカレンダーどおりに開催されていくのだと考えます。
国内のサーキットが新型コロナウイルスの感染原因となった事例はまだありません。サーキットにおいても観客の動員数を制限したり、観客席もソーシャルディスタンスを考慮しています。ドライバーやチーム関係者と観客が接しないようにしたり、ドライバーズブリーフィングもオンラインで開催するなど、感染対策を行っているようです。
新型コロナウイルスの影響はまだ続きますが、2021年シーズンも当初の予定どおりに各シリーズが無事に開催されることを願っています。
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