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スーパーフォーミュラ 第4戦 オートポリス フォーメーションラップに出遅れた場合の対応

 

オートポリスで開催されたスーパーフォーミュラ第4戦の決勝では、TCS NAKAJIMA RACINGの大湯都史樹選手がフォーメーションラップで出遅れる場面がありました。

出遅れた大湯選手は、フォーメーションラップ中に他の車両を追い越して、もとのグリッドに戻りレースをスタートしました。その後、大湯選手にスタート手順違反としてドライブスルーペナルティが科されました。

そこで、今回はスーパーフォーミュラでフォーメーションラップに出遅れてしまった場合の対応方法について解説します。

 

 

フォーメーションラップの出遅れ

スーパーフォーミュラではフォーメーションラップの開始時刻の1分前にエンジンを始動することになっています。

スーパーフォーミュラのマシン『SF19』にはスターターが搭載されていないため、チームクルーが外部スターターを使ってエンジンを始動させます。

フォーメーションラップの開始時刻になるとグリーンフラッグが振られ、先頭の車両から順番に発進し、フォーメーションラップを開始します。

このとき、マシンを発進させる際にエンジンストールして発進できなかったり、クラッチのトラブルのため、なかなか発進できなかったりする車両が稀に発生します。

 

元のグリッドに戻ることができる場合

フォーメーションラップに出遅れたとしても、他の車両を追い越して、もとのグリッドからスタートできる場合があります。

フォーメーションラップが開始となり、トラブルなどによってうまく発進できずに出遅れてしまった場合でも、最後尾の車両がスタートラインを横切るまでに、発進することができれば、フォーメーションラップ中に他の車両を追い越して、元のグリッドからスタートすることができます。

 

最後尾スタートとなる場合

フォーメーションラップが開始となり、トラブルなどによって発進が出遅れ、最後尾の車両がスタートラインを横切るまでに発進できなかった場合は、最後尾スタートとなります。

最後尾スタートとなる合図として、メインフラッグタワーでは出遅れた車両に対してイエローフラッグが振られます。

エンジンストールをしてしまった場合は、外部スターターによるエンジン始動が必要になります。チームクルーのサポートが必要になるため、他のすべての車両がフォーメーションラップを開始した後にエンジンの再始動を行うことになります。したがって、エンジンストールの場合は、必然的に最後尾スタートになってしまいます。

ちなみに、2019年までのスーパーフォーミュラ統一規則においては、最後尾の車両がスタートラインを横切るまでに発進できなかった場合は、最後尾スタートではなく、ピットスタートと定められていました。

 

ピットスタートとなる場合

フォーメーションラップに出遅れてしまった場合は、最後尾スタートとなるため、通常はピットスタートになることはありません。

ただし、フォーメーションラップ中にスピンやコースをオーバーランをしてしまったり、マシントラブルなどによって、フォーメーションラップをスタートしたときの順位から大きく出遅れてしまった場合はピットスタートとなる場合があります。

トラブルなどによって、フォーメーションラップ中に順位を落としてしまっても、ピットロードの入口に到達するまでは、他の車両を追い越して、もとのグリッドの順位に戻ることができます。

ただし、ピットロードの入口に到達するまでに、もとのグリッドの順位に戻ることができなかった場合はピットスタートとなります。

その場合は、グリッドではなくピットロードに進入して、レースがスタートした後にピットロード出口のシグナルがグリーンに変わったタイミングでコースインし、レースに合流することができます。

ここで、ピットロードの入口の定義はどこか?と気になります。レギュレーションには明記されていませんが、ピットロード入口の定義は『第1セーフティカーライン』なのではないかと考えます。

『セーフティカーライン』とは?

 

レギュレーション

2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 統一規則

第31条 スタート手順
6. フォーメーションラップにおいて、グリッドを離れる際に出遅れてしまった車両は、最後尾の車両がスタートラインを横切る前までに動き出した場合に限り、フォーメーションラップ中に自己のポジションに戻るために他の車両を追い越すことが許される。なお、最後尾の車両がスタートラインを横切る前までに動き出せなかった車両に対しては、メインフラッグタワーにて黄旗が提示される。
上記に明記されたフォーメーションラップに出遅れた車両および理由の如何にかかわらずフォーメーションラップの途中でスタート順序の位置を保てなかった車両は、安全に配慮し、自己のポジションに戻るために他の車両を追い越すことが許される。
ただし、ピット進入ロードに到達するまでに自己のポジションに戻ることが出来なかった場合、ピットに戻り、スタートがなされた後、スタートした競技車両の集団がピット出口を通過した後に、ピット出口の信号灯にグリーンライトが点灯することによりピットスタートが許される。

 

まとめ

スーパーフォーミュラではフォーメーションラップに出遅れてしまった場合、最後尾の車両がスタートラインを横切るまでに発進することができたかどうかによって、もとのグリッドに戻ってスタートすることができるのか、最後尾スタートとなるのかが決まります。

ドライバーがレギュレーションを完全に理解するのは難しいため、通常はチームがレギュレーションを確認し、どうすれば良いのか無線でドライバーに伝えます。

今回、大湯選手がフォーメーションラップ開始の時に発進できなかった原因はクラッチのトラブルだったようです。チームが適切な指示をして、最後尾スタートを選択していればペナルティが科されることはなかったと考えます。

 

 

 

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