2024年 F1 第4戦 日本GP 開催概要

 

2020年 スーパーフォーミュラ 第3戦 スポーツランドSUGO スタート直後の第1コーナーでの接触

 

危険なドライブ行為
No.36 VANTELIN TEAM TOM’S
中嶋 一貴

スーパーフォーミュラ第3戦はスポーツランドSUGOで開催されました。コース幅やランオフエリアが狭く、また、1周の距離が短いこともあり、波乱が起きやすいサーキットでもあります。

フォーメーションラップが終了し、すべての車両がグリッドに着いた後、レッドシグナルが消灯し、レースがスタートしました。

 

 

3番グリッドからスタートしたKONDO RACINGのサッシャ・フェネストラズ選手がスタートに失敗し、ニック・キャシディ選手と野尻智紀選手に追い越されてしまいました。

6番グリッドスタートのVANTELIN TEAM TOM’Sの中嶋一貴選手はスタートでミスをしたサッシャ・フェネストラズ選手を第1コーナーでイン側から追い越そうと仕掛けたのですが、無理がありました。

中嶋一貴選手はブレーキングで止まりきれず、タイヤをロックし、タイヤスモークを上げながら、アウト側のサッシャ選手の右リアに衝突しました。

接触の衝撃は大きく、サッシャ選手は第1コーナーのアウト側にはじかれてしまいました。さらに、マシンは右リアタイヤのパンクとマシンの損傷もあったため、スロー走行でピットインすることはできましたが、レースをリタイヤせざるを得なくなりました。

 

 

サッシャ選手としては、岡山国際サーキットで開催された第2戦でも、スタート直後のアクシデントに巻き込まれてしまったため、リタイヤを強いられています。今回はスタートのミスがなければ、衝突されることはなかったのかもしれませんが、これもレースです。

一方、中嶋一貴選手は、接触によりフロントウイングにダメージがあり、数周を走行した後にフロントウイングが脱落しかけたため、ピットインしてフロントウイングを交換しました。

そして、危険なドライブ行為として、ドライブスルーペナルティが科されることになりました。映像で見ても明らかなように、中嶋一貴選手はブレーキングでミスをしており、ほとんど減速ができないまま、サッシャ選手に衝突していることがわかります。サッシャ選手はイン側のラインを残しているため、非は無いと判断できます。

 

レース展開としては、ポールポジションスタートのセルジオ・セッテ・カマラ選手がタイヤ交換直後に4コーナーで曲がりきれずにタイヤバリアに衝突したことによって、セーフティカーが導入されました。

このタイミングですべてのチームがピットインをしてタイヤ交換を済ませました。第2戦では、タイヤを交換した直後のタイヤがまだ温まっていないアウトラップの平川亮選手を坪井翔選手がコース上でオーバーテイクするというドラマがありました。

今回は、すべての車両が一斉にタイヤ交換を行い、セーフティカーラン中にタイヤを温めることができてしまったので、不確定要素が減り、ピットストップによる波乱は無くなってしまいました。

セーフティカー解除後に、ニック・キャシディ選手のオーバーテイクや平川亮選手と山本尚貴選手のバトルなどがありました。また、オーバーテイクシステムによって、メインストレートでは、何度か順位変動がありましたが、大きく順位は変わりませんでした。

スーパーフォーミュラでは、レース展開を面白くするために、第2戦からタイヤ交換の義務化を導入しましたが、セーフティカーの導入によって、あまり意味の無さない状況になってしまいました。

しかしながら、オーバーテイクシステムを使ったバトルはいくつかありましたので、今回のスポーツランドSUGOでのレースに関して言うと、オーバーテイクシステムの作動時間がもっと長ければ、より面白い展開になったかもしれません。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です