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2022年の全日本選手権におけるドライバー参加資格の変更

 

2021年8月12日、JAFは『2022年日本レース選手権規定改定』を公開しました。

その中で、2022年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権、フォーミュラ・リージョナル、FIA-F4、スーパーFJの各カテゴリーに適用されるドライバーの参加資格についての改定が発表されましたので紹介します。

 

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権では、2021年のシリーズへ参加できない条件として、『2019年~2020年のF2またはSFにおいて、シリーズランキング上位8位までの者。』と定められていました。

それが、2022年では『2021年のF2またはSFにおいて、シリーズランキング上位6位までの者。』へ改められます。

2021年にFIA F2やスーパーフォーミュラに参戦した経験があっても、シリーズランキングが上位6位以上でなければ、2022年のスーパーフォーミュラ・ライツへ参加できるようになります。

 

2022年 日本レース選手権規定の制定

第2章 全日本選手権
第16条 ドライバーの参加資格

2. SFL
国内競技運転者許可証Aもしくはそれと同等以上の所持者または、限定国内競技運転者許可証A所持者の内、JAFスポーツ資格登録規定第2条2. 8)に該当する者が参加できる。

国際格式競技の場合は、国際競技運転者許可証B以上の所持者とする。ただし、次のいずれかに該当する者は参加できない。

1) 当該選手権統一規則に定める当連盟への公式登録申請時にFIAスーパーライセンスを所持している者。

2) 2021年のF2またはSFにおいて、シリーズランキング上位6位までの者。

 

 

 

フォーミュラ・リージョナル

2020年からスタートしたフォーミュラ・リージョナルでは、2021年のシリーズへの参加資格として、『国内競技運転者許可証Aもしくはそれと同等以上国際競技運転者許可証B以下のライセンス所持者が参加できる。』と定められていました。

2022年シリーズから、『限定国内競技運転者許可証A所持者の内、JAFスポーツ資格登録規定第2条2. 8)に該当する者が参加できる。』ようになります。

通常、JAFが発給するドライバーライセンスは運転免許証が取得できる18歳以上でなければ、取得することができません。

この制約が若手ドライバーの育成の障害につながるため、JAFは、全日本カート選手権や国際格式のカートのレースで上位の成績を収めた16歳以上18歳未満のドライバーがスーパーFJやF4などのジュニアフォーミュラのレースに参戦することができるように『限定国内競技運転者許可証A』を発給しています。

つまり、2022年から限定国内競技運転者許可証Aを取得した若手ドライバーがフォーミュラ・リージョナルに参戦できるようになります。

 

2022年 日本レース選手権規定の制定

第3章 地方選手権
第19条 ドライバーの参加資格

4. FORMULA REGIONAL
国内競技運転者許可証Aもしくはそれと同等以上国際競技運転者許可証B以下のライセンス所持者、および限定国内競技運転者許可証A所持者の内、JAFスポーツ資格登録規定第2条2. 8)に該当する者が参加できる。

 

 

 

FIA-F4

2022年シーズンのFIA-F4の参加資格に大きな変更はありません。

2021年のシリーズへ参加できない条件として、『2018年~2020年にF2、SF、F3、SFL、FORMULA REGIONALのいずれかのレースにおいて3位以内に入賞した経験を有する者は、参加できない。』と定められていました。

『2018年~2020年』の文言が2022年シーズンに合わせて『2019年~2021』へ改定されます。

 

2022年 日本レース選手権規定の制定

第3章 地方選手権
第19条 ドライバーの参加資格

2. FIA-F4
限定国内競技運転者許可証Aを含み、国内競技運転者許可証Aもしくはそれと同等以上国際競技運転者許可証B以下のライセンス所持者 で、上記1. 1)~4)に定めるいずれかの条件を満たす者が参加できる。
ただし、2019年~2021年にF2、SF、F3、SFL、FORMULA REGIONALのいずれかのレースにおいて3位以内に入賞した経験を有する者は、参加できない。

 

 

 

スーパーFJ

2022年シーズンのスーパーFJの参加資格に大きな変更はありません。

FIA-F4と同様に、2021年のシリーズへ参加できない条件として、『2018年~2020年にF2、SF、F3、SFL、FORMULA REGIONALのいずれかのレースにおいて3位以内に入賞した経験を有する者は、参加できない。』と定められていました。

『2018年~2020年』の文言が2022年シーズンに合わせて『2019年~2021』へ改定されます。

 

2022年 日本レース選手権規定の制定

第3章 地方選手権
第19条 ドライバーの参加資格

3. S-FJ
限定国内競技運転者許可証Aを含み、国内競技運転者許可証Aもしくはそれと同等以上国際競技運転者許可証B以下のライセンス所持者で、上記1. 1)~4)に定めるいずれかの条件を満たす者が参加できる。
ただし、2019年~2021年にF2、SF、F3、SFL、FORMULA REGIONALのいずれかのレースにおいて3位以内に入賞した経験を有する者は、参加できない。

 

 

 

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