2020年10月9日、FIA世界モータースポーツ評議会が開催され、世界ラリー選手権 (WRC : World Rally Championship)と世界耐久選手権 (WEC : World Endurance Championship)の2021年シーズンの開催スケジュールが発表されました。
WRCとWECはとぢらもトヨタが参戦しているシリーズとしてご存じかと思います。トヨタはWRCにはTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamとして『ヤリスWRC』で2017年から参戦しています。
WECにはトヨタはTOYOTA GAZOO Racingとして2012年から参戦を開始し、2020年は『TOYOTA TS050 HYBRID』で最高峰のLMP1クラスに参戦しています。トヨタは世界三大モータースポーツの1つである『ルマン24時間耐久レース』を2018年から3年連続で優勝しています。
2021年 WRC 暫定開催スケジュール
開催日 | 開催地 |
1/24 | モンテカルロ |
2/14 | スウェーデン |
4/25 | クロアチア |
5/23 | ポルトガル |
6/6 | イタリア |
6/27 | ケニア |
7/18 | エストニア |
8/1 | フィンランド |
8/22 | イギリス |
9/12 | チリ |
10/17 | スペイン |
11/14 | 日本 |
ラリージャパン
2020年、WRCでは2010年以来となる『ラリージャパン』を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス『COVID-19』の感染拡大の影響を受けて、開催中止が決定しました。
今回、WRCの2021年の開催スケジュールが発表され、改めてラリージャパンが開催されることが明らかにされました。
ラリージャパンは北海道を舞台として2004年~2008年、2010年に6回の開催が行われてきました。今回開催する予定のラリージャパンは愛知県、岐阜県で開催されます。
ラリーカーの整備を行ったり、チーム関係者が滞在するサービスパークやラリーヘッドウォーターは愛知県長久手市にある『愛・地球博記念公園 (モリコロパーク)』に設置され、トヨタのバックアップや地元の協力もあり、大規模な大会となると見られています。
2021年 WEC 暫定開催スケジュール
開催日 | 開催地 | 大会名 |
3/13~3/14 | アメリカ | Sebring pre-season test |
3/19 | アメリカ | 1000 Miles of Sebring |
5/1 | ベルギー | Total 6 Hors of Spa-Francorchamps |
6/12~6/13 | フランス | 24 Hours of Le Mans |
7/18 | イタリア | 6 Hours of Monza |
9/26 | 日本 | 6 Hours of Fuji |
11/20 | バーレーン | 8 Hours of Bahrain |
WEC – 6 Hours of Fuji
WECは富士スピードウェイで2012年から毎年開催されています。今年で9回目の開催予定でしたが、WRC同様に新型コロナウイルスの影響により、開催中止が決定しました。
今回のWECの2021年の開催スケジュールが発表されたことにより、2021年も富士スピードウェイでWECが開催されることが明らかになりました。
まとめ
2020年は新型コロナウイルスの影響により、四輪ではF1、WRC、WEC、二輪ではMotoGP、鈴鹿8時間耐久ロードレースなど、数多くの世界選手権の開催中止が決定しました。
2021年の段階では、まだウイルスは収束していないと考えられますが、国内カテゴリーのモータースポーツにおいては、すでに観客を動員しての開催が行われるようになってきています。ドライバーやチーム関係者の入出国にまだ課題があるようですが、2021年シーズンの国際レースの開催を期待したいと思います。2021年のF1日本グランプリの正式な開催発表も待ち遠しいですね。
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