2020年
SUPER GTシリーズに出場できる車両台数は45台と定められています。GTアソシエーションはSUPER GTに出場できる優先権をシード権と定め、シード権に従って出場の優先順位を決定します。
サーキットによっては最大決勝出走台数が45台未満となる場合があります。そのため、GTAはシード権に従って事前に出場できるチームを決定します。このシード権によって、現在のSUPER GTでは予選落ちが発生しないように考慮されています。
2020年 SUPER GT 決勝最大出場台数
決勝へ出場できる台数は開催するサーキットの使用できるピットの数によって決まります。
2020年3月4日、GTAは2020年シーズンにおける決勝最大出場台数を発表しました。ほとんどのサーキットでは決勝最大出場台数はGT500クラスとGT300クラス合わせてSUPER GTに参戦できる台数と同じ45台となっています。ただし、スポーツランドSUGOとマレーシアのセパンインターナショナルサーキットでは43台、タイのチャーンインターナショナルサーキットは42台となっています。
セパンインターナショナルサーキットとチャーンインターナショナルサーキットでの開催では現地チームによるスポット参戦(ワイルドカード参戦)がある場合があります。下記の決勝最大出場台数にはスポット参戦によるチームは含まれていません。
ラウンド | 開催地 | 決勝最大出場台数 |
第1戦 | 富士スピードウェイ | 45台 |
第2戦 | 富士スピードウェイ | 45台 |
第3戦 | 鈴鹿サーキット | 45台 |
第4戦 | ツインリンクもてぎ | 45台 |
第5戦 | 富士スピードウェイ | 45台 |
第6戦 | 鈴鹿サーキット | 45台 |
第7戦 | ツインリンクもてぎ | 45台 |
第8戦 | 富士スピードウェイ | 45台 |
ラウンド | 開催地 | 決勝最大出場台数 |
第1戦 | 岡山国際サーキット | 45台 |
第2戦 | 富士スピードウェイ | 45台 |
第3戦 | 鈴鹿サーキット | 45台 |
第4戦 | チャーンインターナショナルサーキット | 42台 |
第5戦 | 富士スピードウェイ | 45台 |
第6戦 | オートポリス | 45台 |
第7戦 | スポーツランドSUGO | 43台 |
第8戦 | ツインリンクもてぎ | 45台 |
シード権の決め方
シード権にはAシード権チーム、Bシード権チーム、Cグループチームの3種類がありますが、これらのシード権チーム以外にGTAがインターナショナルチームとして最大2チームを認定することがあります。
- Aシード権チーム
- Bシード権チーム
- Cグループチーム
- インターナショナルチーム
Aシード権チーム、Bシード権チーム、インターナショナルチームのどのシードにも該当しない場合はCグループチームとなります。Aシード権チームとBシード権チームに与えられる特典とCグループチームへの参加条件についてはGTAから別途公示されます。 Cグループチームは専用ガレージの有無やチームクルーの雇用状況などGTAから審査され、承認を受けなければなりません。
Aシード権チーム |
GT500クラス GT300クラス |
インターナショナルチーム | GT300クラス GTAおよびGTEが認めたインターナショナルチーム (最大2チーム) |
Bシード権チーム | GT300クラス 2019年GT300クラスの獲得チームポイントランキング上位から数え、Aシードおよびインターナショナルチームと合算して42台以内となるチーム |
Cグループチーム |
GT300クラス |
既存のチームで45台のエントリーが埋まってしまうと、SUPER GTに新規に参戦することができません。
2020年 SUPER GT シード権チーム一覧
2020年3月4日、GTAは2020年シーズンのAシード権チーム、Bシード権チーム、インターナショナルチーム、Cグループチームを発表しました。
Aシード権チーム
GT500クラス 全15チーム
- 37 TGR TEAM KeePer TOM’S
- 23 NISMO
- 38 TGR TEAM ZENT CERUMO
- 39 TGR TEAM SARD
- 3 NDDP RACING with B-MAX
- 17 KEIHIN REAL RACING
- 36 TGR TEAM au TOM’S
- 100 TEAM KUNIMITSU
- 8 ARTA
- 19 TGR TEAM WedsSport BANDOH
- 64 Modulo Nakajima Racing
- 24 KONDO RACING
- 12 TEAM IMPUL
- 16 TEAM MUGEN
- 14 TGR TEAM WAKO’S ROOKIE
GT300クラス 18チーム
- 55 ARTA
- 96 K-tunes Racing
- 4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO
- 11 GAINER
- 56 KONDO RACING
- 65 K2 R&D LEON RACING
- 88 JLOC
- 87 JLOC
- 60 LM corsa
- 52 埼玉トヨペット Green Brave
- 10 GAINER
- 34 Modulo Drago CORSE
- 61 R&D SPORT
- 7 BMW Team Studie × CSL
- 18 TEAM UPGARAGE
- 21 Audi Team Hitotsuyama
- 25 HOPPY team TSUCHIYA
- 5 TEAM MACH
Bシード権チーム
GT300クラス 7チーム
- 9 PACIFIC D’station Racing
- 31 apr
- 2 Cars Tokai Dream28
- 50 Arnage Racing
- 360 TOMEI SPORTS
- 48 NILZZ Racing
- 30 apr
インターナショナルチーム
GT300クラス 2チーム
- 33 X Works
- 35 Panther arto Team Thailand
Cグループチーム
GT300クラス 3チーム
- 22 R’Qs MOTOR SPORTS
- 6 ADVICS muta Racing INGING
- 244 Max Racing
©GTA
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8 公式登録基準
1) 2020年本シリーズに参加できる総台数は次の45台であり、当該チームのみが公式登録申請を行うことができる。
(1)GT500クラス全チーム、および2019年度GT300クラスの獲得チームポイントランキング(各競技車両単位)で、18位までにGTAから認定されたチーム(以下、「Aシード権チーム」という)がエントリーする車両
(2)GTAおよびGTEが次の諸条件を総合考慮してインターナショナル・チームとして認めた最大2チームがGT300クラスにエントリーする車両
・競技参加者やドライバー等のチーム体制
・スポンサー状況、その他
(3)上記(1)~(2)を除き2019年度GT300クラスの獲得チームポイントランキング(各競技車両単位)上位から数え、上記(1)~(2)と合算して42台となるGT300クラスチームの車両。例えば、Aシード権チームの車両が33台、インターナショナル・チームが2台の場合、この枠では7台となる。((2)~(3)を以下、「Bシード権チーム」という。)
(4)「Aシード権チーム」および「Bシード権チーム」以外の既存チーム(GTE休会チームを含む)からGT300クラスにエントリーする車両
(5)「Aシード権チーム」、「Bシード権チーム」および上記(4)を含め、合算して45台以内で新規チームからGT300クラスにエントリーする車両。新規チームは、専用ガレージの有無やチームクルーの雇用状況等についてGTAおよびGTEの審査を受け、承認されなければならない。
((4)~(5)を以下、「Cグループチーム」という)