ターン1での接触
No.7 キミ・ライコネン
No.63 ジョージ・ラッセル
ニュルブルクリンクで開催されたF1 第11戦 アイフェルグランプリですが、決勝の12周目のターン1で接触がありました。アルファロメオのキミ・ライコネン選手がウイリアムズのジョージ・ラッセル選手をイン側から追い越そうとしたときに、キミ・ライコネン選手の左フロントタイヤとジョージ・ラッセル選手の右リアタイヤが接触しました。
接触の結果、ジョージ・ラッセル選手のマシンが浮き上がり、左リアタイヤがパンクするなど、マシンにダメージを負ってしまったことが原因でレースをリタイヤせざるを得なくなりました。
Not the kind of flying lap George Russell was looking for on Sunday 🛫#EifelGP 🇩🇪 #F1 pic.twitter.com/goKn85p8tS
— Formula 1 (@F1) October 12, 2020
この接触はキミ・ライコネン選手がブレーキングで止まりきれず、アウト側のジョージ・ラッセル選手に衝突したことが衝突の原因と考えられます。キミ・ライコネン選手はブレーキングに失敗し、タイヤをロックさせてしまった結果、ターン1のクリッピングポイントにつけず、そのまま真っすぐ進んでいることが分かります。
それに対して、ジョージ・ラッセル選手はイン側のキミ・ライコネン選手のスペースを十分に空けてアウト側いっぱいのラインを走行しており、マシンもコントロール下にあったことが分かります。
レースコントロールではこの接触が審議され、スチュワードは接触の原因がキミ・ライコネン選手にあったとして、10秒のタイムペナルティを科しました。
今回のように、ミスをしたマシンが他のマシンに衝突した場合、ミスをしたマシンにペナルティが科される可能性が高いです。ぶつけられた側に過失が無かったと証明するためにも、並走でコーナーに進入する際には、今回のジョージ・ラッセル選手のように車両1台分以上のスペースを相手に与えておく必要があります。
コメントを残す