2020年
2021年シーズンの内容については
こちらを参照ください。
ロードスター パーティレース IIIとは
ロードスター パーティレース IIIはマツダのロードスターを使用したナンバー付きのワンメイクレースです。2002年に開始され、現在では現行型(ND5RC型)のロードスターを使用したNDシリーズとNDクラブマンシリーズ、3代目ロードスター(NCEC型)を使用したNCシリーズの3シリーズが全国のサーキットで開催されています。
出典:mazda.com
レース中に車両同士の接触があった場合、チャンピオンを決定するためのポイントが与えられない独自のルールがあります。そのため、ドライバーには接触しないように運転する技術が求められますが、安全でフェアなレースが繰り広げられています。
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マツダ ロードスター NR-A ( FR / 6MT )
マツダはサーキット走行やロードスター パーティレース IIIへの参戦を楽しむためのベース車両としてマツダは『ロードスター NR-A』を販売しています。
車高調付きのビルシュタイン製のダンパーや大径ブレーキを装備しながら、サーキット走行に不要な快適装備を極力減らすことで、車両価格は2,755,500円(税込)と他グレードと比較して安価に抑えられています。また、レース専用のオプションとして、けん引フック、ロールバー、バケットシートなどが設定されています。
全長×全幅×全高 | 3,915 mm × 1,735 mm × 1,235 mm |
ホイ一ルべ一ス | 2310 mm |
トレッド (前 / 後) | 1,495 mm / 1,505 mm |
車両重量 | 1010 kg |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ |
総排気量 | 1,496 cc |
最高出力 | 97 kW [132 PS] / 7,000 rpm |
最大トルク | 152 N・m [15.5kg・m] / 4,500 rpm |
トランスミッション | 6MT |
WLTCモ一ド燃費 | 16.8 km/L |
[ 市街地モード(WLTC-L) : 12.0 ] | |
[ 郊外(WLTC-M) : 17.7 ] | |
[ 高速道路モード(WLTC-H) : 19.5 ] |
クラス
ロードスター パーティーレース IIIは『NDシリーズ』、『NDクラブマン』、『NCシリーズ』の3クラスで開催されます。ドライバーのスタイルに合わせて参戦することができます。
西日本シリーズは『NDシリーズ』、『NDクラブマン』クラスのみ、富士スピードウェイで開催される交流戦については『NDシリーズ』クラスのみの開催となります。
NDシリーズ
ND5RC 型のロードスターNR-A ユーザーで、マナーを重視しつつも競い合いを楽しみたいと考えている人が対象。独自のシリーズポイント形式を採用したクラス。
NDクラブマン
ND5RC 型のロードスターNR-A ユーザーで、勝ち負けにこだわらず安全にレースを楽しみたいと考えている人を対象にしたクラス。シリーズポイント形式は無し。
NCシリーズ
NCEC 型のロードスターNR-A ユーザーで、マナーを重視しつつも競い合いを楽しみたいと考えている人が対象。独自のシリーズポイント形式を採用したクラス。
※ロードスター パーティレース III Sporting Regulation 2020 抜粋
ライセンス・参加料
ロードスター パーティーレース IIIに参戦するには普通自動車免許とJAFが発行するJAF国内競技運転者許可証A(国内A級ライセンス)以上を保有している必要があります。
ロードスター パーティレース IIIへの1戦あたりの参加料はNDシリーズとNCシリーズが41,800円(税込)、NDクラブマンシリーズが39,600円(税込)です。
2020年 ロードスター パーティレース III スケジュール
北日本シリーズ
ラウンド | 日程 | 開催地 |
第1戦 第2戦 |
8/22 | スポーツランドSUGO |
第3戦 第4戦 |
10/3 | スポーツランドSUGO |
東日本シリーズ
ラウンド | 日程 | 開催地 |
第1戦 | 9/5 | 筑波サーキット |
第2戦 | 9/20 | 筑波サーキット |
第3戦 第4戦 |
10/25 | 筑波サーキット |
西日本シリーズ
ラウンド | 日程 | 開催地 |
第1戦 第2戦 |
6/28 | 岡山国際サーキット |
第3戦 | 9/27 | 岡山国際サーキット |
第4戦 | 11/22 | 岡山国際サーキット |
交流戦
ラウンド | 日程 | 開催地 |
交流戦 | 10/18 | 富士スピードウェイ |
エキシビションマッチ
ラウンド | 日程 | 開催地 |
模擬戦 | 3/14 | 富士スピードウェイ |
公式予選
定められた時間内でタイム計測を行い、ベストラップ順に決勝のグリッドが決定されます。
公式予選中に少なくとも1周はラップタイムが計測される必要があります。
サーキットの決勝出走台数を上回る参加台数があった場合、公式予選は2組に分かれて行われる場合があります。
また、予選を通過できなかったドライバー同士によるレース『ボーナスレース』が開催される場合があります。
プロフェッショナルクラスでは公式予選での上位3位のドライバーのベストタイム平均値の110%が公式予選通過基準タイムとなります。
クラブマンシリーズでは公式予選での上位3位のドライバーのベストタイム平均値の130%が公式予選通過基準タイムとなります。
決勝
ロードスター パーティレース IIIでは決勝レースのスタート前のグリッドに向かう1周目の走行を『パレードラン』とし、助手席に同乗者を乗せて走行することが認められています。
レースのスタート方式は、通常はスタンディングスタートで行われますが、交流戦に限り、ローリングスタートで行われます。
優勝車両のレース距離の70%以上を走行すると完走として扱われます。
レース距離
開催地 | 周回数 | レース距離 |
スポーツランドSUGO (ND) | 8 | 約 30 km |
スポーツランドSUGO (NC) | 10 | 約 37 km |
筑波サーキット | 15 | 約 30 km |
富士スピードウェイ | 8 | 約 37 km |
岡山国際サーキット | 8 | 約 30 km |
タイヤ
ロードスター パーティレース IIIではタイヤはブリヂストン製の『POTENZA Adrenalin RE004』の装着が義務付けられています。また、タイヤサイズは『195/50R16』、ホイールサイズは『16×6.5+45』に指定されています。
公式予選、決勝を通じて使用できるタイヤは4本に限られています。
タイヤバーストなど、やむを得ない理由の場合に限り、技術委員長の判断によりタイヤ交換が認められますが、予選終了後にタイヤ交換を行う場合は最後尾スタートとなります。
ポイント
決勝の順位に応じて、以下のポイントが与えられます。レース中に他車と接触したと判定された場合にはポイントが与えられません。ただし、接触した相手がタイムペナルティ以上の罰則を科せられた場合にはポイントが与えられます。シーズンを通して最も多いポイントを獲得したドライバーがチャンピオンとなります。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
20 | 18 | 16 | 14 | 12 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 |
各地域のシリーズ戦では完走したドライバーに1ポイント加算
交流戦で完走したドライバーには2ポイント加算
決勝出走台数が 10 台に満たないクラスのレースは、与えられるポイントは25%減となります。。6 台に満たないクラスのレースは、与えられるポイントは50%減となります。
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