2021年
2022年シーズンの内容については
こちらを参照ください。
ロータス カップ ジャパン とは
ロータス カップ ジャパン(Lotus Cup Japan)とはロータスが発売する『エキシージ』や『エリーゼ』といったナンバー付の市販車を使った国内で開催されるレースシリーズです。
ロータス カップ ジャパンでは車両の改造は基本的に認められず、市販されている状態の車両にロールケージや5点式シートベルトなどの安全装備、サーキットを走行するために必要となる牽引フックを取り付けただけの車両で争われます。
レース車両・クラス
ロータス カップ ジャパンに参戦するには市販されているエキシージやエリーゼ、2-イレブンといった以下の公認車両が必要です。
車両に応じて、『Class 1』、『Class 2』、『Class 3』に分けられ、それぞれのクラス毎に争われます。
クラス | 車両 |
Class 1 | エキシージ S(V6) / エキシージスポーツ350(V6) |
Class 2 | 2-イレブン CUP(2ZZ) / エキシージ(2ZZ) / エリーゼR(2ZZ) / エキシージ CUP190(2ZZ) / エキシージ S(2ZZ) / エキシージ CUP240(2ZZ) / エキシージCUP255(2ZZ) / エキシージ CUP260(2ZZ) / エリーゼ SC(2ZZ) / エリーゼS(2ZR) / エリーゼSPORT220(2ZR) / エリーゼSPRINT220(2ZR) / エリーゼCUP250(2ZR) |
Class 3 | エリーゼS(1ZZ) / エリーゼ(1ZR) / エリーゼSPORT(1ZR) / エリーゼSPRINT(1ZR) |
ライセンス・参加料
ロータス カップ ジャパンに参戦するにはJAF国内競技運転者許可証A(国内A級ライセンス)以上を保有している必要があります。
また、エントリーするには事前にLCJA(ロータスカップ・ジャパン事務局)に選手登録し、認定されなければなりません。
ロータス カップ ジャパンの年間エントリー費用は560,000円(税込)、スポット参戦費用は154,000円(税込)です。
ロータス カップ ジャパン
2021年 開催スケジュール
2020年シーズンは新型コロナウイルス『COVID-19』感染拡大の影響により、開催スケジュールの変更を強いられ、開幕戦の岡山国際サーキットでの大会と、富士スピードウェイで予定されていた特別戦の開催が中止となり、全3戦で開催されました。
2021年シーズンは富士スピードウェイ、スポーツランドSUGO、ツインリンクもてぎの3サーキットで全4戦が開催される予定です。
ラウンド | 日程 | 開催地 |
第1戦 | 5/9 | 富士スピードウェイ |
第2戦 | 7/25 | スポーツランドSUGO |
第3戦 | 9/5 | ツインリンクもてぎ |
第4戦 | 11/28 | ツインリンクもてぎ |
特別戦
ラウンド | 日程 | 開催地 |
特別戦 | 開催中止 (4/18) |
富士スピードウェイ |
特別戦 | 10/31 | 富士スピードウェイ |
ラウンド | 日程 | 開催地 |
第1戦 | 開催中止 (5/10) |
岡山国際サーキット |
第2戦 | 7/26 | スポーツランドSUGO |
第3戦 | 9/20 | ツインリンクもてぎ |
第4戦 | 11/29 | ツインリンクもてぎ |
特別戦
ラウンド | 日程 | 開催地 |
特別戦 | 開催中止 (4/5) |
富士スピードウェイ |
特別戦 | 開催中止 (10/4) |
富士スピードウェイ |
公式予選
公式予選の時間は事前に特別規則書などで決められ、公式予選の時間内にタイムアタックを行い、ベストラップ順に決勝のグリッドが決定されます。全てのドライバーは公式予選に出走し、タイム計測を行う必要があります。
各クラス上位3位のドライバーのベストタイム平均値の130%が公式予選通過基準タイムとなります。公式予選通過基準タイムをクリアできなかったドライバーは、大会審査委員会が認めた場合を除いて、決勝への出場は認められません。
決勝
ロータス カップ ジャパンのレース距離は各大会の特別規則書で公示されます。
グリッドはClass 1、Class 2、Class 3の順にクラス毎のタイム順で整列します。また、レースのスタートはスタンディング方式で行われます。
タイヤ
指定タイヤ:ADVAN A052
ロータス カップ ジャパンで使用するタイヤはヨコハマタイヤ『ADVAN A052』に指定されています。
ロータス カップ ジャパンでは公式予選、決勝を通して使用できるタイヤは4本までに制限され、事前の車検時に使用するタイヤにマーキングが行われます。
やむを得ない理由の場合に限り、レース審査委員会の承認を受けてタイヤ1本のみの交換は認められます。ただし、タイヤを2本以上交換した場合は同クラスの最後尾からのスタートとなります。
公道車検
ロータス カップ ジャパンはナンバー付き車両によるレースであるため、レース終了後に公道走行チェックが行われます。
公道車検を受けなかった場合、レース結果が抹消され、以降のレースへの参加が認められなくなります。
公道車検は以下の15項目について検査が行われます。
車体外板、かじ取り装置、制動装置、走行装置、緩衝装置、動力伝達装置、電気装置、原動機、排気系、灯火装置・方向指示器、警音器・窓拭器・洗浄液噴射装置、競技走行において異常が認められた箇所、エアバッグの作動確認、最低地上高(9cm以上)、フロント牽引フック取り外し
ポイント
ロータス カップ ジャパンでは決勝の順位に応じて、以下のポイントが与えられます。特別戦を除くシリーズ4戦を通して最も多いポイントを獲得したドライバーがチャンピオンとなります。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
20 | 15 | 12 | 10 | 8 | 6 | 4 | 3 | 2 | 1 |
同ポイントの場合、順位は特別戦2大会の合計ポイントによって決定されます。
赤旗でレースが中断したままレースが終了した場合
先頭車両が2周回を完了する前にレースが赤旗により中止された場合
レースは成立せず、ポイントは与えられません。
先頭車両が2周回を完了し、レース距離の75%未満でレースが中止された場合
レースは成立しますが、与えられるポイントは半分となります。
先頭車両がレース距離の75%以上を完了した後にレースが中止された場合
レースは成立し、全てのポイントが与えられます。
ペナルティポイント
ロータス カップ ジャパンでは国際モータースポーツ競技規則 付則 H項、L項の違反によるペナルティに対して-10ポイント以上のポイント減算のペナルティが科される場合があります。
車両規則違反が判明した場合は、それまでに獲得した当該車両のシリーズポイント全てが無効になります。
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