セーフティカー

 

 

 


SUPER GTのセーフティカー運用ルールは基本的に国際モータースポーツ競技規則付則H項に準拠していますが、独自の規定があるため複雑な運用になっています。

SUPER GTのセーフティカーは2017年シリーズからホンダNSXが採用されています。


出典:supergt.net

 

セーフティカーが導入されたら

競技長にの判断によりセーフティカーの導入が決定されたら、全てのオブザベーションポストにおいて黄旗の振動とSCボードの提示が行われ、コース全域で追い越しが禁止されます。同時にセーフティカーがピットロード出口からオレンジの回転灯を点灯させコースインします。競技車両はセーフティカーを先頭とした隊列を形成し走行を行います。これまでの手順はH項の運用手順と同じです。

 

セーフティカー中のピットイン禁止

SUPER GTにおいてはセーフティカー導入中のピットインは禁止されています。黄旗とSCボードが提示されてからピットインすると60秒以上のペナルティストップが科せられます。

セーフティカーが導入される前に既にピットインしていた車両はピット作業が認められます。セーフティカーが1周回しピットロード入口に差し掛かる時にピットロード出口のシグナルが赤に変わるので、それまでにコースインすればタイムロスはありません。

レース再開の時、セーフティカーがピットインし、全てのオブザベーションポストで黄旗とSCボードが撤去され緑旗が提示された後から競技車両はピットインすることが許可されます。

 

クラス順に隊列を形成

SUPER GTではセーフティカーが導入されたら、メインストレートでGT500クラスとGT300クラスの隊列を形成し直します。他のカテゴリーには無い独自のルールです。

セーフティカーがコースインし1周回を走行し、最初にピットロード入口付近に差し掛かったらピットロード出口のシグナルが赤に変わります。

メインストレートでは競技役員がGT500とGT300のクラスボードを提示します。GT500クラスはイン側、GT300クラスはアウト側にボードが提示されます。GT500クラスはGT500クラスのボードの前に1列に停止し、GT300クラスはGT300クラスのボードの前に1列に停止します。

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続いて各クラスのトップ車両をクラス毎の隊列の先頭になるように、トップの前の周回遅れ車両をパスさせます。競技役員の指示とセーフティカーがオレンジライトを点灯させたままグリーンライトを点灯させることにより、周回遅れ車両に対してセーフティカーをパスするように知らせます。最初にGT500クラスの頭出しを行なったあとにGT300クラスの頭出しが行われます。

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全ての頭出しが完了するとセーフティカーが動き出します。セーフティカーの後にGT500、その後ろにGT300の隊列が続いて走行を再開します。頭出しの時にセーフティカーを追い越したGT500クラスの周回遅れ車両はGT300クラスの車両を追い越してGT500クラスの隊列の最後尾に着けることが認められています。

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セーフティカー解除の手順

セーフティカー解除の手順はH項に準拠します。コース上の危険が、取り除かれるまでセーフティカー先導による周回が行われ、セーフティカーのオレンジの回転灯が消灯すると次の周回からレース再開となります。セーフティカーの回転灯が消灯されたあとはトップの車両が隊列のペースをコントロールすることができます。

セーフティカーがピットインすると全てのオブザベーションポストで黄旗とSCボードが撤去され緑旗の振動が提示されレース再開となります。レースは再開となりますが、コントロールラインを通過するまでは追い越しが禁止されます。また、このときから禁止されていたピットインも許可されます。

 

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