ドライバー

ドライバー交替

SUPER GTでは規則によって1名のドライバーがレース距離の3分の2を超えて運転してはならないため、レース途中のピットストップのタイミングでドライバー交替が行われます。

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1チームの登録ドライバーは2名ですが、富士スピードウェイでのレースにおいてはレース距離が800kmと長いため、3人目のドライバーの登録が認められています。

走行距離の長いレースにおいてはドライバー交替の回数が特別規則書で規定されるため、ピットストップ時にドライバー交替を行わず、1人のドライバーが連続して走行を続けたとしても有利にはならないようになっています。

2019 SUPER GT Sporting Regulations - 第35条 最大運転距離

 

ドライバー識別灯

SUPER GTではセッションの途中でドライバー交代を行いますが、第1ドライバー、第2ドライバーのどちらが乗車しているのか外観で分かるようになっています。フロントウィンドウの向かって右上にLEDによる表示灯があり、色で見分けられるようになっています。

  • 赤色 第1ドライバー
  • 青色 第2ドライバー
  • 緑色 第3ドライバー (第2戦、第5戦のみ登録可能)

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ライセンス

SUPER GTに参戦するドライバーはFIAが発給する国際B以上のライセンスが必要です。

2019 SUPER GT Sporting Regulations - 第4条 競技許可証(ライセンス)

 

公式予選

SUPER GTの公式予選はQ1、Q2から構成されるノックアウト方式となります。GT500クラスとGT300クラスは別々に走行を行います。

2019年シーズンからGT300クラスのQ1通過車両が14台から16台へ変更になりました。

2018年からエントリー台数の増加に伴い、Q1で組み分け方式(A組/B組)が採用される場合があることが決定されました。組み分けを実施するかどうかはレース開催前にGTAから発表されます。

2018年シーズンにおいてはスポーツランドSUGOで組み分けを実施して公式予選が行われました。

 

Q1 (組み分けがない場合)

GT300 (15分間)

  • 組み分けがない場合は全車走行の15分間セッションが行われます。
    上位16台がQ2へ進出し、17位以下はグリッド決定となります。

インターバル (5分間)

  • Q1におけるGT300クラスの走行とGT500クラスの走行の間のインターバルは5分間です。

GT500 (15分間)

  • GT500クラスの全車が走行し、上位8台がQ2へ進出。9位以下はグリッド決定。

 

Q1 (組み分けがある場合)

GT300 A組 (10分間)

  • 組み分けは前大会の競技結果成績(チーム順位)に基づき、基数順位がA組、偶数順位がB組となります。最初にGT300クラスのA組による10分間のセッションが行われます。

インターバル (8分間)

  • GT300クラスのA組とB組の走行間のインターバルは8分間です。

GT300 B組 (10分間)

  • 8 分間のインターバルの後、GT300クラスB組による10分間のセッションが行われます。各組の上位8台ずつ、合計16台がQ2へ進出。17位以下はグリッド決定となります。
  • Q1の最速タイムが速かった組の9位が17位、別の組の9位が18位、以降は交互に順位が決定されます。

インターバル (5分間)

  • Q1におけるGT300クラスの走行とGT500クラスの走行の間のインターバルは5分間です。

GT500 (15分間)

  • GT500クラスの全車が走行し、上位8台がQ2へ進出。9位以下はグリッド決定。

 

インターバル (10分間)

  • Q1のGT500クラスの走行終了から10分間のインターバルの後、Q2が行われます。

 

Q2

GT300 (10分間)

  • Q1上位16台が走行し、1~16位が決定します。

インターバル (8分間)

  • Q2におけるGT300クラスの走行とGT500クラスの走行の間のインターバルは8分間です。

GT500 (10分間)

  • Q1上位8台が走行し、1~8位が決定します。

 

 

組み分けが無い場合

 

組み分けがある場合

 

スタート

スタート手順

SUPER GTではフォーメーションラップ開始時間を起点として以下のスケジュールでスタート進行を行います。

グリッドへの試走の前に20分間のウォームアップ走行が設定されています。

フォーメーションラップ開始 内容
85分前 ウォームアップ(フリー)走行開始
65分前 ウォームアップ(フリー)走行終了
57分前 グリッドへの試走開始(ピットロード出口オープン)
54分前 グリッドへの試走終了(ピットロード出口クローズ)
  全車グリッドに付き次第、グリッドウォーク開始
5分前 コース上における全ての作業禁止
3分前 ドライバー、競技役員以外はコース上から退去
1分前 エンジン始動
30秒前 この合図のあと緑旗が振られフォーメーションラップ開始

 

ウォームアップ走行

SUPER GTでは決勝の直前にウォームアップ走行が設定されており、フォーメーションラップ開始時刻の85分前から20分間に渡って行われます。レース前のマシンセッティングや路面の状況を確認するための最終チェックを兼ねた走行が行われます。2017年シーズンから決勝日の午前中に設定されていたフリー走行が廃止されたため、ウォームアップ走行の時間が8分から20分間に拡大されました。

 

グリッドへの試走

フォーメーションラップ開始時刻の57分前になると、ピットロード出口のシグナルが赤から緑に点灯しコースオープンとなります。競技車両は自身のピットからコースインし、コースを1周走行した後にメインストレートにある自身のグリッドに着きます。

ピットオープンから3分後にピットロード出口のシグナルが赤に変わり、コースインすることができなくなります。時間内にコースインできなかった車両はピットスタートとなります。

 

ポールポジション車両のコースイン

グリッドへの試走の間に各車両が自身のグリッドに着くためにコースインしますが、SUPER GTではGT300、GT500のポールポジション車両が最後にグリッドに着く演出が行われます。

ピットロード出口のシグナルが緑から赤に変わったあと、まずGT300クラスのポールポジション車両がコースインします。その後、GT500クラスのポールポジション車両がコースインし、既にグリッドに着いている車両の間を抜けて最後にポールポジションのグリッドに着きます。

その後、フォーメーションラップ開始時刻までスタート進行に向けてカウントダウンが行われます。

 

スタート進行

グリッド上でフォーメーションラップに向けてマシンの最終チェックが行われます。フォーメーションラップ開始前に国歌斉唱や開会宣言などのセレモニーも行われます。

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パレードラップ

フォーメーションラップ開始時刻になるとSUPER GTではフォーメーションラップに先立ちパレードラップが行われます。パレードラップでは白バイやパトカー等の警察車両がSUPER GT車両を先導して1周走行を行います。パレードラップが終了すると警察車両は退去しセーフティカー先導のフォーメーションラップに切り替わります。

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フォーメーションラップ

フォーメーションラップが開始されると、グリッド前方のポストでは開始の合図としてグリーンフラッグが振られ、その他の全てのポストでは黄旗が振られます。また、コントロールライン上のシグナルブリッジではレッドシグナルが点灯されます。

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フォーメーションラップはSUPER GTのセーフティカー(Honda NSX)が隊列を先導し、競技車両はGT500クラスの隊列とGT300クラスの隊列をそれぞれ形成して走行を行います。

コース上のあらかじめ決められた位置でGRIDボードが提示されたら、競技車両は2列の隊列を形成します。これは次にコントロールラインを通過するときレーススタートとなる合図です。

 

GRIDボードが提示されたら、2列の隊列を形成する。
このあと、先導車がピットインし、レーススタートとなる。


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ローリングスタート

SUPER GTのレーススタートはローリングスタートで行われます。

先導のセーフティカーがピットインし、まずGT500クラスが2列の隊列を形成したまま、メインストレートを立ち上がります。そしてシグナルグリーンと同時にGT500クラスのスタートとなります。

 

決勝スタート時の2列隊列走行の厳格化

2018年から決勝スタート時の2列隊列走行の厳格化が規定されました。グリッドボードが提示されてからスタートシグナル(グリーンライト)が点灯するまではポールポジション車両による先導で速度は80~90km/hに制限され、加減速することが禁止されました。

また、2017年シーズンまではGT300クラスのスタートは2列の隊列を形成したまま、メインストレートを立ち上がり、コントロールライン付近に差し掛かったら先頭車両のタイミングでスタートを行っていましたが、2018年シーズンからはGT300クラスに対しても、GT500クラス同様にシグナルによるスタート合図(レッドシグナル点灯→グリーンシグナル点灯)が行われることになりました。

GT500クラス、GT300クラス共に、シグナルによるスタート合図が行われたとしても、コントロールラインを通過するまで追い越しは禁止されます。

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2019 SUPER GT Sporting Regulations - 第32条 スタート手順

 

 

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セーフティカー

SUPER GTのセーフティカー運用ルールは基本的に国際モータースポーツ競技規則付則H項に準拠していますが、独自の規定があるため複雑な運用になっています。

SUPER GTのセーフティカーは2017年シリーズからホンダNSXが採用されています。

出典:supergt.net

 

セーフティカーが導入されたら

競技長にの判断によりセーフティカーの導入が決定されたら、全てのオブザベーションポストにおいて黄旗の振動とSCボードの提示が行われ、コース全域で追い越しが禁止されます。同時にセーフティカーがピットロード出口からオレンジの回転灯を点灯させコースインします。競技車両はセーフティカーを先頭とした隊列を形成し走行を行います。これまでの手順はH項の運用手順と同じです。

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セーフティカー中のピットイン禁止

SUPER GTにおいてはセーフティカー導入中のピットインは禁止されています。黄旗とSCボードが提示されてからピットインすると60秒以上のペナルティストップが科せられます。これは他のカテゴリーにはないSUPER GT独自のルールです。

セーフティカーが導入される前に既にピットインしていた車両はピット作業が認められます。セーフティカーが1周回しピットロード入口に差し掛かる時にピットロード出口のシグナルが赤に変わるので、それまでにコースインすればタイムロスはありません。

レース再開の時、セーフティカーがピットインし、全てのオブザベーションポストで黄旗とSCボードが撤去され緑旗が提示された後から競技車両はピットインすることが許可されます。

 

クラス順に隊列を形成

SUPER GTではセーフティカーが導入されたら、メインストレートでGT500クラスとGT300クラスの隊列を形成し直します。他のカテゴリーには無い独自のルールです。

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セーフティカーがコースインし1周回を走行し、最初にピットロード入口付近に差し掛かったらピットロード出口のシグナルが赤に変わります。

メインストレートでは競技役員がGT500とGT300のクラスボードを提示します。GT500クラスはイン側、GT300クラスはアウト側にボードが提示されます。GT500クラスはGT500クラスのボードの前に1列に停止し、GT300クラスはGT300クラスのボードの前に1列に停止します。

 

メインストレートでGT500クラスとGT300クラスがそれぞれ分かれて整列し、コース上に停止する。

続いて各クラスのトップ車両をクラス毎の隊列の先頭になるように、トップの前の周回遅れ車両をパスさせます。競技役員の指示とセーフティカーがオレンジライトを点灯させたままグリーンライトを点灯させることにより、周回遅れ車両に対してセーフティカーをパスするように知らせます。最初にGT500クラスの頭出しを行なったあとにGT300クラスの頭出しが行われます。

 

GT500クラスのトップ車両の前にいる周回遅れ車両、GT300クラスのトップ車両の前にいる周回遅れ車両が順番にセーフティカーを追い越しコースを1周する。

全ての頭出しが完了するとセーフティカーが動き出します。セーフティカーの後にGT500、その後ろにGT300の隊列が続いて走行を再開します。頭出しの時にセーフティカーを追い越したGT500クラスの周回遅れ車両はGT300クラスの車両を追い越してGT500クラスの隊列の最後尾に着けることが認められています。

 

セーフティカーがスタートし、GT500クラスの隊列が続き、その後ろにGT300クラスの隊列が続いてセーフティカー先導の走行を再開する。

 

セーフティカー解除の手順

セーフティカー解除の手順はH項に準拠します。コース上の危険が、取り除かれるまでセーフティカー先導による周回が行われ、セーフティカーのオレンジの回転灯が消灯すると次の周回からレース再開となります。セーフティカーの回転灯が消灯されたあとはトップの車両が隊列のペースをコントロールすることができます。

セーフティカーがピットインすると全てのオブザベーションポストで黄旗とSCボードが撤去され緑旗の振動が提示されレース再開となります。レースは再開となりますが、コントロールラインを通過するまでは追い越しが禁止されます。また、このときから禁止されていたピットインも許可されます。

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赤旗によるセッション中断

赤旗は大雨などの天候の急変やアクシデントの発生など、安全上の理由で競技の続行が困難と競技長が判断した時に提示されます。他のカテゴリーと同様にSUPER GTにおいてもプラクティスセッション(公式予選等)と決勝で赤旗の運用手順が異なります。

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フリー走行・公式予選・ウォームアップ走行

フリー走行、公式予選、ウォームアップ走行では赤旗が提示されたら、全ての競技車両は減速して走行し、ピットインしなければなりません。赤旗が提示された後に記録されたラップタイムは無効となります。

タイムアタック中に赤旗が提示され、そのままピットインせずにタイムアタックを継続した場合、そのラップタイムが抹消されるだけでなく、赤旗無視(FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項違反)と判定され、ペナルティとなる場合があります。

SUPER GTでは公式予選で赤旗が提示される原因となった車両は、以降のセッションには出走することができません。また当該セッションで記録されたラップタイムは抹消となります。公式予選Q1でコースアウトなどによって赤旗の原因となってしまった車両は、それまでにいくら速いラップタイムを記録していたとしても必然的に予選最後尾となってしまいます。

2019 SUPER GT Sporting Regulations - 第29条 プラクティスセッション(公式予選等)

 

決勝

決勝中に赤旗が提示されたら全ての競技車両は赤旗ラインに進み、GT300クラスがアウト側1列、G500クラスがイン側1列に整列しなければなりません。赤旗が提示された後にピットインすることは認められません。

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競技車両が赤旗ライン手前で全車整列した状態で競技は中断となります。赤旗中断中に認められる作業は以下のとおりです。

  • ドライバーの乗降
  • シートベルトの脱着の補助
  • ドライバー無線の装着
  • ドリンクボトル、クールスーツの接続
  • 日除け・雨避けカバーの設置
  • 窓ふき、曇り除去

赤旗提示によってレースが中断されている間も、計時システムは停止せずにカウントを継続し、周回数も記録されます。

レースコントロールではレース再開時刻が協議され、決定され次第、チームに告知されます。

 

赤旗中断からのレース再開の手順

再開5分前

赤旗ラインに整列した車両はトップ車両が先頭に整列しているとは限りませんので、レース再開時間の5分前になったら、GT500クラス、GT300クラスのそれぞれのトップ車両の前にいる周回遅れ車両がオフィシャルの指示によってスタートします。この周回遅れ車両は他車を追い越すことなく1周し、各クラスの最後尾に着きます。

赤旗が提示されたときにピットインしていた車両は、周回遅れ車両がスタートした後にピットアウトすることができ、他車を追い越すことなく1周し各クラスの最後尾に着きます。

再開3分前

全ての作業は禁止され、ドライバー、競技役員以外の人はコース上から退去しなければなりません。

再開1分前

エンジン始動

レース再開時刻になるとグリッド前方でグリーンフラッグが振られ、SC先導によって隊列がスタートします。以降の手順はセーフティカー運用ルールに從い、セーフティカー解除の手順でレースが再スタートされます。

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赤旗中断のままレース終了

赤旗でレースが中断したまま再開できずに、そのままレースが終了となる場合もあります。
SUPER GTでは、この場合、レースが中断された周回の1周前の順位がレース結果となります。

2019 SUPER GT Sporting Regulations - 第37条 レースの中断およびレースの再開

 

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