2018年 F1規則変更内容

 

 

 


頭部保護システムハロー(HALO)を導入

2018年シーズンより、頭部保護システムとしてハロー(HALO)が正式に導入されます。フォーミュラカーはドライバーの頭部が剥き出しになっていることから、安全面で課題となってきました。

2009年のF1ハンガリーGPの公式予選では前走車よって巻き上げられたパーツがフェリペマッサ選手の頭部に直撃し走行中に意識を失いタイヤバリアにクラッシュするという事故が発生しました。インディカーシリーズでは2015年ポコノでの決勝レース中にクラッシュしたマシンの飛散したパーツが頭部に直撃したジャスティンウィルソン選手が死亡するという痛ましい事故も発生しています。

F1ではこのような事故の発生を防ぐために合同テストや金曜日のフリー走行を活用して、ハロー(HALO)の他、シールド(ポリカーボネート製のキャノピー)がテストされてきましたが、最終的にハロー(HALO)の導入が決定しました。


出典:www.formula1.com

 

パワーユニットの年間使用基数が3基に

2017年はパワーユニットの使用基数は年間4基に制限されていましたが、2018年シーズンでは年間3基に変更されます。具体的にはICE(エンジン)、MGU-K(運動エネルギー回収システム)、MGU-H (熱エネルギー回収システム)、ES(エナジーストア)、TC(ターボチャージャー)、CE(コントロールユニット)の6つのエレメントのうち、ICE、MGU-H、TCは年間3基、MGU-K、ES、CEは年間2基に制限されます。

パワーユニットのいずれかの構成要素を規定数を超えて使用するとき、10グリッド降格のペナルティとなり、同時に残りの構成要素を規定数を超えて使用するとき、構成要素1基毎に5グリッド降格のペナルティとなります。

2018年から15グリッドを超えるグリッド降格のペナルティを受ける場合は最後尾スタートとなります。複数のドライバーが最後尾スタートとなる場合は、ペナルティが発生した順から最後尾に着くことになります。

 

セーフティカースタート後の再スタートはスタンディングスタートに

レースがセーフティカースタートで開始された時、セーフティカー解除時は、隊列を先導していたセーフティカーがピットインし、ローリングスタートのように走行したままレース再スタートとなっていましたが、セーフティカー解除時の再スタートは基本的にスタンディングスタートとなります。

セーフティカー解除時の再スタート方法がスタディングスタートと決定されると、コース各所に設置されているFIA灯火パネル(デジタルフラッグ)が『SS』と表示されます。同時にチームにはタイミングモニター等を通してスタンディングスタートで再開される旨が通知されます。SSはStanding Start (スタンディングスタート)の意味です。

ドライバーはそのままの順位でグリッドに静止し、通常のレーススタートのようにスタンディングスタートが行われ、レースが再開されます。

レースコントロールがスタンディングスタートでのレーススタートが危険と判断した場合は、FIA灯火パネルには『RS』(Rolling Start)と表示され、これまで同様にローリングスタートで再開されます。